学校ブログ

 美術室で、子どもたちが木版画をしていました。彫刻刀の使い方や掘り方については、先週教室で学んで、彫刻刀で上手に掘ってきました。いよいよ仕上げの日です。作業は、ローラーにインクを付けて、板にインクを付けます。そして、紙をかぶせて、ばれんでこすります。紙を持ち上げるときが、「自分の思ったように刷れているのか。」などを考えて、とても緊張していました。すぐに、「うまくいった。」とほっとした笑顔の声が聞こえます。今回「顔」を題材にしていましたが、どの子も顔の凹凸を意識した素晴らしい作品に仕上げていました。

 

 先週、中学1年生と3年生が老健を訪問しました。授業で、お年寄りの方と交流して、喜んでもらえるゲームを自分たちで考え準備しました。当日は、子どもたちがルール説明をして、ゲームの進行をしました。最初の写真は、数字の一番大きなカードのところにお手玉を投げるゲームです。お手玉が思ったよりも転がってしまうので、途中からカード上を通過したら点数がはいるように工夫していました。次の写真は、利尻島クイズでした。ほとんどの方が回答されて、難しい問題も昔タクシーの運転手をされた方が答えられていました。子どもたちは、とても驚いていました。3枚目の写真は、じゃんけんをして、勝ったらボールを網に投げて入れるゲームでした。ゲームが楽しくなるよう網の位置を工夫しながら進めていました。最後によさこいを踊りました。自分たちが企画したゲームが、お年寄りの方に楽しんでもらえて、とてもうれしそうでした。また、お年寄りの方からも、「また、訪問することを楽しみにしています。」と話していました。

 

 

 5年生の社会科で、「工業生産を支える運輸と貿易」という単元があります。航空機や船舶輸送に焦点化して、「産業(工業)と運輸」の関係を扱います。利尻島では、空港があるので、昨年も広島大学と徳之島空港、広島空港の近くの学校の児童たちと、遠隔授業を行いました。今年は、北海道代表の空港として、利尻空港を取り上げていただき、北見や釧路の学校も参加しました。昨年同様徳之島空港や広島空港との比較検討をしながら、空港の役割について学びました。日本各地の小学校20校くらいが参加したようです。3時間目は、「私たちのまちに空港は、本当に必要か」について話し合いました。利尻島や徳之島では、空港は必要。しかし、広島は新幹線があるので、ほれほど必要性がないという結論になりました。4時間目は、「空港の役割を表す、キャッチフレーズを考えよう」でした。利尻空港のキャッチフレーズは、自分たちで考えた「船より早く行ける利尻空港」が選ばれて、子どもたちも喜んでいました。

今回の授業は、全国各地の空港の共通点や相違点を話し合いながら空港の役割について学べた自分で考えることのできる質の高い授業だったと思います。

 

 先週、鬼脇公民館にて、作品展がありました。学校からは、子どもたちが、図工や美術の時間に作成した絵画を出品しました。他にも一般の作品(陶芸、書道、絵画、写真、手芸)が展示してありました。どの作品も素晴らしく、思わず見入ってしまいました。作品を見ていると、出品した方と話をする機会があり、その方の作成した経緯や、思いなども聞くことができ、初めて見た感覚とは違う感覚で、その作品を見るようになりました。そして、もう一度子どもたちの作品を見ました。「どういう思いでこれを描いたのだろう。」とか、「なぜ、この色を使ったのだろう。」など、子どもたちが作成している場面を思い浮かべながら見ていました。たくさんの方が来場していて、保護者や地域の方に子どもたちの成長を伝える場となっており、うれしく思いました。

 

 明日、りぷらで、本校の大西先生と鴛泊中学校の井上先生が、「はじめて」のフルート&ピアノコンサートを行います。

開演は、13:30からで、1時間程度です。気軽にご来場ください。

 

R7 りぷら演奏会チラシ .pdf

 

 今週の月曜日に、北海道医療大学の西郷先生が学生さん2名を連れて、授業を行ってくださいました。3時間目が、3・4年生、4時間目が5・6年生、午後からは、中学生でした。学習内容は、「ストレスマネジメント」でした。具体的には、ストレスはある程度人間必要だということ。(多少のストレスは、人間にとって必要である。ストレスが全くないと、五感が感じなくなるようです。)かかりすぎない解消法について、自分たちで考える授業でした。上手な褒め方や学生さんが就職するまでの体験談などもありました。子どもたちは、自己調整するための力について、学べた機会になりました。

