冬休みに入って、2日目を迎えます。子どもたちは、計画通りに過ごすことができているでしょうか。昨日、何人かの子どもたちが、鬼脇駐在所に集まりました。駐在所にイルミネーションを施して、地域の安全や交通事故防止の意識を高めることを目的にイルミネーション点灯式を行いました。ライトが流れるように光るのでとてもきれいです。パトカーの試乗会でパトカーに乗ったり、クリスマスプレゼント(お菓子とジュース)をもらったりして、子どもたちは笑顔でした。最近は、気温が高く雪が解け、道路がつるつるです。子どもたちには、今一度車には、気を付けるよう声掛けをお願いいたします。
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明日からの冬休みに備えて、全校集会を行いました。各学級や児童生徒代表から、振り返りの発表がありました。「文化祭での取組を頑張ってきた。」「将来に向けて、英語の単語を毎日こつこつ覚えました。」などの成果、「家で、上手な時間の使い方ができなかった。」「家で本を読むと決めていたのに読むことができなかった。」などの反省を発表してくれました。自分の生活を振り返って、今後の生活を見直すことはとても大切なことなので、素晴らしいと思いました。私からは、冬やすみのやから、「やっぱり勉強」、やすみのすから、「すっきり起きよう」、やすみのみから、「みっちりお手伝い」のお話をしました。
他にも、時間を自分でコントロールしながら過ごして欲しいということ。だらだらすごすのではなく、勉強も遊びも一生懸命取り組むことなどを話しました。
生徒指導部長の浅岡先生からは、子どもたちに3つのお願いがありました。
1つめは、ネットトラブルを防ぐために、自分の個人情報を教えないこと、
2つめは、雪道で車は急に止まれないので、周りをよく見て、交通事故に気を付けること
3つめは、友達との約束や学校の決まりを守ること
楽しい冬休みになるよう期待しています。
家庭科室で、5・6年生が野菜を切っていました。この単元の目的は、野菜を「ゆでる」「いためる」調理に意欲的に関わること、自分で選んだ野菜の調理方法を工夫すること、調理の手順を理解することです。子どもたちは、玉ねぎをむいたり、人参を切ったり、キャベツの芯を取り除いたりしながら、包丁の入れ方や切り方を交流しながら取り組んでいました。家で食事のお手伝いをしている子は、手際が良くて、慣れていない子に教えてあげる場面も見られました。気になったので、昼食時の様子を見に行きました。炒めた野菜をおかずにしながら給食を食べていました。子どもたちに聞くと、「上手にできました。」「とてもおいしいです。」など笑顔で話していました。調理の手順も学べたので、きっと家庭でも、野菜炒めのお手伝いをしてくれることでしょう。
先週、中学生を対象として、道教委の道徳教育の派遣事業で、元日本ハムファイターズの村田和哉氏の授業がありました。講話の内容は、「夢の実現と現実から得た大事なこと」でした。エスコンドームと学校を遠隔でつないでの授業でした。
村田和哉氏の経歴についてお話します。1985年に千葉県流山市で生まれました。小学4年生より野球を始め、中学、高校、大学と続け、ドラフト4巡目指名で、日本ハムファイターズに入団しました。2016年に引退し、その後、日本ハムファイターズベースボールアカディミーでコーチを務めるなど、選手育成のために尽力しています。講演内容を、中学・高校・大学・プロの4つのカテゴリーにわけて、話がありました。村田氏の長所は、足が速いこと。短所は、背が低いことだったそうです。一般的なプロ野球選手の身長は、180cmでしたが、村田氏は、163cmしかありませんでした。小さいころから身長が低くてコンプレックスだったそうです。しかし、中学時代に自分と同じ163cmの選手がドラフト1位指名だったテレビを見て、覚悟を決めたそうです。プロ野球選手になると。高校では、「小さいけど小力がある。」とプロのスカウトが話していた言葉が自信になったそうです。大学時代は、みんなからキャプテンを任せられ、自分が活躍しなかった時のベンチに戻った時の立ち振る舞いや全力疾走する姿勢などのチームワークを学んだそうです。プロでは、盗塁に失敗した経験から、次に盗塁することが、怖くなってしまったそうです。自分の長所である盗塁について、盗塁しなかったことが後悔することになると言い聞かせ、失敗と思わずに挑戦するようにしたそうです。最後に村田氏から、「挑戦は、野球だけでなく、すべてのことにおいても大事です。」「この4つ(覚悟・自信・チームワーク・挑戦)の話を思い出して、夢に向かって進んで欲しい。」との授業でした。子どもたちは、自分の夢を実現するためには、あきらめないで取組を進めることの大切さを学んだようです。うまくいかないことがあっても、人のせいや環境のせいにしないで、逃げ道を作らないこつこつ努力を重ねた村田氏をすごい人だと思いました。とても良い授業でした。
子どもたちが本に興味をもってもらえるよう、利尻富士町図書ボランティア「りっぷの森」さんにお願いをしました。今回は、小笠原さんが、1・2年生を対象に「サンタさんだよかえるくん」という絵本を読んでくださいました。ストーリーは、クリスマスイブに森の上を飛んでいたサンタクロースがそりから落ちて、池に落ちてしまいます。はいあがったサンタは、近くの冬眠中のかえるたちの家を訪れます。暖炉で温まっていると、春と勘違いしたかえるたちが、起きてきて、自分たちなりの優しさで、助けようとします。最後にサンタは、かえるたちへのプレゼントを用意します。という物語です。サンタとかえるたちの温かい出会いを描いた作品です。子どもたちは、緊張しながらも食い入るように話を聞いていました。また、絵を見て、「かえるさんたちがびっくりしているね。」「サンタさんの袋が破れているよ。」など、つぶやきながら物語の内容と結び付けていました。1・2年生の読み聞かせは、これからも月に1度お願いする予定です。読み聞かせは、子どもの語彙力や理解力を高め、創造力を育む効果があると言われています。小笠原さんは、「鬼脇公民館にも本はたくさんあるので、子どもたちにたくさん本を借りてほしい。」と話していました。読み聞かせがきっかけとなって、本を手にする子どもたちが増えることを願っています。小笠原さんありがとうございました。
