学校ブログ

 中学2年生を対象に、上田漁業部の上田氏が来校して、昆布について話をしてくださいました。子どもたちは、事前に昆布について調べ学習をして、わからないことを質問しながら学びました。私も昆布についてたくさんのことを知ることができました。話は多岐にわたり、昆布の成長の仕方や育て方、昆布と水温の関係、昆布の味や料理方法など、学びが深まりました。

 来週は、船に乗せてもらい、体験学習を行う予定です。来週もお世話になります。よろしくお願いいたします。この後まとめをして、文化祭では、昆布に関することを題材にして披露する予定です。

 

 私が教えていた頃の中学校の技術科の学習内容は、木材加工と電気は必修で、金属加工、機械、栽培、情報基礎領域から3領域を選択することになっていました。学校にはPC-9800シリーズの箱形パソコンがコンピュタールームに設置してあったので、標準プログラミング言語として、N88-BASICを使ったプログラムを教えていました。BASIC言語を覚えないとプログラミングができないので、BASIC言語のスキルを身に付けさせていたように思います。研究授業では、BASIC言語はあくまでもプログラムを動かす手立てであって、目的はプログラムを動かす手順や方法を身に付けさせることだと先輩の先生方から助言をいただいた記憶があります。近年、小学校にもプログラミング教育が必修になりました。目的は、プログラミングができるようように教えてもらうことではなく、「プログラミング的思考力」の育成です。つまり、「考える力」「問題解決する力」を身に付けることです。これは、論理的思考力の育成につながります。具体的には、情報を選択しながら、順序立てて考え、自分で課題を解決できる力ということになります。利尻小学校・鬼脇中学校の子どもたちにも論理的思考力を身に付けて欲しいと思っています。

 

 国語の時間に子どもたちが、国語辞典で意味を調べていました。昔は紙の辞書しかありませんでしたが、最近は電子辞書を使ったり、スマートフォンの検索機能を使ったりしているご家庭が増えてきているようです。ただ、最初に子どもに辞書を使わせるのなら、紙の辞書がいいようです。学校でも紙の辞書を使って、ひきかたの勉強もします。紙の辞書なら、自分が調べたい単語の他にも、似たような単語が前後にあるので、合わせて覚えることもできます。探す過程こそが、学ぶために必要なことだと言えます。探す過程で間違ったり、思わぬ発見をしたりしながら、知識を自分のものにすることができます。そのような過程をたどると、より記憶に残りやすいそうです。紙の辞典をひきときに、あれこれ考える時間があるので、それが確かな知識となって自分のものになるのだろうと思います。電子辞書やスマートフォンは、すぐに意味は探せるけど、知識として身に付くのに時間がかかるようです。これから子どもたちには、国語辞典、漢和辞典、英和辞典のひきかたを学んで、知識をたくさん身に付けて欲しいです。

 

 ゴールディンウィークが終わり、学校が再開しました。「子どもたち、疲れているかな。」と思って各学級を見て歩きました。すると、発表すること、聞くこと、質問することなど、みんな真剣に取り組んでいました。どのクラスでも、同じような授業態度で素晴らしいと思いました。

 お昼から、利尻島教育研究会で、利尻島の先生方が各教科ごとに集まって、授業公開をしたり、教材研究をしたりします。子どもたちが自力で「できる」「わかる」授業を目指して、授業改革に取り組んでいます。目指すところは、子どもたちが自力解決できること、根拠をもとに解決方法を説明できること、自分から勉強に取り組むようになることです。

 昔、年配の先生から、「子どもたちに解き方を教えても、解き方を忘れてしまったら、それ以上解くことはできなくなるけど、解く方法を教えてあげれば、解き方を忘れていても自分で解けるようになるので、解く方法を教えてあげなさい。」と言われたことがあります。例え話として、お腹のすいている人に魚を与えても魚を食べてしまったら、またお腹がすくけど、釣り方を教えたら、自分で魚を捕れるようになるので、釣り方を教えてあげた方がよい。という話も聞いたことがあります。先生方には、授業改革がんばってほしいです。

 

 

 国語の授業で、「わからないから学ぶ、わかっていく楽しみ。」という話を聞きました。とてもいい話だと思いました。

・相手の考えを聞いたときに、自分と違うと思ったら、違うと相手に伝える勇気をもつこと。

・相手から違うと言われても、間違っていることがわかって、よかったとポジィテブになること。

・「正解」に近づくための吟味と検討をすることが成長につながること。

・わからないことをわかるようになること自体が、すばらしいこと。

 

