学校ブログ

「鬼脇」探訪(番外編)~大阪・徳島をたずねて

 GWにかけ昭和の日の三連休に格安航空券を手に、大阪の街や徳島県の大塚国際美術館を訪ねました。大阪は来年の万国博覧会を控え日本人と共にインバウンド観光客でひしめいていました。中でも写真の「通天閣」やミナミ周辺では夜も人で溢れかえり、脱コロナを肌身で実感させられる賑やかさでした。ただ隣の県にいくと、逆に人がマバラだったりもするので「観光の二極化」も進んでいるようです。一方で過度な円安で日本人の海外旅行需要が減る中、徳島県にある「大塚国際美術館」では西洋美術の粋を集めた作品が一堂に見られるとあって、多くの日本人などが来館していましたが…中でもイタリアのシスティーナ礼拝堂を模したこのホールでは、数年前に歌手の米津さんが紅白歌合戦でLEMONを熱唱した事で有名な場所で、やはりひっきりなしにお客さんでひしめいていました。GWの全国津々浦々の本格的な賑やかさがコロナ禍からやっと戻ってきた事を実感する街歩きでした…。通天閣大塚国際美術館

「鬼脇」探訪 ~ 今年は観光客も熱い?利尻空港をたずねて

 長~いコロナ禍が明け、インバウンド観光客のみならず日本国民も久しく我慢していた旅行にいざ出よう!と思った矢先の円安地獄?で、日本人の海外旅行客数もV字回復とはならず、旅行先も所謂「安・近・短」な近場(アジア等)に偏っているようです。そして円安の影響を受けない国内旅行が活況の中でその「穴場」として、ここ利尻島も全国的に高い注目を受けているようです!ニセコが25年前のたった1人のオーストラリア人の「口コミ」によって、今や世界有数のリゾート地へ変貌を遂げたのは有名な話ですが、利尻へも風光明媚なパウダースノーを求め欧米から多くのスキーヤが来島したり、日本百名水の甘露泉水に惚れ込んだ1人のニューヨーカーによりウヰスキー醸造所が出来たりと「口コミ」への期待は膨らむ一方です…。新千歳や丘珠経由の玄関口である利尻空港も、いままで早割などで安価に入手できた航空券が、現時点で昨年よりもかなり価格上昇している事からも、確実に利尻観光への熱い視線を感じます!これからは日本ハムファイターズのみならず利尻への観光も(オタトマリ沼や白い恋人の丘や利尻プリンも併せて?)上昇気流と共に、クライマックス(シリーズ)へ向かう事を、鬼脇から心より祈念する今日この頃です。玄関口・利尻空港

参観日・懇談会 ありがとうございました

 

 

本日の参観日にお越しいただき、ありがとうございました。

保護者の方には、今日の子どもの様子は、どのように映ったでしょうか。

家庭とは違う一面を見ることができたのかもしれません。

私が今年度の学校経営の重点、「挨拶」「勉強」「挑戦」

についてお話をしました。特に「勉強」については、

子どもたちが将来生きていくために必要な「見方」・「考え方」を養う

大切なツールの1つです。先日行われた、全国学力学習状況調査の問題と

解答をリンクします(国立教育政策研究所)。

https://www.nier.go.jp/24chousa/24chousa.htm

国が子どもたちに付けさせたい力とは、

様々な資料や文を読み取って必要なことを書き出したり、

自分の考えをまとめたり、立式の説明したりなどの論理的思考力です。

今の大人が小学生や中学生の時とは、まったく別の問題となっています。

一度解かれてみてはいかがでしょうか。

こんな難しい問題を子どもたちは解いています。

小6・中3の問題に私も恥ずかしながら、本当にあっているのか不安に

なった問題がありました。

子どもには、優しい言葉がけをしながら、取り組んでいることを認め

勉強のやる気を引き出してあげてください。

 

 

 

「鬼脇」探訪 ~ 静寂を取り戻す鴛泊フェリーターミナルをたずねて

 3月末から4月初頭にかけて、各校の先生方が別れと出会いを重ねる「交差点」として、こちらの鴛泊港では実に多くの歓声や紙テープが舞い飛びました!やはりこの頃は”超繁忙期”とあって2~3mと波が高く微妙な状況であっても、百戦錬磨の船員さんが先生方の異動の船出を遮ることなく、定時に出航(来航)して頂きました。(旅費を計算する事務職員としても、大変有難い限りですが…)本土にいると「人事異動」が単なるお引越しに過ぎないイベントであっても、利尻ではあたかも人生のクライマックスのようについ感極まってしまう鴛泊港(泣いているお子さんを見ても…)今日この頃です。

「鬼脇」探訪 ~ 春の利尻富士をたずねて

 春は別れと出会いの季節でもありますが、利尻の地にも少しずつ春の足音が聞こえてきます…(私事ですが)島内の某カラオケ店では「なごり雪」や「桜(森山直太朗)」や果ては「宗谷岬」などを自然と口ずさむ機会も多いですが、今年度は爆弾低気圧による度重なる道道の通行止めや飛行機やフェリーの欠航など、自然の厳しさをひしひしと痛感させられる冬でした。(除雪作業などに従事されていた方々には、改めて頭の下がる想いですが…)ただこれから学校周辺ではふきのとうが芽吹き始め、夏場にかけてのオンシーズンには利尻の素晴らしい景色と気候とグルメ?が待っているので、私ならずとも大変心待ちにする?今日この頃です。利尻富士

