学校ブログ
学んでいく過程について③
学校では、タブレットを活用して、学ぶ機会が多くなってきました。写真は、社会の授業の一コマです。様々な情報から、問われていることを答えるのではなく、「説明してください。」というように、情報から根拠を見つけて、自分の考えを答える問題です。一問一答だけだと、知識は得ることができますが、学びが広がったり、深めたりすることはできません。利尻小学校・鬼脇中学校では、「論理的思考力」の育成を目指して、全力で取組を進めてまいります。
着衣水泳について
中学生が着衣水泳をしました。将来、子どもたちが津波にでくわしたり、河川に落ちたりすることが無いとは、限りません。このような災害時に、どのように対処するのかによって、生存率が変わります。今回は、服を着たまま溺れない、対処の仕方を考える機会になりました。服やズボンをはいて、水につかると、生地が水を吸って重くなります。一般的には、体の浮力がなくなるので、パニックになって、手足をバタバタして溺れてしまうようです。今回、子どもたちが学んだのは、慌てずに、ゆっくり、手足を広げることで、顔が浮き、浮力を得ることができることです。このような機会を設けたことで、災害時にも役立つ実践的な体験をすることができました。
北見神社例大祭について
北見神社例大祭で、小学生は鼓笛。今年から中学生は南中ソーランを鬼脇の各地域で披露しました。老健では、小学生の演奏に涙し、中学生の踊りに涙する方がいました。首を長くして、小・中学生が訪ねてくることを楽しみにしていたそうです。保護者や地域の方には、温かい拍手やご芳志をいただき、ありがとうございました。
学校教育目標の中に「郷土愛を育み」というフレーズがあります。地域愛を育てるためには、その地域の風習や慣習をリスペクトしながら、教育活動を進めて行かなければなりません。教育課程の時数の関係で、子供たちは、夏休みが1日少なくなりますが、学校だけでは教えることのできない、地域の方との交流ができたと自負しております。
子供たちが、鬼脇をもっと好きになって欲しいし、もし、鬼脇から離れることがあったとしても、獅子神楽を含めた故郷を思い出し、鬼脇を誇りにして欲しいと思います。
「鬼脇」探訪 ~ 夏の始まりの「ペシ岬」をたずねて
フェリーや飛行機で利尻へ訪れる際に、いつもお出迎えをしてくれるのがこの標高93mの「ペシ岬(通称ゴリラ岩)」ですが、フェリーの上からぼんやり眺めていたら…港に大漁旗を振った地元の方が、またいらっしゃい!とばかりにフェリーに向け全力で旗をたなびかせていました。(写真では小さくて見えない?)ただ今まで私が訪ねた福井県の「東尋坊」や青森県の「竜飛岬」など2時間サスペンスドラマや演歌好きの影響でいわゆる「崖(ガケ)」については、個人的にも大好きな方ですが、この「ペシ岬」に限ってはいつも見ていたり登ったりしても、何故か人の心をホッとさせてくれるような母なるパワースポット?かも知れません。
「鬼脇」探訪 (番外編)~ 利尻富士町のALTの先生と稚内をたずねて
(リコールなどで修繕を行った)マイカーを取りにフェリーで稚内を訪ねた際に、ALTのウッド先生と鉢あったので、地元グルメと宗谷岬などの景勝地をご案内すべく?小旅行を行いました…。最初にハンバーグで有名な「ボリューム亭」を開店時に訪ねると既に満員で大盛況でしたが、手のひら大のハンバーグランチをウッド先生とぺろりと完食し、その足で先生が行ったことのない「宗谷岬」までクルマで訪ねました。(写真では岬の塔にちなんで、とんがりポーズをお願いしましたが…)その後先日紹介した「白い道」を経由して、最後はデザート?として日本最北端にある某ファーストフード店を訪れましたが、とても2時間前に巨大ハンバーグを食べたとは思えない位、大量のハンバーガーやスイーツを互いに注文してしまって…食べ過ぎた後で強い後悔の念に襲われる、いつものパターンと化してしまいました。ウッド先生曰く、ハンバーガーはアメリカの文化そのものなのでしばらく食べないと禁断症状が襲うとの事ですが、私はハンバーガーならずとも普段食べ物を口にしないだけで禁断症状?となりますが…。
「鬼脇」探訪(番外編)~北海道の昆布をたずねて
