いよいよ運動会練習が始まります。そこで、昨日結団式を行いました。めあては、自分の立てた目標をチーム内で共有し、意欲的な活動へつなげることと、チームでの仲間意識を高めることです。子どもたちには、事前に運動会に向けて次の項目を考えて、チームごとに発表していました。
①どんな運動会をつくっていきますか。「見ている人が感動する運動会にしたいです。」「保育所から中学生まで全力で楽しめる運動会。」
②自分のチームのために何ができるでしょう。「団長に任せるのではなく、自分たちでも考えひっぱっていく。」「低学年のお手本となるように自分たちもがんばる。」
③下級生に、どんな姿をまねしてもらいたいですか。「困っている低学年に教えてあげたり、競技を全力で楽しんだりすること。」「一生懸命頑張っているところ。」
④係の仕事では、どのようにがんばりますか。「ゴールでは、みんながいいなと思えるゴールをつくること。」「先生にいわれなくても、自分でうごけるようにしたい。」
聞いていて、とてもうれしくなりました。他にも、団長から各チームへのエールもありました。
「仲間を信じ、最高の運動会にしよう。いやな気持ちにならないよ...
私が教えていた頃の中学校の技術科の学習内容は、木材加工と電気は必修で、金属加工、機械、栽培、情報基礎領域から3領域を選択することになっていました。学校にはPC-9800シリーズの箱形パソコンがコンピュタールームに設置してあったので、標準プログラミング言語として、N88-BASICを使ったプログラムを教えていました。BASIC言語を覚えないとプログラミングができないので、BASIC言語のスキルを身に付けさせていたように思います。研究授業では、BASIC言語はあくまでもプログラムを動かす手立てであって、目的はプログラムを動かす手順や方法を身に付けさせることだと先輩の先生方から助言をいただいた記憶があります。近年、小学校にもプログラミング教育が必修になりました。目的は、プログラミングができるようように教えてもらうことではなく、「プログラミング的思考力」の育成です。つまり、「考える力」「問題解決する力」を身に付けることです。これは、論理的思考力の育成につながります。具体的には、情報を選択しながら、順序立てて考え、自分で課題を解決できる力ということになります。利尻小学校・鬼脇中学校の子どもたちにも論理的思考力を身に付けて...
国語の時間に子どもたちが、国語辞典で意味を調べていました。昔は紙の辞書しかありませんでしたが、最近は電子辞書を使ったり、スマートフォンの検索機能を使ったりしているご家庭が増えてきているようです。ただ、最初に子どもに辞書を使わせるのなら、紙の辞書がいいようです。学校でも紙の辞書を使って、ひきかたの勉強もします。紙の辞書なら、自分が調べたい単語の他にも、似たような単語が前後にあるので、合わせて覚えることもできます。探す過程こそが、学ぶために必要なことだと言えます。探す過程で間違ったり、思わぬ発見をしたりしながら、知識を自分のものにすることができます。そのような過程をたどると、より記憶に残りやすいそうです。紙の辞典をひきときに、あれこれ考える時間があるので、それが確かな知識となって自分のものになるのだろうと思います。電子辞書やスマートフォンは、すぐに意味は探せるけど、知識として身に付くのに時間がかかるようです。これから子どもたちには、国語辞典、漢和辞典、英和辞典のひきかたを学んで、知識をたくさん身に付けて欲しいです。
ゴールディンウィークが終わり、学校が再開しました。「子どもたち、疲れているかな。」と思って各学級を見て歩きました。すると、発表すること、聞くこと、質問することなど、みんな真剣に取り組んでいました。どのクラスでも、同じような授業態度で素晴らしいと思いました。
お昼から、利尻島教育研究会で、利尻島の先生方が各教科ごとに集まって、授業公開をしたり、教材研究をしたりします。子どもたちが自力で「できる」「わかる」授業を目指して、授業改革に取り組んでいます。目指すところは、子どもたちが自力解決できること、根拠をもとに解決方法を説明できること、自分から勉強に取り組むようになることです。
昔、年配の先生から、「子どもたちに解き方を教えても、解き方を忘れてしまったら、それ以上解くことはできなくなるけど、解く方法を教えてあげれば、解き方を忘れていても自分で解けるようになるので、解く方法を教えてあげなさい。」と言われたことがあります。例え話として、お腹のすいている人に魚を与えても魚を食べてしまったら、またお腹がすくけど、釣り方を教えたら、自分で魚を捕れるようになるので、釣り方を教えてあげた方がよい。...