修了式

▽本日、修了式を実施し、令和5年度を締めくくりました。4月から始まって丸1年。児童生徒たちは、日々を積み重ねた分だけ成長しています。全てにおいて誠実に取り組みました。粘り強くなりました。優しくなりました。背も伸びましたし、表情も大人になりました。・・・等々。それぞれが頑張りを継続できたと断言します。悩んだり、失敗したことも大人に近づくための一歩であったと思います。利尻小鬼脇中の児童生徒として、来年度も力いっぱい努力を続けていきましょう。

▽児童生徒にとって「行きたい学校」であったのか。保護者や地域にとって「行かせたい学校」であったのか。我々教職員は、自問自答しながら教育活動に邁進するのみであると思います。来年度も皆様からの叱咤激励を頂戴しながら、子どもにとって「学びのある学校」を目指したいと改めて決意するところです。1年間、ありがとうございました。

「鬼脇」探訪(番外編)~ガゴメ昆布のふるさと・函館をたずねて

 日本の「こんぶ御三家」と言えば、京都の料亭等でも常連の我らが「利尻昆布」と、昆布消費量1位の富山では刺身の昆布ジメにも用いられる「羅臼昆布」と共に、特に冬場の鍋物には欠かせない函館などの「真昆布(ガゴメ昆布)」が挙げられますが…先日通院で訪ねた函館の海産加工品の専門店にも、天然物のガゴメ昆布は全く見当たらずに、それどころか下関産ではなく地元函館で獲れた「ふぐ刺し」まで売っていたと聞いてビックリしました!(コンブは実家や親戚に一番感謝されるお土産ですが…)函館海域では親潮などによる急激な海水温の上昇でただでさえ高温に弱い昆布が衰弱し、逆に食欲旺盛となったウニやアワビに食べられるなどして天然物昆布の生産量が10年前の実に「97%減」と壊滅状態とのことです。(利尻や羅臼も函館程ではないにしても、相当生産量は減っていますが…)これからは「獲るコンブよりも育てるコンブ」ではありませんが、コンブ養殖による資源の確保と先月触れた「ブルーカーボン(昆布によるCO2削減)」の一石二鳥?を狙った動きや積丹の研究所ではウニに対し昆布の代わりに廃棄予定のキャベツをエサにする研究まで進んでいます。日本はかつて水資源などはタダ同然と言われてきましたが、他ならぬ「天然昆布」も例外なく不足してゆくのか?と寂しくなります。昆布干し

修了式まであと1日

▽(小)6年生が卒業した後、5年生は単式授業になっています。人数が半分以下になり少し寂しさもありますが、先生と対話する時間が増え、児童は授業に集中できている様子です。単式、複式それぞれの良さや難しさは、児童も教師も経験しなければ知ることができないかと思います。主体的・対話的で深い学びでは、教師が指導する一斉授業ではなく、伴走者としての役割が求められています。そういう意味では、複式授業は先端を行っているかもしれません。

▽(中)一方、中学生は1、2年生合同の体育でした。少人数だとチーム競技が難しいので、一人でも多くいた方がいいですね。先生方は効果的な学びを追求しながら、単元ごとに工夫しています。 今年度も明日が修了式です。

空気が澄んでいて、対岸の天塩方面が見えています

 

 

使える(会話できる)英語へ

▽修了式(週末金)まで登校日はあと二回となりました。

▽(小)英語活動の時間では、3年生が野菜の英語カードを使ったトランプゲームで発音の練習をしていました。この1年間、英語に慣れ親しんだ児童たちは発音も上達したようです。「ナスって英語で何だっけ?」と質問すると、すかさず「エッグゥプラァント!」と流暢な発音で返ってきました(^o^)  4年生もリズムに合わせて、みんなで英語の歌を楽しげに歌っていました。我々が学んだ“昭和”の英語の授業とは明らかに違います。今は、“使える英語”になっていくことが重要ですね。

3.16 心に刻む

▽真っ白に輝く利尻山がくっきりと見える晴天の下、本日、副町長:島谷一昭様をはじめ教育長様並びに教育委員の皆様、議会議員の皆様、地域の皆様にご臨席賜り、卒業式を挙行いたしました。

▽凜とした雰囲気。真剣な眼差し。感謝の気持ちを表す姿。小学校9名、中学校4名の卒業生がこれまでの学びの集大成を見せました。一人一人が今持っている精一杯を出せたことが素晴らしい。これからも努力を続け、自分の成長を楽しめる人であり続けましょう。

▽卒業式は、児童生徒の節目に携われる教師という職業の素晴らしさと責任を痛感する日でもあります。子どもの成長を目の当たりにすると共に教師の力のなさにも気付かされます。そしてそれ以上に、子どもたちから力をもらいます。子どもたちに感謝です。