学校ブログ
「鬼脇探訪」~利尻の夏のおわりを訪ねて
今年の夏は、日本列島全体が地球温暖化の影響で「灼熱地獄」と化す中、こと利尻島(宗谷地方)に至っては昨年と同様に涼しい気候が続いて、まさに軽井沢や釧路をしのぐような日本屈指の「避暑地」となっております。多分に漏れず暑がりの私は、日本一快適な避暑地?である利尻に極力留まって、折角なので島内で開催された「夏祭り(4件)」を全てハシゴ致しましたが…「鬼脇」では何故か、焼き鳥の露店で超大量の串を購入したり「鴛泊」では利尻の甘いウニの特製ミニ丼を堪能したり「沓形」ではやはり涼を求めて?停泊していた海自の掃海艇にでくわしたり「仙法志」では夏季限定出店のアップルパイを再び堪能するなどほとんど食べてばかりでしたが…シメは夜空に咲く大輪の花火まで拝ませて頂き、心行くまで利尻の短い夏を堪能させてもらいました!(ただ、各会場の「モチまき」に全て参加しそびれたのが若干心残りですが…)
「鬼脇探訪」(番外編)~香深港をたずねて
夏場には更なる涼を求めてひと時の小旅行?を味わうため、お隣り礼文島をよく訪ねますが…今年はとにかく観光客が多くて、宿や飲食店も混み合うなど近年になく一苦労ではあります。ただ露天風呂から眺める利尻富士の雄姿や、料亭御用達の香深近海の利尻昆布を食べたウニの軍艦など、一度味わうと止められない!とはこの事です。島民割引を用いて片道ワンコインで行ける旅路ではありますが、タラップの椅子に座って爽やかな風を頬に受けつつも水面をじっと眺めていると、写真のように時よりカモメがお見送り?してくれたりと、帰り際に何だかホッコリとした気持ちになります。
夏の3人旅番組について
昨日、HTBで19時から「松岡昌宏×オクラホマ夏の利尻島三人旅」という番組を見ました。収録した日は、6月28日の北見神社例大祭の日でした。松岡さんが子どもたちに、「どこの小学校?」「利尻には小学校が何校あるの?」「今日学校は?」と聞いていました。子どもたちは、「利尻小学校です。」「4校です。」「鼓笛パレードに参加しました。」と答えていました。その後、松岡さんが、「いいね。」「お祭り楽しんでね。」と話しました。松岡さんの「いいね。」は、子どもたちが地域の一員として、自分たちの鼓笛を地域の人に披露したことの「いいね。」だったと思います。今年は、中学生も南中ソーランで参加して、地域を盛り上げてくれたのではないかと思います。その後、3人は北見神社に参詣しました。番組で、鬼脇地区の歴史や子どもたちの様子を紹介してくれて、嬉しく思いました。番組が始まってから、「HTBで利尻の紹介をしているよ。」「今、利尻小の子どもたちが映っているよ。」「鬼脇のお祭りの様子が紹介されているよ。」など、上川管内の校長や知り合いから電話がたくさんかかってきました。「利尻富士町の鬼脇地区は、いいところだよ。」「地域も子どもたちもとってもいいよ。」「特に鬼脇は、住んでいる人みんなで地域行事を盛り上げるところだよ。」などと誇らしく答えました。
スケートボード女子パークについて
テレビで、パリオリンピックのライブ競技があると見てしまいます。昨日は、スケートボード女子パークの予選と決勝がありました。東京五輪では、 四十住さくらさんが金メダル。開心那さんが銀メダルでした。しかし、今回は、四十住さくらさんは、予選で敗退。 草木ひなのさんは、8位。開心那さんは、銀メダルでした。東京五輪で優勝したのに決勝に出ることができなかった四十住さくらさん。決勝で難しい技を出して、メダルを取りに行ったけど失敗した草木ひなのさん。しばらく1位をキープしていたけど、金メダルには届かなかった開心那さん。それぞれのドラマがありましたが、東京五輪と同じ銀メダルだった、開心那さんの試合後のインタビューで、「メダルを取れてうれしい気持ちもあるが、また銀メダルであと一歩、届かなかったので悔しい気持ちもある。」その上で、「東京大会の時は最後にミスをして力を出し切れなかったが、今大会は自分の出したいものを出し切れたのでうれしい」と笑顔を見せていました。ちなみに、金メダルだった、アリサ・トルーさんは、男子が出す技を出して成功させていたようです。柔道やレスリングであれば、負けて悔しくて、涙の会見となりますが、スケートボード女子の大会では、お互いにリスペクトしあっていて、東京五輪の時は、金メダルだった四十住さくらさんを出場選手みんなで胴上げしていました。自分がスケートボードをやっているからこそ、技の難易度も分かるし、自分もこの技を成功させいと練習を続けていくことになります。スケートボードに出場している選手たちは、オリンピックが終わりではなく、次の舞台で新しい技を披露するために練習を続けていくのだと思います。私たちも人生の中で、勉強に終わりはなく、幾つになっても勉強し続けなければなりません。
夏休み折り返し地点
夏休み、いかがお過ごしでしょうか。今日で15日目。明日から数えて、残すところあと15日。折り返し地点といったところでしょうか。パリではオリンピックで、連日熱戦が繰り広げられています。夏休み前に子どもたちには、規則正しい生活を送るようにと話をしましたが、どうしても見たい競技があると、ついつい遅くまで見てしまいます。結果を録画で見てもいいのですが、ライブで応援しながら見ると勝ったときの日本中が一体となった感動を味わうことができます。7月26日に稚内市で「少年の主張」宗谷地区大会が開催され、牧野結來さんが優秀賞を受賞しました。また、8月4日には、士別市で道北ジュニア陸上競技大会が開催され、川村瑛太さんが走り高跳びで参加し優勝しました。素晴らしい結果に、うれしくなりました。おめでとうございます。オリンピックに出場している選手達も、こつこつ血のにじむような努力を重ね、結果を出している選手。悔しい思いをしている選手。さまざまな人間ドラマが見え隠れしています。鬼小・鬼中の子どもたちも、こつこつ努力を積み重ねる子になって欲しです。
