先週、中学生を対象として、道教委の道徳教育の派遣事業で、元日本ハムファイターズの村田和哉氏の授業がありました。講話の内容は、「夢の実現と現実から得た大事なこと」でした。エスコンドームと学校を遠隔でつないでの授業でした。 村田和哉氏の経歴についてお話します。1985年に千葉県流山市で生まれました。小学4年生より野球を始め、中学、高校、大学と続け、ドラフト4巡目指名で、日本ハムファイターズに入団しました。2016年に引退し、その後、日本ハムファイターズベースボールアカディミーでコーチを務めるなど、選手育成のために尽力しています。講演内容を、中学・高校・大学・プロの4つのカテゴリーにわけて、話がありました。村田氏の長所は、足が速いこと。短所は、背が低いことだったそうです。一般的なプロ野球選手の身長は、180cmでしたが、村田氏は、163cmしかありませんでした。小さいころから身長が低くてコンプレックスだったそうです。しかし、中学時代に自分と同じ163cmの選手がドラフト1位指名だったテレビを見て、覚悟を決めたそうです。プロ野球選手になると。高校では、「小さいけど小力がある。」とプロのスカウトが話していた言葉が自信になったそうです。大学時代は、みんなからキャプテンを任せられ、自分が活躍しなかった時のベンチに戻った時の立ち振る舞いや全力疾走する姿勢などのチームワークを学んだそうです。プロでは、盗塁に失敗した経験から、次に盗塁することが、怖くなってしまったそうです。自分の長所である盗塁について、盗塁しなかったことが後悔することになると言い聞かせ、失敗と思わずに挑戦するようにしたそうです。最後に村田氏から、「挑戦は、野球だけでなく、すべてのことにおいても大事です。」「この4つ(覚悟・自信・チームワーク・挑戦)の話を思い出して、夢に向かって進んで欲しい。」との授業でした。子どもたちは、自分の夢を実現するためには、あきらめないで取組を進めることの大切さを学んだようです。うまくいかないことがあっても、人のせいや環境のせいにしないで、逃げ道を作らないこつこつ努力を重ねた村田氏をすごい人だと思いました。とても良い授業でした。
子どもたちが本に興味をもってもらえるよう、利尻富士町図書ボランティア「りっぷの森」さんにお願いをしました。今回は、小笠原さんが、1・2年生を対象に「サンタさんだよかえるくん」という絵本を読んでくださいました。ストーリーは、クリスマスイブに森の上を飛んでいたサンタクロースがそりから落ちて、池に落ちてしまいます。はいあがったサンタは、近くの冬眠中のかえるたちの家を訪れます。暖炉で温まっていると、春と勘違いしたかえるたちが、起きてきて、自分たちなりの優しさで、助けようとします。最後にサンタは、かえるたちへのプレゼントを用意します。という物語です。サンタとかえるたちの温かい出会いを描いた作品です。子どもたちは、緊張しながらも食い入るように話を聞いていました。また、絵を見て、「かえるさんたちがびっくりしているね。」「サンタさんの袋が破れているよ。」など、つぶやきながら物語の内容と結び付けていました。1・2年生の読み聞かせは、これからも月に1度お願いする予定です。読み聞かせは、子どもの語彙力や理解力を高め、創造力を育む効果があると言われています。小笠原さんは、「鬼脇公民館にも本はたくさんあるので、子どもたちにたくさん本を借りてほしい。」と話していました。読み聞かせがきっかけとなって、本を手にする子どもたちが増えることを願っています。小笠原さんありがとうございました。
小学校1年生の生活科では、「秋のおもちゃの作り方」。小学校2年生の生活科では、「動くおもちゃを作ろう」の単元があります。目標は、「遊びに使うものを工夫してつくり、面白さや不思議さに気付き、楽しみながら遊びをつくりだそうとしたり、自分の生活に生かそうとしたりすることができる。」です。招待されて、1・2年生の教室の中に入ると、3種類のゲームが用意されていました。「魚釣り」「ころんころん」「けん玉」です。ゲームする人に楽しんでもらえるように、ルール説明もしてくれました。簡単すぎでも、難しすぎても面白くないことを考えて、改良しながら作ってきたゲームだったようです。参観日に、保護者の方にゲームを披露することになっています。明日の来校お待ちしております。
先週、教職員を対象に、教育相談ロールプレイを、校内研修で実施しました。目的は、児童生徒が安心して話せる関係作り、児童生徒に傾聴・共感・受容的な態度で接する方法を学ぶ、問題解決ではなく、子どもの「気持ちの理解」を重視した対応を学ぶです。当日は、三人一組のグループで、児童生徒役、先生役、観察者となって、模擬教育相談をします。それぞれのグループにお題「部活の先輩が怖い。やめたいけど言えない。」「なんで学校のルールを守らなければならないの」などについて、ロールプレイを行いました。お題について、先生役が、傾聴や共感をしながら、児童生徒役の話をたくさんひきだせるか。話を整理しながら、子どもたちが自力解決へと導くことができるか。を目標に進めました。 昔は、生徒指導というと、教師が「○○しなさい。こうしなさい。」など、教師が一方的に伝えたり、厳しく指導したりしていました。しかし、それでは、言われたことをするだけなので、子どもたちの成長には結び付きません。そこで、文部科学省では、実際の指導方法について学校や教職員向けの基本書として、生徒指導提要を、平成22年度に作成し、令和4年度に改定しました。内容は、児童生徒が、自発的・自主的に成長できる過程を支える教育活動にすること、予防的生徒指導(問題や事件が発生する前)を行うこと、子どもが自ら解決できる力を育むための指導助言を行うこととなっています。つまり、子どもたちが意見を述べたり、他者との対話や議論を通じて考え、課題を自ら解決していく力を育てることです。家庭においても、子どもにたくさん話をさせ、「あなたは、どうしたいの?」と聞いてあげてください。解決に向けて、「自分はこうしたほうがいいと思う。」と考えるだけでも、自力解決に向けての力を育むことになります。
美術室で、子どもたちが木版画をしていました。彫刻刀の使い方や掘り方については、先週教室で学んで、彫刻刀で上手に掘ってきました。いよいよ仕上げの日です。作業は、ローラーにインクを付けて、板にインクを付けます。そして、紙をかぶせて、ばれんでこすります。紙を持ち上げるときが、「自分の思ったように刷れているのか。」などを考えて、とても緊張していました。すぐに、「うまくいった。」とほっとした笑顔の声が聞こえます。今回「顔」を題材にしていましたが、どの子も顔の凹凸を意識した素晴らしい作品に仕上げていました。
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