学校ブログ

 5・6年生の総合的な学習の時間にSDGsの授業をしていました。SDGsとは、国連が掲げる持続可能な開発目標のことで、2030年までの達成を目指す国際社会の共通目標です。。環境や社会、経済に関する17の目標があります。日本においても、みんなが幸せになる仕組みを作るための取組を進めています。

 

 今回の授業は、SDGsを知ることでした。今後は、SDGsの視点から、現在の社会問題の全体像を把握したり、自分のできること、身近にできることを考えたり、交流を深めたりしながら、将来の自己の生き方につなげて考える授業を展開していくことになります。子どもたちには、この単元を通して、自分の見方・考え方を養ってほしいです。

 

 昨日の6校時に、立会演説会と児童生徒会選挙をしました。事前に私から、子どもたちに何を話すか考えていたのですが、立候補する子どもたちの立会演説会を聞いて、話すことを変更して伝えました。それぐらい素晴らしい立会演説会でした。私が話したことをお伝えします。「この度、児童生徒会役員に立候補した人は、学校生活をよりよくしようという気持ちで立候補したことと思います。みんなの代表として立候補してくれたことを、とてもうれしく思います。児童生徒会役員は、学校のため、みんなのために、仕事をするとても責任のある役職です。立候補する人の話を聞いていて、①なぜ立候補したのか。➁どんな学校にしたいのか。③そのために、自分は何をするのか。をしっかり話してくれました。その外にも、自分が苦手にしていることを克服するために、どのように進めていくのか。など具体的に話してくれました。とても、素晴らしいと思いました。また、話を聞いている人も、しっかりとうなずいて聞いていました。立候補者の話を聞いて、自分の一票を責任をもって投票してください。そして、もし当選したら、責任をもって支えてあげてください。児童会生徒会活動が、先生にやらされての活動ではなく、自分たちでよりよくすることを考えて進めていけるよう期待しています。」と話をしました。今年度の運動会や文化祭などでは、より子どもたちが自主的・主体的に考える場面を意図的に教師側で仕組んで、取り組みを進めてきました。授業を含めて、子どもたちが、思考する時間と交流する時間を確保しながら、論理的思考力を育てていきたいと考えています。

 昨日、一日防災学校と避難訓練を実施しました。稚内気象台の方や消防の方、国保病院の方から、防災について、災害について、地震について、津波について、応急処置についてなど、子どもたちの発達段階に応じて、教えていただきました。ちなみに、1・2年生のめあては、「災害について考えよう」。3・4年生の目当ては、「災害時の自分の行動について考えよう」。5・6年生の目当ては、「津波から避難するために大切なことを考えよう」。中学生の目当ては、「心肺蘇生や応急処置について知り、実践しよう。」でした。ペットボトルや振動計、津波発生装置、心肺蘇生で使用する人形や包帯なども準備していただいて、体験的な学びで子どもたちも理解も深めることができました。

 国保病院の方から、トリアージについて、腹部エコーについて、応急措置などの説明や担架に乗せて運ぶ体験などの授業をしていただきました。ありがとうございました。子どもたちは興味をもって授業に臨むことができていました。

 避難訓練では、地震が発生した時に子どもたちは、机の下に身を隠して、上からの落下物に備えます。放送をしっかり聞いて、津波が発生したという設定で、すみやかに体育館に避難しました。子どもたちには、これからも「自分の命は自分で守る」ことを意識して生活して欲しいと考えています。

 昨日、中学1年生のクラスで、宗谷教育から山﨑指導主事にお越しいただき、研究授業を実施しました。数学担当の和嶋教諭が「比例と反比例」の単元で、授業を行いました。これまで、校内研修の中で、授業過程について考えながら指導案を作成してきました。子どもたちは、たくさんの先生方が教室に見に来たので緊張していたようです。授業後、先生方が集まって研究・協議をしました。その中で、子どもの活動の流れ、児童の発言の様子、学びについて、教師の関わり方について話をしました。山﨑指導主事から、数学では、「数学的な見方・考え方」と「数学的活動」の2本柱が大切であること。自ら課題を乗り越えるための方策を立てて、見通しをもたせながら、解決への道筋をもたせること。子どもたちの発言を、他の子どもたちに聞いて、学びを深めること。どのような目的で子どもたちに話し合いをさせるのか。などの示唆をいただきました。学校では、子どもたちが「わかる」「できる」授業を目指し地道な取り組みを進めてまいります。

 今日の5時間目に低学年のクラスでは、音楽で「虫の声」の学習をしていました。

 

あれ (松虫)が 鳴いている
チンチロチンチロ チンチロリン

あれ (鈴虫)も なきだした
リンリンリンリン リインリン

秋の夜長を 鳴き通す
ああおもしろい 虫の声

 

キリキリキリキリ (こおろぎ)や
ガチャガチャガチャガチャ (くつわむし)
あとから (うまおい) おいついて
チョンチョンチョンチョン スイッチョン

 