北海島まつりについて
28日に鬼脇地区の北海島まつりがありました。たくさんのお客さんが来場していました。以前、CS(学校運営協議会)の会議で、地域の方から「学校の先生方が見に来てくれると、子どもたちも会場に来て、盛り上がるんだけど。」との話がありました。そこで、学校の職員や利尻富士町校長会などに呼びかけて、イベントに参加することにしました。団体種目では、倒してポンやボートレースに参加しました。ボートレースでは、遠くから「校長先生がんばって」と声援があり、やる気満々になりました。残念ながら健闘空しく、隣のボートにも負けてしましましたが、楽しく参加することができてよかったです。人に声を掛けてもらうと、こんなにもやる気になるんだな。と実感しました。また、子供たちが参加していた、ダンスは、会場に花を咲かせました。キレッキの動き、衣装も決まっていて、見応えがありました。学校以外での子どもたちの素晴らしい発表を見ることができて、よかったです。楽しく参加させていただいた北海島まつりでした。
夏休みに入って4日目
今週7/27日、28日は、京都で38℃、8月上旬の関西地方は、記録的な猛暑になるのではないかと予想されています。北海道においても連日、猛暑日のニュースをよく見ます。そんな中、釧路と宗谷地方だけは、例外です。ただ、釧路においては、5/19日に30℃以上の真夏日を記録したようです。利尻島で25℃になると、体がなれていないせいか、暑く感じてしまいます。学習するには、絶好のコンディションです。お子さんは、計画通りにこつこつ勉強もしながら夏休みを過ごせているでしょうか。7/28日は、鬼脇会場にて北海島まつりが実施されます。私は、せっかく鬼脇に来たのだから、地域行事に参加して楽しもうという気持ちで、ボートレースと倒してポンにエントリーしました。みんなで楽しくお祭りを盛り上げて、地域と交流したいと考えています。応援お願いします。
「鬼脇」探訪 ~ 沓形港の波止場をたずねて
普段は豪華客船なども停泊することがある、沓形港の岸壁ですが…私は近隣の飲食店で食べ過ぎた後にキレイな夕景を眺めに、沓形の岬付近をよく徘徊します。ただ最近は観光客の方々も多くて、撮影のジャマにならないように側のこの波止場に来ています。私がいままで北海道で見た夕景の中で一番キレイだったのは釧路の幣舞橋からの夕日ですが、こちらの沓形も中々のもので眺めているとセンチメンタルジャーニー?(by松本伊代)的な気分にも襲われるので、何かに疲れた時や、心を洗ったりリセットしたい時には、おススメのスポットかも知れません。(もちろんカップルやご夫婦にも〇)
夏休み1日目
今日から夏休みが始まりました。子供たちは、夏休みの計画通り、早寝早起きができたでしょうか。学校に部活で、子供たちが来ました。学校から石崎灯台まで体力作りのために走るとのことでした。私も一緒に走って、子供たちに励ましの声を掛けてあげようと思ったものの・・・・結局追いつきませんでした。そして、「校長先生頑張って」と、逆に励まされてしまいました。学校から石崎灯台までは、往復で5kmくらいでした。記録が伸びた子もいて、継続は力なりということわざを実感しました。
全校集会
今日の昼休みに全校集会をしました。子供からも、これまで頑張ったこと、夏休みの抱負などの発表がありました。私からは、勉強について話をしました。私が昔、担任をもっていた時に、「先生、5日で宿題を終わらせたよ。」と話をする子がいました。「その後は、どうするの?」 と聞くと、「わかんない」と答えていました。
この話を利小・鬼中の子供たちにすると、1・2年生から「宿題が終わったら、ドリルをすればいいんじゃない。」と答えてくれました。自分のための勉強だということを分かっています。
勉強は、宿題を終わらせるのが目的ではなく、自分のために、自分の夢や目指す仕事のために、夢がなくても、こんな自分になりたいと思うような自分になるために、取り組むものだと思います。家族で出かけることも、親戚に人に会うことも、たのしいイベントに参加することもいいと思います。ただ、計画通り、勉強・宿題・家庭学習もこつこつと続けて欲しいと思っています。
保護者の方には、学校に御協力・御支援をいただきありがとうございました。夏休み中は、子供の話を聞いてあげて、子供が勉強に取り組む環境(優しい声かけをしてやる気にさせる、ほめてやる気にさせる、子供の話をじっくり聞いてやる気にさせる)を整えてあげてください。楽しい夏休みになるといいですね。
「鬼脇」探訪(番外編)~博多をたずねて
海の日の三連休に懲りずに福岡市を訪ねました。目的は長崎県で開通した「西九州新幹線」や、博多の夏を代表する祭り「博多祇園山笠」また日本の国宝の横綱格でもある「漢委奴国王の金印」(市博物館)を各々拝見するのが目的でしたが…新幹線は長崎・佐賀の集中豪雨で結局諦めましたが「金印」については、ガラスの中にある本物を十数分もの間、誰にも邪魔されることなく凝視してみる事が出来ました!(写真がピンぼけしてすいません…)他にも戦国マニアにはたまらない、福島正則が見事満杯の酒を飲み干した黒田家臣の母里太兵衛へ譲った「日本槍」(黒田節の由来)の本物があったり、個人的には大満足でホテルに帰りました…。 博多祇園山笠は15日即日で利尻(鬼脇)に帰る飛行機の直前、見学をしに櫛田神社へと参りましたが、最初の掛け声とともに勇壮な博多の方々が街を掛け走る姿は正に圧巻しましたが地元の方に伺うと、コレがないと博多の夏は始まらない!との話でしたので…私のような暑がりどさん子にはツラい?真夏の九州から逃げるように、半月前迄ストーブ使用の涼しい利尻へと戻ってきました。