小学校1年生の生活科では、「秋のおもちゃの作り方」。小学校2年生の生活科では、「動くおもちゃを作ろう」の単元があります。目標は、「遊びに使うものを工夫してつくり、面白さや不思議さに気付き、楽しみながら遊びをつくりだそうとしたり、自分の生活に生かそうとしたりすることができる。」です。招待されて、1・2年生の教室の中に入ると、3種類のゲームが用意されていました。「魚釣り」「ころんころん」「けん玉」です。ゲームする人に楽しんでもらえるように、ルール説明もしてくれました。簡単すぎでも、難しすぎても面白くないことを考えて、改良しながら作ってきたゲームだったようです。参観日に、保護者の方にゲームを披露することになっています。明日の来校お待ちしております。
先週、教職員を対象に、教育相談ロールプレイを、校内研修で実施しました。目的は、児童生徒が安心して話せる関係作り、児童生徒に傾聴・共感・受容的な態度で接する方法を学ぶ、問題解決ではなく、子どもの「気持ちの理解」を重視した対応を学ぶです。当日は、三人一組のグループで、児童生徒役、先生役、観察者となって、模擬教育相談をします。それぞれのグループにお題「部活の先輩が怖い。やめたいけど言えない。」「なんで学校のルールを守らなければならないの」などについて、ロールプレイを行いました。お題について、先生役が、傾聴や共感をしながら、児童生徒役の話をたくさんひきだせるか。話を整理しながら、子どもたちが自力解決へと導くことができるか。を目標に進めました。
昔は、生徒指導というと、教師が「○○しなさい。こうしなさい。」など、教師が一方的に伝えたり、厳しく指導したりしていました。しかし、それでは、言われたことをするだけなので、子どもたちの成長には結び付きません。そこで、文部科学省では、実際の指導方法について学校や教職員向けの基本書として、生徒指導提要を、平成22年度に作成し、令和4年度に改定しました。内容は、児童生徒が、自発的・自主的に成長できる過程を支える教育活動にすること、予防的生徒指導(問題や事件が発生する前)を行うこと、子どもが自ら解決できる力を育むための指導助言を行うこととなっています。つまり、子どもたちが意見を述べたり、他者との対話や議論を通じて考え、課題を自ら解決していく力を育てることです。家庭においても、子どもにたくさん話をさせ、「あなたは、どうしたいの?」と聞いてあげてください。解決に向けて、「自分はこうしたほうがいいと思う。」と考えるだけでも、自力解決に向けての力を育むことになります。
美術室で、子どもたちが木版画をしていました。彫刻刀の使い方や掘り方については、先週教室で学んで、彫刻刀で上手に掘ってきました。いよいよ仕上げの日です。作業は、ローラーにインクを付けて、板にインクを付けます。そして、紙をかぶせて、ばれんでこすります。紙を持ち上げるときが、「自分の思ったように刷れているのか。」などを考えて、とても緊張していました。すぐに、「うまくいった。」とほっとした笑顔の声が聞こえます。今回「顔」を題材にしていましたが、どの子も顔の凹凸を意識した素晴らしい作品に仕上げていました。
先週、中学1年生と3年生が老健を訪問しました。授業で、お年寄りの方と交流して、喜んでもらえるゲームを自分たちで考え準備しました。当日は、子どもたちがルール説明をして、ゲームの進行をしました。最初の写真は、数字の一番大きなカードのところにお手玉を投げるゲームです。お手玉が思ったよりも転がってしまうので、途中からカード上を通過したら点数がはいるように工夫していました。次の写真は、利尻島クイズでした。ほとんどの方が回答されて、難しい問題も昔タクシーの運転手をされた方が答えられていました。子どもたちは、とても驚いていました。3枚目の写真は、じゃんけんをして、勝ったらボールを網に投げて入れるゲームでした。ゲームが楽しくなるよう網の位置を工夫しながら進めていました。最後によさこいを踊りました。自分たちが企画したゲームが、お年寄りの方に楽しんでもらえて、とてもうれしそうでした。また、お年寄りの方からも、「また、訪問することを楽しみにしています。」と話していました。
5年生の社会科で、「工業生産を支える運輸と貿易」という単元があります。航空機や船舶輸送に焦点化して、「産業(工業)と運輸」の関係を扱います。利尻島では、空港があるので、昨年も広島大学と徳之島空港、広島空港の近くの学校の児童たちと、遠隔授業を行いました。今年は、北海道代表の空港として、利尻空港を取り上げていただき、北見や釧路の学校も参加しました。昨年同様徳之島空港や広島空港との比較検討をしながら、空港の役割について学びました。日本各地の小学校20校くらいが参加したようです。3時間目は、「私たちのまちに空港は、本当に必要か」について話し合いました。利尻島や徳之島では、空港は必要。しかし、広島は新幹線があるので、ほれほど必要性がないという結論になりました。4時間目は、「空港の役割を表す、キャッチフレーズを考えよう」でした。利尻空港のキャッチフレーズは、自分たちで考えた「船より早く行ける利尻空港」が選ばれて、子どもたちも喜んでいました。
今回の授業は、全国各地の空港の共通点や相違点を話し合いながら空港の役割について学べた自分で考えることのできる質の高い授業だったと思います。