「鬼脇」探訪 ~ 北のいつくしま弁天宮をたずねて
こちらは鬼脇から仙法志を抜けた辺りの道路沿いにある「龍神の岩」の上に建立された、神を祭るほこら(小殿舎)になりますが、昔に嵐で岩に打ち砕かれそうになった弁財船を弁天様が救助し、神のご加護に感謝した海の男達が建てたと言われております…。他にも「寝熊の岩」や「人面岩」などの奇岩もありますが、そもそも「北のいつくしま」と命名したのも平清盛が瀬戸内海の航海の安全を祈願し安芸の宮島に建立した「厳島神社」になぞらえているとは思いますが(厳島神社は巨大台風などで床板や柱がいつ流されてもいいように、当時平安時代の宮大工によって細かく構造設計がなされていますが…)私はこの弁天宮のほこらへ向かうこの橋がいつ壊れるか?と、内心ヒヤヒヤしながら歩いたのを覚えています。