防犯教室
小学生を対象に防犯教室を行いました。「いかのおすし」を合い言葉に、実践を交え不審者対策について学びました。「いかのおすし」とは、「いか」・知らない人について「いか」ない。の・声をかけられても、車には「の」らない。お・知らない人に連れて行かれそうになったら、「お」おきな声をだす。す・声をかけられたり、追いかけられたら「す」ぐ逃げる。し・こわいことにあったり見たりしたら、すぐに大人に「し」らせる。の語呂合わせの防犯標語です。担任の先生方が、不審者役になって、あの手この手で、子供たち近づきます。子供たちは、不審者を近づかせないように、距離感を保ち、言いくるめられないようにはっきりと断ったり、親を呼んできますと答えたりしました。友達がとった行動をどう思うか。など子供同士で交流する場面もあり、防犯について深く学ぶいい機会になりました。私からは、残念ながら、世の中は、いい大人だけでないので、このような訓練をしなければならないこと。利尻でもあるかもしれないこと、防犯を意識して生活して欲しいことなど話しました。警察の小田島さんには、大変お世話になりました。ありがとうございました。
人権教室
7月12日に鴛泊中学校で人権教室がありました。鬼脇中学校の生徒は、鴛泊中学校へ移動して、稚内人権擁護委員協議会(江川善次会長)の授業を受けてきました。目的は、いじめについて理解を深め、いじめは絶対に許されない行為であることを再認識する機会とすることでした。ビデオでは、いじめを見ている傍観者の立場で、話が展開していきました。いじめをやめさせようと思うけど、声や態度に出すと、今度は自分がいじめの標的になるかもしれないと、葛藤しながら物語が進んでいきます。最終的には、クラスの男子にも協力してもらい、いじめられている子に代わる代わる、声を掛け合い、いじめている子(4人グループ)にも、注意をしていきます。みんなで注意をすれば、標的になることはないと考えたアイディアでした。いじめを見ている傍観者の立場で、自分だったらどうするかを考えたり、話し合ったりする貴重な機会となりました。
学んでいく過程について④
新学習指導要領では、「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」の実現を目指しています。「個別最適な学び」は、「指導の個別化」と「学習の個性化」に分けることができます。「指導の個別化」とは、学習進度や学習内容を、子供一人一人のニーズに合わせて学びを設定します。写真は、Qubenaで、学んだ内容の振り返りをしているところです。子供が自分のペースで自己調整しながら学習を進めているところです。一方、「学習の個性化」とは、子供生徒の興味・関心に応じた異なる目標に向けて、学習を深めたり、広げたりする学習です。自ら適切に学習課題を設定し、課題解決に向けて取り組む力を育みます。利小・鬼中では、子供が自力解決に向けて、タブレットを効果的に活用しながら授業を進めて参ります。
「鬼脇」探訪 ~ 仙法志のアップルパイ店(季節限定)をたずねて
お隣り仙法志の街中を車で走っていたら…自治会館の側に「アップルパイ営業中」と書かれたみなれぬ旗がたなびいていたのでブレーキを掛けたところ、中では手作りのアップルパイが並べて販売されておりました!どれも美味しそうで目移りしましたが…看板商品のアップルパイを食べたところシナモンが効いており、林檎のサクサク感を残したまま芳醇で食べ応えあるアップルパイで大変満足できる味でした…。ちなみに元々埼玉県の米軍狭山基地の近くで営業しているらしく、利尻で漁をしている常連客から利尻の素晴らしさを折に触れて聞くうちに、灼熱の埼玉を逃れて利尻にて季節営業をしたい!と一心決意して、今年は6~9月の間に営業をしているようです。7月末の鬼脇でのお祭りにも出店されるようですが、お近くを通る際には是非ともお立ち寄り頂ければと思います。
小学校の参観日ありがとうございました
7月10日に小学校の参観日がありました。お忙しい中にもかかわらず、参観された保護者の皆様、ありがとうございました。保護者の皆様には、お子さんの頑張りを見ていただけたでしょうか。先生方は、解決の見通しをもたせながら授業を進めて、その授業で子供が「わかる」「できる」ようになったでしょうか。学校では、子供が自力解決できる力を付けさせたいです。子供の「見方・考え方」を豊かにして、論理的思考力の育成を目指します。
中学校3年生の授業について
中学3年生を対象に、帯広泌尿器科の小谷 典之(おたに のりゆき)医院長による性感染症の授業がありました。利尻富士町ロータリークラブとのつながりで、小谷医師の授業が実現しました。ロータリークラブとは、ボランティア活動を目的とした国際的な社会奉仕団体で、持続可能な良い変化を生むために、人びとが手を取り合って行動する世界を目指す活動している団体です。利尻富士町のロータリークラブの方もたくさん来校しました。
性感染症は、中学校の保健体育の授業で学びますが、小谷医師が、現役で現場を知っている方なので、説得力がありました。小谷医師から「思春期は誰もが性について、悩むものなんだよ。」という一言が印象的でした。子供たちは、性感染症の実態やこれから大人に向けて、性に対する考えを学びました。
