「鬼脇」探訪 ~ 利尻小学校の職員室に咲く一輪の「ひまわり」
写真のヒマワリは校舎の畑で朽ち果て、弱っていたのを先生が拾ってしばらく日の当たる場所に置くと、大輪の花が咲きました。どんな逆境にあっても手を差し伸べて水や光を与え、そっと見守ってあげればもとの元気を取り戻す…。そんなある意味人生観?にも重なるような一輪の花が、窓の片隅で登下校をも見守っている様でした。ヒマワリと言えば一面に咲き誇る広大なヒマワリ畑を想像しますが、もう一枚の写真は宮崎県高鍋町にあって(当初は、十年前に現地を襲った牛の口蹄疫などへの「鎮魂」の意味で植えられたそうですが…)今では県内屈指の観光名所に変貌しております。最近でもテレビの再放送で往年の名映画「ひまわり」が放送されましたが、主演の女優ソフィア・ローレンが独ソ戦で別離したフィアンセを探しに東方へ旅に出る途中、写真のようなヒマワリ畑に遭遇します…ただその畑は現在のウクライナのへルソン州に位置しており、現在まさに戦争の「激戦地」である為、映画の内容と重なりとても皮肉というか複雑な心境になってしまいます…。どんなに辛い事があっても、ヒマワリの花だけは周囲を照らしてくれる…職員室の窓の片隅ならずとも、そんな一筋の光を一刻も早く見いだして欲しい!と想う今日この頃です。