私が小学生の頃から教師になって30代前半くらいまで、学校でNHK教育番組を、放送時間に合わせて、みんなで見ながら学習をしていた記憶があります。特に理科の実験や道徳などで活用していました。写真は、道徳の授業です。タブレットで画像や文字を見ながら、ヘッドフォンで音を聞いて、内容を理解します。聞き逃したり、よく分からないところは、すぐに戻して、繰り返すこともできます。公的教育機関であれば、基本的にNHKの番組は、許諾なしでの授業使用がNHKから認めれらています。この後の道徳の授業では、子どもたち一人一人、「自分だったら、どうしたのか。どうしなければならなかったのか。」を考え、発表していました。そして、今回学んだことを日常生活で、どのように生かしていくのかを交流しました。今の道徳の授業は、第一段階として、物語を理解して、価値項目を見いだし、自分の考えをもつこと。第二段階として、その価値観を共有しながら、日常生活で実践していくように意識させることです。道徳に限らず、子どもたちには、思考させる時間を確保しながら授業を進めていかなければなりません。深い学びになるよう取り組んでまいります。
昨日、本校においても小学校6年生、中学校3年生を対象に、全国学力学習状況調査を実施しました。この調査の目的は、日本中どこにいても、教えるレベルの維持向上を図る。調査結果を基に課題を検証し、授業改革を図る。教育に関する検証改善(P計画・D実行・C評価・A改善)サイクルを確立して目標を確実に達成する。の3つです。学校の行事に関しては、検証改善サイクルを実施して、来年の計画を立てていますが、授業においても、同様です。教師が前日に授業準備をして、授業を実施して、子どもたちがどの程度理解しているのかを把握し、次の授業改革へ結びつけ、学び直しを行いながら、授業を進めていく必要があります。学力学習状況調査の問題は、将来子どもたちが生きていく上で、必要となる資質・能力です。私も解いてみましたが、たくさんの資料や文章から必要な情報を抽出して、筋道を立てて説明する力、根拠を明らかにして、結論を導き出し、自分の考えを含めながらまとめて書く力、など論理的思考力が必要とする問題がたくさん出題されていました。利尻小学校・鬼脇中学校は、小中一貫教育を進める学校として、教職員全員にそれぞれ小・中の問題を解いても...
朝、各学級を見回っていますと、学級目標を作っているクラスがありました。
教室に掲示をするために、文字を丁寧になぞっていました。
どんな学級目標にしたのか、気になってパソコンを見ると、
なんか、どこかで見たようなキーワードがならんでいました。
私が始業式、入学式で、子どもたちにお願いしたことは、勉強を頑張る 謙虚さを身に付ける(他人を認める) 挑戦し続ける の3つでした。
担任に話を聞くと、私の話を子どもたちが覚えていて、いくつかのキーワードを学級目標に取り入れることになったそうです。校長が話した言葉(キーワード)を学級目標に取り入れたことは、私の教職員生活で、今までありませんでした。私の話をしっかりと聞いたいたこと、その話を参考にしたことについて、とても驚いたとともに、とてもうれしくなりました。
令和7年度の教育活動が始まって、本日で4日目を迎えました。小学1年生は、授業にも慣れてきたました。他の学年の子どもたちも、学校の決まりや学習規律の確認、学級目標や自己目標など決めて、頑張ろうとする意欲が伝わってきます。今年は、新卒や若い先生方が転入してきました。授業で、目指すところは、子どもが自力解決できる力を付けることです。「教師は授業が命」といわれます。若手教師の授業時に、先輩教師が授業を見て指導やアドバイスをし、先輩教師の授業を若手教師が見て教わるといった場面が見られます。ただ、先輩教師も、子どもたちが新たな時代を生き抜くために必要なのスキルを身に付けていかなければなりません。先生方には、子どもたちが自力で「わかる」「できる」笑顔を目指して、授業改革、教材研究をお願いしたいと考えています。
本日より、令和7年度の利尻小学校・鬼脇中学校の教育活動が始まりました。子どもたちが登校して、最初に着任式を行いました。今年度の異動で8名の教職員が転入となりました。職員が増えたので、子どもたち一人一人にきめ細かい指導をしていきたいと考えています。次に始業式で、担任発表をしました。待っている間、子どもたちは、「担任の先生は誰かな」と、そわそわしている様子がありました。午後からは、入学式を行いました。私からは、子どもたちに3つの約束をお願いしました。1 勉強を頑張る(「できる」・「わかる」ように自分から頑張る) 2 謙虚さを身に付ける(他人を認めない言動や行動はしない。自分がされて嫌なことは絶対にしない。) 3 挑戦し続ける(昨年度は、挑戦するでした。今年度は挑戦し続けるにバージョンアップしました。)入学式終了後、来賓の方から、「小学1年生は、最後まで話を聞いていて立派でした。」「中学生は、微動だにせず、話を聞いていて、大人に見えました。」と褒めていただきました。明日から、各教科の授業が始まります。子どもたちが毎日、学校に行きたいと思えるような学校を創りたいと考えています。保護者の皆...