中体連について
7月6日、7日、稚内市で宗谷管内中体連大会がありました。日頃の練習を糧として、自分の実力を試す場となりました。鬼脇中学校からは、3町合同サッカークラブとバトミントンで出場しました。サッカーは、若葉台球技場で稚内南中学校との試合でした。豪雨で前が見えない状況での試合となりました。声を出して、チームや自分を奮い立たせて頑張りましたが、1-3で惜しくも負けてしまいました。ただ、1点をとって相手を追い詰める、素晴らしい展開の試合でした。バトミントンは、総合体育館でありました。2日間に渡って熱戦が繰り広げられました。子供たちは、勝ったり負けたりを経験しました。ただ、どの子も最後まであきらめない鬼脇魂で戦ってくれました。保護者のみなさま、熱い応援ありがとうございました。3年生は、これで引退になります。お疲れ様でした。今日は、登校日なので子供たちは授業を頑張っています。
「鬼脇」探訪(番外編)~カムイウヰスキーの「ひむバス」をたずねて
私がドラックストアから帰途に付く途中で、金沢ナンバーの派手なバスとすれ違ったので非常に気になり、そのまま跡をつけて行ったら…利尻富士からの美味しい湧水を用いた唯一のウイスキー工場である「カムイウヰスキー」に停まり、NHK「ひむバス」の取材が始まったのでつい写真を撮ってしまいました。(申し訳ありません…後でNHKのスタッフさんに頭を下げて帰りましたが)「ひむバス」は「鶴瓶の家族に乾杯」や「ブラタモリ」などと共に、個人的には一番大好きな紀行(旅)番組で、いざ自分の身近なところで取材撮影が行われているとなると、非常に興奮を隠せませんでした。近い時期に沖縄の離島などと共に放送されるとの事で、早くも楽しみではあります。(昨年の夏休みにも私が学校に働いていた間、校舎向かいの郷土資料館で「ブラタモリ」の撮影が行われていた事も露も知らず、もしも知っていればサインの一つも貰っておけば!と後になって後悔したのを想い出します…)
畑について
PTA環境整備で、保護者の方に畑を耕してもらいました。ありがとうございました。畑には、ピーマンやじゃがいも、枝豆やタマネギ、スイカなどを植えています。写真は、子供たちが草取りをしているところです。これからも、水やりや草取りをしっかり行って、作物が大きく育つよう頑張って欲しいと思っています。
学んでいく過程について③
学校では、タブレットを活用して、学ぶ機会が多くなってきました。写真は、社会の授業の一コマです。様々な情報から、問われていることを答えるのではなく、「説明してください。」というように、情報から根拠を見つけて、自分の考えを答える問題です。一問一答だけだと、知識は得ることができますが、学びが広がったり、深めたりすることはできません。利尻小学校・鬼脇中学校では、「論理的思考力」の育成を目指して、全力で取組を進めてまいります。
着衣水泳について
中学生が着衣水泳をしました。将来、子どもたちが津波にでくわしたり、河川に落ちたりすることが無いとは、限りません。このような災害時に、どのように対処するのかによって、生存率が変わります。今回は、服を着たまま溺れない、対処の仕方を考える機会になりました。服やズボンをはいて、水につかると、生地が水を吸って重くなります。一般的には、体の浮力がなくなるので、パニックになって、手足をバタバタして溺れてしまうようです。今回、子どもたちが学んだのは、慌てずに、ゆっくり、手足を広げることで、顔が浮き、浮力を得ることができることです。このような機会を設けたことで、災害時にも役立つ実践的な体験をすることができました。
北見神社例大祭について
北見神社例大祭で、小学生は鼓笛。今年から中学生は南中ソーランを鬼脇の各地域で披露しました。老健では、小学生の演奏に涙し、中学生の踊りに涙する方がいました。首を長くして、小・中学生が訪ねてくることを楽しみにしていたそうです。保護者や地域の方には、温かい拍手やご芳志をいただき、ありがとうございました。
学校教育目標の中に「郷土愛を育み」というフレーズがあります。地域愛を育てるためには、その地域の風習や慣習をリスペクトしながら、教育活動を進めて行かなければなりません。教育課程の時数の関係で、子供たちは、夏休みが1日少なくなりますが、学校だけでは教えることのできない、地域の方との交流ができたと自負しております。
子供たちが、鬼脇をもっと好きになって欲しいし、もし、鬼脇から離れることがあったとしても、獅子神楽を含めた故郷を思い出し、鬼脇を誇りにして欲しいと思います。
「鬼脇」探訪 ~ 夏の始まりの「ペシ岬」をたずねて
フェリーや飛行機で利尻へ訪れる際に、いつもお出迎えをしてくれるのがこの標高93mの「ペシ岬(通称ゴリラ岩)」ですが、フェリーの上からぼんやり眺めていたら…港に大漁旗を振った地元の方が、またいらっしゃい!とばかりにフェリーに向け全力で旗をたなびかせていました。(写真では小さくて見えない?)ただ今まで私が訪ねた福井県の「東尋坊」や青森県の「竜飛岬」など2時間サスペンスドラマや演歌好きの影響でいわゆる「崖(ガケ)」については、個人的にも大好きな方ですが、この「ペシ岬」に限ってはいつも見ていたり登ったりしても、何故か人の心をホッとさせてくれるような母なるパワースポット?かも知れません。
「鬼脇」探訪 (番外編)~ 利尻富士町のALTの先生と稚内をたずねて