みなさんも、小学生の低学年で学んだ歌かと思います。100年以上前から歌われてきた曲だそうです。

正確には、1912年に発売された日本の歌唱で、文部省唱歌にもなっています。

作詞は林柳波、作曲は井上武士です。

 

松虫 鈴虫 こおろぎ くるわむし うまおい

の鳴いている音を、言葉で表した歌詞になっています。

授業では、実際の鳴き声を子どもたちに聞かせて、どの虫なのかを考えさせていました。

意外と難しかったようです。今後は、虫の声を楽器を使って、表現させる授業をするようです。

 

 

 先週の金曜日の昼食を、中学生と一緒に食べました。10月のマナー目標は、正しい姿勢で食べることです。先生方が、給仕係として、テーブルまで洋食の料理を運んでくれます。子どもたちは、正しい姿勢で待っていると、先生が料理を運んでテーブルに置いてくれます。その時に、「失礼します。」「パンプキンポタージュをお持ちしました。」など、普段とは接し方が違う先生方の態度に子どもたちは、照れくさくて、思わず笑顔になっていました。最初は、私も周りをきょろきょろ見渡して、落ち着きませんでした。途中から慣れてきて、子どもたちと話をしながらテーブルマナーを守っておいしく食べることができました。一番最後の写真は、始まる前です。みんな緊張しているように見えます。

 秀峰園さんから、小学生へ訪問の依頼がありました。子どもたちは、文化祭で演じたダンスと歌を披露しました。1・2年生のダンス。1~4年生のダンス。5・6年のダンス。そして、小学生全員で「海・エメラルド」を歌いました。そのあと、1・2年生は、施設を見学して、帰校しました。子どもたちは、おじいちゃんやおばあちゃんが、目に涙を浮かべて、見てくれた方もいたので、「感動してもらえてうれしかった。」「訪問してよかった。」と感想を話していました。

 

 今日の昼休みに後期始業式を行いました。前期の反省をして、個々での新たな目標に向けて、頑張って欲しいと思います。私からは、地域の人から「利小・鬼中の子どもたちは、大きな声で、いつでも、どこでも、何度でもあいさつしてくれるよ。」と褒められたことがあるので、あいさつを続けて欲しいことを話しました。子どもたちへお願いしたのは、「家庭での時間の使い方」です。けじめをつけて、勉強する時間は、何があっても勉強するといった強い意志で勉強して欲しいということ。時間は戻せないので、後から後悔することのないように、時間をコントロールすることができるようになってほしいことなどを話しました。学校では、子どもたちにその時間で「わかる」「できる」授業を進めてまいりますが、忘れてしまうこともあるので、学力の定着を図るためには、家庭での学習が必要となります。学校としても家庭学習の取組方について、お知らせしていきたいと考えています。保護者の方には、子どもがやる気になる声掛けなど、ご協力をお願いいたします。

 

 4日の文化祭、いかがでしたでしょうか。来賓の方をはじめ、保護者や地域の方など、たくさんの方に見に来ていただきました。子どもたちも日ごろの学習の成果を発揮して、堂々と演じてくれたと思います。今回は、特に中学生の総合的な学習の時間で、授業をしていただいた上田漁業部の皆様、利尻富士町秀峰翔太鼓の皆様など大変お世話になり、ありがとうございました。文化祭は、学校行事の一つとして、子どもたちが大きく成長できる場であり、それを見取ることのできる場です。子どもたちは、セリフや動きを覚え、できるようになってくると、自信をもち自己肯定感が高まります。次は、できるようになったことを相手(観客)意識をもって、どのように伝えるのか、どのように表現するのか、クラスメイトとのやり取りを通じて協調性や対話能力が養われます。高学年や中学生は、係活動を含め、自分の役割をこなすことで、責任感が生まれます。文化祭の発表で、成功した達成感は子どもたちにとって大きなものです。この成功体験が、自己肯定感を高め、次への挑戦への意欲を喚起します。「せっかく、セリフをがんばって覚えたのに、文化祭が終わったら使わなくなってしまうんだ」と子どもたちが話していたようですが、セリフを覚えるためにどのような努力をしたのか、セリフを話す時にどのような工夫をしてきたのかがとても重要なことです。このような努力や工夫を以後の学校生活において、生かせるようにしたいと考えております。

 昨日の反省を受けて、子どもたちは最後の練習に取り組んでいました。

昨日の総練習の中で、私から子どもたちには、合言葉、「・ゆっくり ・大きく ・堂々と」という話をしました。

観客の人にじっくり見てもらうために、セリフも動作もゆっくり。大きな声で大きく動いて。堂々と演技。など、相手意識をもって演技すること。失敗しても気にしない。その後のフォローを考えること。最後まで演技することなどをはなしました。今日は、昼休みには各教室で歌の練習、明日に向けての話合い、体育館では決められた時間の学級が練習をしていました。

さあ、いよいよです。

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