「鬼脇」探訪(番外編)~東京駅をたずねて
毎年この時期には帰省ラッシュのニュースでよく東京駅の映像が流されますが、コロナ禍明けになりやっと通常運行?とばかりに人の群れが戻ってきそうです…。東京駅舎は辰野金吾の設計で6年の歳月をかけ1914年の冬に完成しましたが、空襲などで崩壊後に何度かの改修を経て、昨年には当時の初代駅舎を復元すべく復旧工事が終わりました。
写真の映像は駅舎正門に入ってすぐのドーム型広場になります。初代で用いられた部材も一部利用されているとの事で、当時の豪華絢爛さが偲ばれます…。視線を駅舎から皇居に180度振り返ると、駅前整備で馬車行列が走る専用道路がまっすぐ皇居まで敷かれていますが、海外から赴任される全権大使が天皇陛下に対し、祖国の「(大使就任)信任状」を手渡すため、宮内庁が馬車で東京駅までお迎えに来てくれます。(馬アレルギーや落馬経験がある一部大使は乗車を断るそうですが、たけし軍団のゾマホン・ルフィンさんも以前ベナン共和国全権大使として颯爽とした馬車行列に乗り、いたく感動したとの事です…)東京のみならず日本の「顔」でもある東京駅ですが、周囲の高層ビルの中でもひときわその威厳ぶりと当時の人々の思いをひしひしと感じました…。