(リコールなどで修繕を行った)マイカーを取りにフェリーで稚内を訪ねた際に、ALTのウッド先生と鉢あったので、地元グルメと宗谷岬などの景勝地をご案内すべく?小旅行を行いました…。最初にハンバーグで有名な「ボリューム亭」を開店時に訪ねると既に満員で大盛況でしたが、手のひら大のハンバーグランチをウッド先生とぺろりと完食し、その足で先生が行ったことのない「宗谷岬」までクルマで訪ねました。(写真では岬の塔にちなんで、とんがりポーズをお願いしましたが…)その後先日紹介した「白い道」を経由して、最後はデザート?として日本最北端にある某ファーストフード店を訪れましたが、とても2時間前に巨大ハンバーグを食べたとは思えない位、大量のハンバーガーやスイーツを互いに注文してしまって…食べ過ぎた後で強い後悔の念に襲われる、いつものパターンと化してしまいました。ウッド先生曰く、ハンバーガーはアメリカの文化そのものなのでしばらく食べないと禁断症状が襲うとの事ですが、私はハンバーガーならずとも普段食べ物を口にしないだけで禁断症状?となりますが…。
「鬼脇」探訪(番外編)~北海道の昆布をたずねて
先日に、函館の海から天然物「がごめ昆布」が海水温上昇に伴って消え、市内の売り場でも全く見当たらない(全て養殖ものへ)との話をしましたが…今度は釧路から根室にかけ獲れる「竿前昆布」(富山のコブ〆め料理などに用いられる)も同様に、資源量の減少によって今年度は「禁漁」となったとのニュースがありました。やはり海水温の上昇で海の生態系が変わったりウニやアワビも食欲旺盛?となって多くの昆布を食べてしまうなど影響は計り知れないです。一方で、利尻の気候(海水温)は比較的低いので、函館方面から「イカ」が大移動してきたり、逆に暖かくなった函館の海では「フグ」が獲れ始めるなど、日本の海自体が明らかにおかしくなっています。漁師さんにとっては生活に直結するのでまさに死活問題ですが、温暖化が北海道の農業(多種栽培へ)や観光業(避暑地振興)にとって、逆にビジネスチャンス?となりえる部分もあるので「もろ刃の剣」で実に複雑な話ではあります…。
チュプオハウ
本日、吉田教育長が来校しました。今日は、給食で「チェプオハウ」というアイヌ料理が提供されました。「チェプオハウ」とは、アイヌの言葉で、「チェプ」は魚、「オハウ」は汁物のことを意味します。鮭が入った汁物にだしをとった利尻昆布が刻んで入っていました。3・4年生教室で熱烈歓迎を受けた吉田教育長は、「おいしいわ」と終始笑顔でした。給食センターの方々には、子どもたちのために、いつも安全で安心な、おいしい、楽しい給食を提供していただき、ありがとうございます。来月も企画を考えているそうです。
「鬼脇」探訪(番外編)~宗谷岬をたずねて
週末に校舎畑の実習作業に用いる野菜などの種苗の入手なども兼ね、稚内へフェリー渡航をした際に久方ぶりに宗谷岬方面を訪ねました。写真の有名なモニュメントやサハリンの探索で有名な間宮林蔵先生の銅像をみて、近くて遠い国ロシアの方角を眺めながら、何故かしばらく感傷?に浸っておりました…。また近くの宗谷丘陵ではホタテの殻で舗装された「白い道」があるとの事で山道を登ってみたら、実にキレイな景色が広がっており快晴の日に家族やカップルで一緒に疾走したら楽しんだろうな!と思わせてくれる、海と山と白い道が織りなすあたかも絵画のような道路を堪能させて頂きました…。
「鬼脇」探訪 ~ 鴛泊フェリー港「ポルトコーヒー」をたずねて
稚内からのフェリーを降り、鴛泊ターミナル向かいのレンタカー会社の店舗に挟まれた一角に「ポルトコーヒー」があります。一見、オシャレそうな佇まいで入る際には軽く緊張をしましたが、いざ入店すると気さくなご主人と奥様からの暖かな対応をして頂いて何だかホッとしました。私はほとんどコーヒーを飲まない人間なので(某有名コーヒー店でも、堂々とカフェラテを注文…)結局「いちごミルク」を注文をしましたが…これがとても上品かつ美味しく、またホッと一息つけました。「ポルト」はポルトガル語で港を意味するそうですが、写真のようにコーヒーにも相当なこだわりを持っており、パンについても事前にオーダーして頂ければ、来訪時に出来立てのものを用意してもらえるそうです。港は島の玄関口なので、来訪時も退去時もそんなオアシスのような空間で、利尻の想い出づくりが出来れば良いかと思います。
学んでいく過程について②
子供たちは、運動会に向けて、取組を進めているところですが、普段の授業も頑張っています。あるクラスでは、算数で、自分の立てた式の説明を、ノートに書いていました。「長い文で書けないから困っている。」との声が聞こえたので、「短くても、順序立てて書くといいよ。」とアドバイスしました。その後、試行錯誤しながらも頑張っている姿が見られ、とても立派でした。また、あるクラスでは、授業のまとめを声に出しながら、プリントに書いていました。「頭の中に入れよう」「絶対覚えよう」と意欲が伝わってきて、応援したくなりました。また、あるクラスでは、教卓の上に授業のめあてやまとめ、授業過程が書いてあるノートが置いてありました。教師は、授業が命です。子供たちの資質・能力向上のために、毎時間の授業準備や改革に取り組んでいる先生方に頭がさがります。利尻小・鬼脇中の子供たちや先生方の素晴らしさを再認識した一日となりました。
教職員運動会うち合わせ
利小・鬼中の運動会が、6月9日(日)に予定されています。競技種目の一つに「鬼脇タイフ-ン」という種目があります。子どもたちに主体的に取り組ませるためにも、「危険はないか」「勝敗はどこで判断するのか」「ルールはどうなっているのか」など、実際にやってみて、共通理解をしながら進めることが必要です。下の写真は、放課後に教職員が集まって、確認をしているところです。リハーサルの大切さを実感した一コマになりました。
