校長あいさつ ◆ 学校教育目標 「郷土愛を育み、創造性を発揮させながら、自ら未来を切り拓く子の育成」 ◆ 教育推進のキーワード 「自律」自分で決めて実行する 利尻富士町立利尻小学校・鬼脇中学校 校長 芳 賀 重 紀 近年の社会情勢は、インターネットを介したAI(エーアイ)・IOT(アイオーティー)などのデジタルネットワークが普及し、ビッグデータを用いたDX(デジタルトランスフォーメーション)の改革の波が押し寄せています。これからの時代をたくましく生き抜くためには、急速な時代の流れに敏感に反応する力、学習指導内容に留まらない幅広い知識と実践、価値観の変化に柔軟に対応する力、成果を客観的に評価する力、科学的根拠に基づいて論理的に判断・行動する力が必要となります。Society5.0に向けて、情報科学系教育体制を充実させ、技術革新や価値創造の源となる飛躍知を発見・創造する人材や新たなビジネスを創造する人材の育成が求められています。つまり、課題解決するための方法が決まっているわけではなく、納得解や最適解を見つけ出さなければなりません。そのため、文部科学省からは、令和の日本型学校教育「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指し、ICTを効果的に活用しながら、個別最適な学びと協働的な学びの充実が示されています。教師が知識や解決策を提示するのではなく、子どもたちがもつ知識や発想をもとに、試行錯誤しながらも、自力解決できる力を育てたいと考えています。子どもたちが、自己調整をしながら、見通しをもって解決できるようになれば、意欲的な自学学習(家庭学習)へと結びつきます。学校では、一斉一律授業スタイルからの脱却、個人の能力・関心に応じた学びの場の確保、地域の人的・物的資源の活用に取り組みます。 私の教育理念は、「笑顔」・「愛」・「挑戦」です。大人が子どもに愛情を精一杯注ぐことで、子どもは笑顔の経験をたくさん積み自信をもち、挑戦するようになる。挑戦し続ける姿は、私たち大人に笑顔と愛を与えてくれる。そのため、大人が挑戦する姿を子どもに見せる必要がある。 今後とも、利尻富士町が進める小中一貫教育を進めることで、学力向上と中一ギャップ未然防止に努め、新たな時代を切り拓く子どもたちを育成していきます。学校・家庭・地域・行政と連携・協働しながら、教職員一同全力で取り組みます。 今年度もどうぞよろしくお願いいたします。 令和6年4月吉日