先日に、函館の海から天然物「がごめ昆布」が海水温上昇に伴って消え、市内の売り場でも全く見当たらない(全て養殖ものへ)との話をしましたが…今度は釧路から根室にかけ獲れる「竿前昆布」(富山のコブ〆め料理などに用いられる)も同様に、資源量の減少によって今年度は「禁漁」となったとのニュースがありました。やはり海水温の上昇で海の生態系が変わったりウニやアワビも食欲旺盛?となって多くの昆布を食べてしまうなど影響は計り知れないです。一方で、利尻の気候(海水温)は比較的低いので、函館方面から「イカ」が大移動してきたり、逆に暖かくなった函館の海では「フグ」が獲れ始めるなど、日本の海自体が明らかにおかしくなっています。漁師さんにとっては生活に直結するのでまさに死活問題ですが、温暖化が北海道の農業(多種栽培へ)や観光業(避暑地振興)にとって、逆にビジネスチャンス?となりえる部分もあるので「もろ刃の剣」で実に複雑な話ではあります…。
チュプオハウ
本日、吉田教育長が来校しました。今日は、給食で「チェプオハウ」というアイヌ料理が提供されました。「チェプオハウ」とは、アイヌの言葉で、「チェプ」は魚、「オハウ」は汁物のことを意味します。鮭が入った汁物にだしをとった利尻昆布が刻んで入っていました。3・4年生教室で熱烈歓迎を受けた吉田教育長は、「おいしいわ」と終始笑顔でした。給食センターの方々には、子どもたちのために、いつも安全で安心な、おいしい、楽しい給食を提供していただき、ありがとうございます。来月も企画を考えているそうです。
「鬼脇」探訪(番外編)~宗谷岬をたずねて
週末に校舎畑の実習作業に用いる野菜などの種苗の入手なども兼ね、稚内へフェリー渡航をした際に久方ぶりに宗谷岬方面を訪ねました。写真の有名なモニュメントやサハリンの探索で有名な間宮林蔵先生の銅像をみて、近くて遠い国ロシアの方角を眺めながら、何故かしばらく感傷?に浸っておりました…。また近くの宗谷丘陵ではホタテの殻で舗装された「白い道」があるとの事で山道を登ってみたら、実にキレイな景色が広がっており快晴の日に家族やカップルで一緒に疾走したら楽しんだろうな!と思わせてくれる、海と山と白い道が織りなすあたかも絵画のような道路を堪能させて頂きました…。
「鬼脇」探訪 ~ 鴛泊フェリー港「ポルトコーヒー」をたずねて
稚内からのフェリーを降り、鴛泊ターミナル向かいのレンタカー会社の店舗に挟まれた一角に「ポルトコーヒー」があります。一見、オシャレそうな佇まいで入る際には軽く緊張をしましたが、いざ入店すると気さくなご主人と奥様からの暖かな対応をして頂いて何だかホッとしました。私はほとんどコーヒーを飲まない人間なので(某有名コーヒー店でも、堂々とカフェラテを注文…)結局「いちごミルク」を注文をしましたが…これがとても上品かつ美味しく、またホッと一息つけました。「ポルト」はポルトガル語で港を意味するそうですが、写真のようにコーヒーにも相当なこだわりを持っており、パンについても事前にオーダーして頂ければ、来訪時に出来立てのものを用意してもらえるそうです。港は島の玄関口なので、来訪時も退去時もそんなオアシスのような空間で、利尻の想い出づくりが出来れば良いかと思います。
学んでいく過程について②
子供たちは、運動会に向けて、取組を進めているところですが、普段の授業も頑張っています。あるクラスでは、算数で、自分の立てた式の説明を、ノートに書いていました。「長い文で書けないから困っている。」との声が聞こえたので、「短くても、順序立てて書くといいよ。」とアドバイスしました。その後、試行錯誤しながらも頑張っている姿が見られ、とても立派でした。また、あるクラスでは、授業のまとめを声に出しながら、プリントに書いていました。「頭の中に入れよう」「絶対覚えよう」と意欲が伝わってきて、応援したくなりました。また、あるクラスでは、教卓の上に授業のめあてやまとめ、授業過程が書いてあるノートが置いてありました。教師は、授業が命です。子供たちの資質・能力向上のために、毎時間の授業準備や改革に取り組んでいる先生方に頭がさがります。利尻小・鬼脇中の子供たちや先生方の素晴らしさを再認識した一日となりました。