 これからの授業で、子どもたちの活発な話合いを見ることができそうで、とても楽しみです。

 

 

 私が小学生の頃から教師になって30代前半くらいまで、学校でNHK教育番組を、放送時間に合わせて、みんなで見ながら学習をしていた記憶があります。特に理科の実験や道徳などで活用していました。写真は、道徳の授業です。タブレットで画像や文字を見ながら、ヘッドフォンで音を聞いて、内容を理解します。聞き逃したり、よく分からないところは、すぐに戻して、繰り返すこともできます。公的教育機関であれば、基本的にNHKの番組は、許諾なしでの授業使用がNHKから認めれらています。この後の道徳の授業では、子どもたち一人一人、「自分だったら、どうしたのか。どうしなければならなかったのか。」を考え、発表していました。そして、今回学んだことを日常生活で、どのように生かしていくのかを交流しました。今の道徳の授業は、第一段階として、物語を理解して、価値項目を見いだし、自分の考えをもつこと。第二段階として、その価値観を共有しながら、日常生活で実践していくように意識させることです。道徳に限らず、子どもたちには、思考させる時間を確保しながら授業を進めていかなければなりません。深い学びになるよう取り組んでまいります。

 

 

 

 授業では、先生方が大型テレビを使って、デジタル教科書で課題を把握させたり、子どもたちがタブレットを使ってQubenaのまとめの問題を解いたりしています。子どもたちから、「そっかあ。」「なるほど。」などのつぶやきも聞こえ、真剣に授業を受けている姿が見られます。とてもいい雰囲気で授業が進められています。子どもたちに思考させながら、自力解決できるよう授業を進めて欲しいです。この調子で、子どもたちが「できる」「わかる」ようになって、家庭でも宿題以外に自分から勉強に取り組む姿を目指していきます。

 

 

 昨日、小学生を対象に交通安全教室を実施しました。交通安全教室の目当ては、3つあります。1つ目は、交通ルールをしっかり学ぶこと。2つ目は、正しい自転車の乗り方や歩き方ができるようになること。3つ目は、学んだことを1年間続けることです。温かくなってくると、観光客の方がたくさん来島して、車の交通量が増えます。学校では、これからも子どもたちが事故に巻き込まれないように、正しい自転車の乗り方や歩き方について指導していきます。ご家庭においても交通ルールを守ることについてご指導願います。

 保護者の皆様にはお忙しい中、19日の参観日に来校していただき感謝申し上げます。体育館では、全体懇談やPTA総会、各学級においては普段の授業の様子や新担任との懇談など、ありがとうございました。参観日では、子どもたちが少し緊張していたようでしたが、いつも通りに頑張っている姿をお見せすることができて良かったと思います。お気付きのことがありましたら、遠慮無く学校までお知らせ下さい。よろしくお願いいたします。

 

 昨日、本校においても小学校6年生、中学校3年生を対象に、全国学力学習状況調査を実施しました。この調査の目的は、日本中どこにいても、教えるレベルの維持向上を図る。調査結果を基に課題を検証し、授業改革を図る。教育に関する検証改善(P計画・D実行・C評価・A改善)サイクルを確立して目標を確実に達成する。の3つです。学校の行事に関しては、検証改善サイクルを実施して、来年の計画を立てていますが、授業においても、同様です。教師が前日に授業準備をして、授業を実施して、子どもたちがどの程度理解しているのかを把握し、次の授業改革へ結びつけ、学び直しを行いながら、授業を進めていく必要があります。学力学習状況調査の問題は、将来子どもたちが生きていく上で、必要となる資質・能力です。私も解いてみましたが、たくさんの資料や文章から必要な情報を抽出して、筋道を立てて説明する力、根拠を明らかにして、結論を導き出し、自分の考えを含めながらまとめて書く力、など論理的思考力が必要とする問題がたくさん出題されていました。利尻小学校・鬼脇中学校は、小中一貫教育を進める学校として、教職員全員にそれぞれ小・中の問題を解いてもらい、子どもが必要とする資質・能力を実感しながら、あらゆる場面で教育活動を進めたいと考えています。問題は新聞にも掲載されていましたが、国立教育政策研究所から問題と解答が配信されています。お子さんがどのような問題を解いているのか、参考にされてください。

https://www.nier.go.jp/25chousa/25chousa.htm

 

 

 

 

 

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