 大西睦月先生が産休・育休のため、1年間学校を休んでいました。その間、期限付き教諭として、田岡康伸先生には、音楽や美術の授業を教えていただきました。文化祭では、歌や器楽演奏に尽力してもらい、素晴らしい演目となりました。最後に、田岡先生から子どもたちに、「夢を決してあきらめずにもち続けること。」を話されていました。また、一番うれしかったことは、「将来ミュージシャンをめざしたい。」と子どもから話を聞いた時だそうです。お疲れさまでした。この後、田岡先生は、稚内市立潮見が丘中学校で、中学生を相手に音楽の授業を教える予定です。

 

 

 本日、大西先生の着任式を行いました。大西先生は、赤ちゃんを産んだ後、よく学校に顔を出していました。子どもたちは、すぐに慣れてくれることと思います。大西先生には、音楽や美術、家庭科の授業を教えていただく予定です。

私からは、とまどうこともあると思いますので、皆さんからも優しく教えてくださいと話をしました。子どもたちは、「おかえりなさい」とにこにこ顔でした。

 

 5・6年生の総合的な学習の時間にSDGsの授業をしていました。SDGsとは、国連が掲げる持続可能な開発目標のことで、2030年までの達成を目指す国際社会の共通目標です。。環境や社会、経済に関する17の目標があります。日本においても、みんなが幸せになる仕組みを作るための取組を進めています。

 

 今回の授業は、SDGsを知ることでした。今後は、SDGsの視点から、現在の社会問題の全体像を把握したり、自分のできること、身近にできることを考えたり、交流を深めたりしながら、将来の自己の生き方につなげて考える授業を展開していくことになります。子どもたちには、この単元を通して、自分の見方・考え方を養ってほしいです。

 

 昨日の6校時に、立会演説会と児童生徒会選挙をしました。事前に私から、子どもたちに何を話すか考えていたのですが、立候補する子どもたちの立会演説会を聞いて、話すことを変更して伝えました。それぐらい素晴らしい立会演説会でした。私が話したことをお伝えします。「この度、児童生徒会役員に立候補した人は、学校生活をよりよくしようという気持ちで立候補したことと思います。みんなの代表として立候補してくれたことを、とてもうれしく思います。児童生徒会役員は、学校のため、みんなのために、仕事をするとても責任のある役職です。立候補する人の話を聞いていて、①なぜ立候補したのか。➁どんな学校にしたいのか。③そのために、自分は何をするのか。をしっかり話してくれました。その外にも、自分が苦手にしていることを克服するために、どのように進めていくのか。など具体的に話してくれました。とても、素晴らしいと思いました。また、話を聞いている人も、しっかりとうなずいて聞いていました。立候補者の話を聞いて、自分の一票を責任をもって投票してください。そして、もし当選したら、責任をもって支えてあげてください。児童会生徒会活動が、先生にやらされての活動ではなく、自分たちでよりよくすることを考えて進めていけるよう期待しています。」と話をしました。今年度の運動会や文化祭などでは、より子どもたちが自主的・主体的に考える場面を意図的に教師側で仕組んで、取り組みを進めてきました。授業を含めて、子どもたちが、思考する時間と交流する時間を確保しながら、論理的思考力を育てていきたいと考えています。

 昨日、一日防災学校と避難訓練を実施しました。稚内気象台の方や消防の方、国保病院の方から、防災について、災害について、地震について、津波について、応急処置についてなど、子どもたちの発達段階に応じて、教えていただきました。ちなみに、1・2年生のめあては、「災害について考えよう」。3・4年生の目当ては、「災害時の自分の行動について考えよう」。5・6年生の目当ては、「津波から避難するために大切なことを考えよう」。中学生の目当ては、「心肺蘇生や応急処置について知り、実践しよう。」でした。ペットボトルや振動計、津波発生装置、心肺蘇生で使用する人形や包帯なども準備していただいて、体験的な学びで子どもたちも理解も深めることができました。

 国保病院の方から、トリアージについて、腹部エコーについて、応急措置などの説明や担架に乗せて運ぶ体験などの授業をしていただきました。ありがとうございました。子どもたちは興味をもって授業に臨むことができていました。

 避難訓練では、地震が発生した時に子どもたちは、机の下に身を隠して、上からの落下物に備えます。放送をしっかり聞いて、津波が発生したという設定で、すみやかに体育館に避難しました。子どもたちには、これからも「自分の命は自分で守る」ことを意識して生活して欲しいと考えています。

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