環境整備活動ありがとうございました
19日(日)は、朝からいい天気に恵まれました。保護者の方には、お休みの日ではありましたが、事業部を中心に環境整備作業をしていただき感謝申し上げます。学校の敷地内のゴミ拾いやグランドの石拾い、学校の畑おこしなど、たくさんの保護者に来ていただきました。今後、畑にいろいろな作物を植えて、育てていきたいと考えています。ありがとうございました。
「鬼脇」探訪 ~ 山梨の「富士山」と北海道の「利尻富士」を訪ねて
週末などのアテのない時に、独り身の私がたまにフラっと立ち寄るスポットに「白い恋人の丘」(鬼脇)があります。かの有名なお菓子が入った箱の表紙ラベルの原型となった風景で有名ですが…” 利尻山 ”よりも通称の「利尻富士」の方が一般的にメジャーな感があります。日本全国には富士山に敬意を表し、形状が似ている山を「〇〇富士」との呼称で読んでいますが(羊蹄山~蝦夷富士、岩木山~津軽富士など)やはり「総本山」たる富士山を見ると、さすがの絶景でつい拝みたくなります!ただインバウンドを始めとした多くの登山者やそれに伴うゴミなどの環境破壊で、世界自然遺産ではなく「世界文化遺産」での登録となっており、山梨県では登山客を制限すべく「専用登山列車」の設置も検討しているようです…。利尻富士もそうですが遠巻きに美しい雄姿であっても、いざ近づくと大量のゴミや環境破壊があれば「フジヤマ」の名がすたるので、是非とも注意したい課題ではあります。
学んでいく過程について①
毎日教室を回っています。子どもたちが、授業で思考しながら、真剣に課題に向き合っている様子や昨日よりも「わかる」「できる」ようになった子どもたちの笑顔の成長を見たいからです。子どもたちが授業を受けていて気が付いたことをご紹介します。1つ目は、ひらがなや漢字の書き取りで、自分の書いた文字に納得がいかなくて、字形を整えて書き直していました。自分の取組を顧みて、自己調整しながらの取組がよかったです。2つ目は、理科の実験で、酸素を燃やす実験が終わった後に、「もう一回やってみよう」と意欲的に取り組んでいました。実験は、体験的な探究心を育てます。「なぜ」、「なんで」、「どうして」という気持ちがさらなる向上心に結びつきます。私も結果に振り回されていますが、結果は、取り組んでいる過程があってのものなので、今後とも子どもたちの学習に取り組んでいる過程で、素晴らしいと思ったことをご紹介していきます。
「鬼脇」探訪(番外編)~大東京と山梨をたずねて
GWの後半を利用して3日行程で東京と山梨(富士芝桜まつり)を訪ねましたが…東京は改めて何度訪ねても人も街も多すぎて、私のような田舎者には混乱してしまいます!写真は六本木・テレビ朝日前の「毛利庭園(旧長州藩園庭)」から東京タワーに向かって撮影したものですが、夜の景色一つとっても色んな顔を見せるので、刺激が欲しい?方にはうってつけの場所と言えそうです。よく都会の人間は、空気もマズいし運動もろくたらしないから健康に悪い!と言われたりしますが、東京については案外、緑地帯が多かったり(ゴミ捨てにも車を利用する私とは異なって)隣の駅まで平気に歩く方が多いので、都会人の方がより歩いているかも知れません…。一方できれいな富士山と芝桜をめでる為に日帰りバスツアーで山梨へ行き、写真のような美しい富士を拝むことが出来たものの、帰りの中央自動車道ではニュースでお馴染み?小仏トンネル付近で数十キロの渋滞にハマり、事故渋滞も重なって結局5時間遅れでの到着となり、都会の洗礼?をダイレクトに受けてしまいました…。その後に札幌経由で利尻まで帰途に付きましたが、やはり心が落ち着くとはこの事で「ふるさとは遠きにありて想うもの」とはよく言ったものだ!と痛感させられます…。
「鬼脇」探訪(番外編)~大阪・徳島をたずねて
GWにかけ昭和の日の三連休に格安航空券を手に、大阪の街や徳島県の大塚国際美術館を訪ねました。大阪は来年の万国博覧会を控え日本人と共にインバウンド観光客でひしめいていました。中でも写真の「通天閣」やミナミ周辺では夜も人で溢れかえり、脱コロナを肌身で実感させられる賑やかさでした。ただ隣の県にいくと、逆に人がマバラだったりもするので「観光の二極化」も進んでいるようです。一方で過度な円安で日本人の海外旅行需要が減る中、徳島県にある「大塚国際美術館」では西洋美術の粋を集めた作品が一堂に見られるとあって、多くの日本人などが来館していましたが…中でもイタリアのシスティーナ礼拝堂を模したこのホールでは、数年前に歌手の米津さんが紅白歌合戦でLEMONを熱唱した事で有名な場所で、やはりひっきりなしにお客さんでひしめいていました。GWの全国津々浦々の本格的な賑やかさがコロナ禍からやっと戻ってきた事を実感する街歩きでした…。
「鬼脇」探訪 ~ 今年は観光客も熱い?利尻空港をたずねて
長~いコロナ禍が明け、インバウンド観光客のみならず日本国民も久しく我慢していた旅行にいざ出よう!と思った矢先の円安地獄?で、日本人の海外旅行客数もV字回復とはならず、旅行先も所謂「安・近・短」な近場(アジア等)に偏っているようです。そして円安の影響を受けない国内旅行が活況の中でその「穴場」として、ここ利尻島も全国的に高い注目を受けているようです!ニセコが25年前のたった1人のオーストラリア人の「口コミ」によって、今や世界有数のリゾート地へ変貌を遂げたのは有名な話ですが、利尻へも風光明媚なパウダースノーを求め欧米から多くのスキーヤが来島したり、日本百名水の甘露泉水に惚れ込んだ1人のニューヨーカーによりウヰスキー醸造所が出来たりと「口コミ」への期待は膨らむ一方です…。新千歳や丘珠経由の玄関口である利尻空港も、いままで早割などで安価に入手できた航空券が、現時点で昨年よりもかなり価格上昇している事からも、確実に利尻観光への熱い視線を感じます!これからは日本ハムファイターズのみならず利尻への観光も(オタトマリ沼や白い恋人の丘や利尻プリンも併せて?)上昇気流と共に、クライマックス(シリーズ)へ向かう事を、鬼脇から心より祈念する今日この頃です。
