鬼脇探訪(番外編)~ 函館「がこめ昆布」危機の次は「羅臼昆布」?
先日ブログの中で、函館の専門店を訪ねた際に天然物の「がこめ昆布」がほぼ壊滅状態となって、店頭には養殖の昆布のみ販売されていた話をしましたが…海水温上昇(地球温暖化)の影響が、遂には知床の海にまで至り過度に高い海水温によって羅臼昆布の根付きの悪化や成長の阻害、また異常繁殖したウニ等による食害も相まって天然物の漁獲量は昨年の「約半分」と非常に厳しい結果となりました。一方で宗谷海峡付近の海水温は、太平洋まで上昇ピッチは高くないもののとても他人事とは言えない状況で、(現在の函館近海に至っては、夏にカツオで冬にはフグがよく獲れるらしく本当に北海道か?と思ってしまいますが…)これからは「獲る漁業」ではなく「育てる漁業」がトレンド?との事です。(積丹でも昆布等の資源保護のため、農家が廃棄する予定の「廃キャベツ」などを有効活用してエサに用いるウニの試験養殖が計画されていますが…)私も今後利尻の海産物を味わう際は、心して食したいと痛感致しました…。