AED講習会について

 写真は、中学2・3年生を対象に保健体育の時間を使って、AED講習会を行っているところです。利尻富士町の消防の方にお願いして実施しました。教職員も年に1回、研修会を行っています。日本では、心臓突然死は年間7万人に及ぶといわれています。心臓突然死の多くは、心室細動という不整脈によるものです。突然の心臓のけいれんによって、心臓が震えて血液を送るポンプとしての機能を果たさなくなります。時間とともに振れ幅が徐々に小さくなり、何もしなければ完全に止まってしまいます。1分対応が遅れるごとに、救命率は7~10%低下するといわれています。毎分救命率が10%低下するとして計算すると、5分で救命率は50%、10分で0%となります。心臓突然死が起こったときは、1分1秒が生死を分ける状況といえます。いざという時のために、正しい使い方を学んでおくことが大切だと思います。利尻富士町の消防の方には、大変感謝申し上げます。ありがとうございました。