参観日・懇談会 ありがとうございました
本日の参観日にお越しいただき、ありがとうございました。
保護者の方には、今日の子どもの様子は、どのように映ったでしょうか。
家庭とは違う一面を見ることができたのかもしれません。
私が今年度の学校経営の重点、「挨拶」「勉強」「挑戦」
についてお話をしました。特に「勉強」については、
子どもたちが将来生きていくために必要な「見方」・「考え方」を養う
大切なツールの1つです。先日行われた、全国学力学習状況調査の問題と
解答をリンクします(国立教育政策研究所)。
https://www.nier.go.jp/24chousa/24chousa.htm
国が子どもたちに付けさせたい力とは、
様々な資料や文を読み取って必要なことを書き出したり、
自分の考えをまとめたり、立式の説明したりなどの論理的思考力です。
今の大人が小学生や中学生の時とは、まったく別の問題となっています。
一度解かれてみてはいかがでしょうか。
こんな難しい問題を子どもたちは解いています。
小6・中3の問題に私も恥ずかしながら、本当にあっているのか不安に
なった問題がありました。
子どもには、優しい言葉がけをしながら、取り組んでいることを認め
勉強のやる気を引き出してあげてください。
「鬼脇」探訪 ~ 静寂を取り戻す鴛泊フェリーターミナルをたずねて
3月末から4月初頭にかけて、各校の先生方が別れと出会いを重ねる「交差点」として、こちらの鴛泊港では実に多くの歓声や紙テープが舞い飛びました!やはりこの頃は”超繁忙期”とあって2~3mと波が高く微妙な状況であっても、百戦錬磨の船員さんが先生方の異動の船出を遮ることなく、定時に出航(来航)して頂きました。(旅費を計算する事務職員としても、大変有難い限りですが…)本土にいると「人事異動」が単なるお引越しに過ぎないイベントであっても、利尻ではあたかも人生のクライマックスのようについ感極まってしまう(泣いているお子さんを見ても…)今日この頃です。
「鬼脇」探訪 ~ 春の利尻富士をたずねて
春は別れと出会いの季節でもありますが、利尻の地にも少しずつ春の足音が聞こえてきます…(私事ですが)島内の某カラオケ店では「なごり雪」や「桜(森山直太朗)」や果ては「宗谷岬」などを自然と口ずさむ機会も多いですが、今年度は爆弾低気圧による度重なる道道の通行止めや飛行機やフェリーの欠航など、自然の厳しさをひしひしと痛感させられる冬でした。(除雪作業などに従事されていた方々には、改めて頭の下がる想いですが…)ただこれから学校周辺ではふきのとうが芽吹き始め、夏場にかけてのオンシーズンには利尻の素晴らしい景色と気候とグルメ?が待っているので、私ならずとも大変心待ちにする?今日この頃です。
修了式
▽本日、修了式を実施し、令和5年度を締めくくりました。4月から始まって丸1年。児童生徒たちは、日々を積み重ねた分だけ成長しています。全てにおいて誠実に取り組みました。粘り強くなりました。優しくなりました。背も伸びましたし、表情も大人になりました。・・・等々。それぞれが頑張りを継続できたと断言します。悩んだり、失敗したことも大人に近づくための一歩であったと思います。利尻小鬼脇中の児童生徒として、来年度も力いっぱい努力を続けていきましょう。
▽児童生徒にとって「行きたい学校」であったのか。保護者や地域にとって「行かせたい学校」であったのか。我々教職員は、自問自答しながら教育活動に邁進するのみであると思います。来年度も皆様からの叱咤激励を頂戴しながら、子どもにとって「学びのある学校」を目指したいと改めて決意するところです。1年間、ありがとうございました。
「鬼脇」探訪(番外編)~ガゴメ昆布のふるさと・函館をたずねて
日本の「こんぶ御三家」と言えば、京都の料亭等でも常連の我らが「利尻昆布」と、昆布消費量1位の富山では刺身の昆布ジメにも用いられる「羅臼昆布」と共に、特に冬場の鍋物には欠かせない函館などの「真昆布(ガゴメ昆布)」が挙げられますが…先日通院で訪ねた函館の海産加工品の専門店にも、天然物のガゴメ昆布は全く見当たらずに、それどころか下関産ではなく地元函館で獲れた「ふぐ刺し」まで売っていたと聞いてビックリしました!(コンブは実家や親戚に一番感謝されるお土産ですが…)函館海域では親潮などによる急激な海水温の上昇でただでさえ高温に弱い昆布が衰弱し、逆に食欲旺盛となったウニやアワビに食べられるなどして天然物昆布の生産量が10年前の実に「97%減」と壊滅状態とのことです。(利尻や羅臼も函館程ではないにしても、相当生産量は減っていますが…)これからは「獲るコンブよりも育てるコンブ」ではありませんが、コンブ養殖による資源の確保と先月触れた「ブルーカーボン(昆布によるCO2削減)」の一石二鳥?を狙った動きや積丹の研究所ではウニに対し昆布の代わりに廃棄予定のキャベツをエサにする研究まで進んでいます。日本はかつて水資源などはタダ同然と言われてきましたが、他ならぬ「天然昆布」も例外なく不足してゆくのか?と寂しくなります。
修了式まであと1日
▽(小)6年生が卒業した後、5年生は単式授業になっています。人数が半分以下になり少し寂しさもありますが、先生と対話する時間が増え、児童は授業に集中できている様子です。単式、複式それぞれの良さや難しさは、児童も教師も経験しなければ知ることができないかと思います。主体的・対話的で深い学びでは、教師が指導する一斉授業ではなく、伴走者としての役割が求められています。そういう意味では、複式授業は先端を行っているかもしれません。
▽(中)一方、中学生は1、2年生合同の体育でした。少人数だとチーム競技が難しいので、一人でも多くいた方がいいですね。先生方は効果的な学びを追求しながら、単元ごとに工夫しています。 今年度も明日が修了式です。
空気が澄んでいて、対岸の天塩方面が見えています
使える(会話できる)英語へ
▽修了式(週末金)まで登校日はあと二回となりました。
▽(小)英語活動の時間では、3年生が野菜の英語カードを使ったトランプゲームで発音の練習をしていました。この1年間、英語に慣れ親しんだ児童たちは発音も上達したようです。「ナスって英語で何だっけ?」と質問すると、すかさず「エッグゥプラァント!」と流暢な発音で返ってきました(^o^) 4年生もリズムに合わせて、みんなで英語の歌を楽しげに歌っていました。我々が学んだ“昭和”の英語の授業とは明らかに違います。今は、“使える英語”になっていくことが重要ですね。
3.16 心に刻む
▽真っ白に輝く利尻山がくっきりと見える晴天の下、本日、副町長:島谷一昭様をはじめ教育長様並びに教育委員の皆様、議会議員の皆様、地域の皆様にご臨席賜り、卒業式を挙行いたしました。
▽凜とした雰囲気。真剣な眼差し。感謝の気持ちを表す姿。小学校9名、中学校4名の卒業生がこれまでの学びの集大成を見せました。一人一人が今持っている精一杯を出せたことが素晴らしい。これからも努力を続け、自分の成長を楽しめる人であり続けましょう。
▽卒業式は、児童生徒の節目に携われる教師という職業の素晴らしさと責任を痛感する日でもあります。子どもの成長を目の当たりにすると共に教師の力のなさにも気付かされます。そしてそれ以上に、子どもたちから力をもらいます。子どもたちに感謝です。
「鬼脇」探訪 ~ 全国区のとあるラーメン店を再びたずねて
先月までリゾートバブル真っ盛り?のニセコへ期間限定で出店されていた、ある有名ラーメン店が利尻へ戻ってきて個人的にはホッとしておりますが…週末に訪れた際にラーメン以外にも「特製カレー」や「ぎょうざ」またトッピングで「追いとろろ昆布」もあって、高級感あふれる昆布ダシの食感を心ゆくまで堪能することができます。今回は普段あまり注文しない「つけ麺」を発注しましたが、ちじれ麺に絡む濃い目の昆布ダシの芳醇なスープが口の中で広がって、箸が止まらずアッという間に麺がなくなってしまいました…。キャッチフレーズが「全国一訪ねることが難しいラーメンの名店」との触れ込みですが、新横浜ラーメン博物館でも食べられますので,是非とも「利尻」を舌で感じ取って頂ければと思います。
楽しい時間をつくる
▽(小)給食時間に楽しく食事ができるように、係の生徒が分担して「放送室」からいろいろな取組を発信しています。定番の児童生徒会の告知や連絡、あるいは流行の曲を流したり、物語の読み聞かせをしてみたり・・・等々。今日は小学生コンビが「なぞなぞ(クイズ)」を提供していました。
▽自分たちで企画・運営したものが友人たちから喜ばれたりするととっても嬉しいものです。やりがいってこういうことかもしれませんね(^o^)
地域の方々の協力
▽(中)1年生が昆布漁の学習のまとめを発表するというので教室を覗かせてもらいました。今回は、スペシャルゲストとして地域の漁師さんである上田氏と小笠原氏をお招きし、生徒からの質問やコンブ漁の事などもお話していただきました。ベテラン漁師の上田氏のお話と新規参入してまもない小笠原氏のお話に、生徒たちは熱心に聞き入ってメモをとっていました。
▽地元の産業をよく知ることで、ふるさとにますます愛着が湧いてくるかと思います。コンブ漁のことは知っているようで知らないことがまだまだあるようです。生徒の学びが広がる時間になりました。地域の方々のご協力に感謝いたします。ありがとうございました。
卒業を祝う
▽昨日、児童生徒会主催による中学3年生の卒業を祝う会が開催されました。小学校1,2年生はハンドベル、3,4年生はまちがい探し、5,6年生は卒業生に関わる〇Xクイズ、中学生は保護者や先生を巻き込んでの新聞紙を使ったゲームなど趣向を凝らし、卒業生を楽しませようと取り組みました。卒業生と在校生が互いに感謝の渡し合いです。
▽会の最後に卒業生一人一人へ在校生一人一人がメッセージカードを直接渡し、小中が同じ校舎である小規模校の良さが出ていた場面だと感じました。利尻小鬼脇中生だったからこそできたことがたくさんあったはずです。そんなふうに一人一人が思ってくれたら最高です。
生き生きと
▽(中)学年合同で「道徳」の授業を行っていました。グループをつくり、互いにコミュニケーションをとりながら、考えを共有したり、広めたり、深めたり・・・等々、ゲーム形式による他グループとの対話も含め意欲的に取り組んでいました。生徒の興味・関心にちょうどあった様子で、いつも以上に楽しく積極的になっている姿がありました。一人の知恵や価値観では解けない課題に直面した時、他者との協働によってより良い解決の道が広がっていくことが理解できていたと感じました。
▽道徳に限らず授業や学校の全ての活動で、「生き生きと学ぶ姿」をどう導き出していくのか。教師の腕の見せ所です。「生徒が主役。教師が変われば生徒も変わる。」 昔、よく先輩教師から言われた言葉です。