校長先生から「週末(金曜日)だけでも良かったら頼むよ!」とご依頼を受け早くも3年間、特に最近では利尻を飛び越えて全国への「徘徊」にも近い?紀行文と化しておりましたが…「ふるさとは遠くにありておもふもの」とは正に言い得て妙な話であり、東京や大阪などに身を置くと改めて「利尻島」の人のよさや、水や空気や食べ物の美味しさを肌身で感じますし、内地の方からも一度行ってみたい!と異口同音に言われる位、利尻のポテンシャルの高さを実感しました。また島の中でも色々と史跡を「徘徊」して調べてみると、利尻の歴史の中で夢を追って移住されて来た方々の当時の息吹や想いも時より垣間見ることが出来て、私自身大変勉強になりました!私事ながら次も(利尻の気候や風土が大変気に入った(涼しい)ので)近隣を希望してこの度、鬼脇の海向い天塩へと異動することとなりました。3年間に渡ってご愛顧?というよりも、独りよがりな私の拙文に長くお付き合い頂き、この文面をお借りしまして御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
本日をもって、令和6年度の利尻小学校・鬼脇中学校の教育活動が終了します。1時間目に修了式を行いました。私から学年代表の子に、修了証を手渡しました。その後、今年度4月の入学式や始業式に話した3つのお願いについて、子どもたちに話をしました。1つ目は、挨拶です。地域の人から、「子どもたちから挨拶をしてくれる。」と話を聞いて、とても嬉しかったこと。来年も続けて欲しいことを話しました。2つ目は、勉強です。1年間、学校で勉強をがんばっていたことを褒めました。ただ、春休みの過ごし方が大切で、今の学年の勉強したことを使って次の学年の学習を進めていくので、今の学年の学び直しをしておいて欲しいと話をしました。3つ目は、挑戦しようです。保護者アンケートからも、挑戦するようになった(40%→70%)との評価を得たので、これからも失敗を恐れずに挑戦して欲しいと話をしました。
1年間、保護者や地域の方々の温かいご理解とご協力をいただきながら、学校経営を進めることができました。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
私事ながら、4年前に車で函館から利尻へ異動する際、稚内で利尻行フェリーの出航まで待ち時間があったので身を清めよう?として「港の湯」に立ち寄ろうとしたところ、既に「閉店」していたオチがありましたが…その後市民の要望で稚内市が協力し、再びリニューアルオープンしました。建物の中は間宮林蔵など稚内の歴史に触れられるブースやお子様が自由に遊べるスペース、また市場(食堂)なども併設されていますが何といっても2階の温泉施設が素晴らしく、稚内港の眺望が全国の温泉ランキングでも「風情ある景色の温泉」全国3位に輝くなど高い評価を得ています。また休憩スペースにも漫画本が多く置かれたり、広い休憩所で日がなゆったりと過ごすことが出来るので、利尻に向かうフェリー時間にもしも余裕があれば骨休めにはおススメの施設です!
15日に利尻小・鬼脇中の卒業式を行いました。当日は天候も良く、たくさんの来賓の方にも来校していただきました。卒業式後に「とても良い卒業式でした。」と声を掛けられ、ほっとしているところです。
14日の夜、中学3年の担任(田中教諭)は、最後の学級通信が書けずに悩んでいました。式後に学級で、何を話したら子どもたちに自分の思いが伝わるのだろうかと夜遅くまで考えていました。小学6年生担任(小野教諭)は、卒業生との楽しい思い出が、走馬灯のように頭の中を駆け巡っていたようです。
私も中学3年生と小学6年生の卒業担任だったことがあります。担任をしていると子どもたちへの思いが強くて、まるで家族のように思ってしまうものです。そして、卒業式後数日は、卒業生の座っていた席に子どもたちがいないと気付いたり、廊下から在校生の声が聞こえたりする時に、寂しさを感じたものでした。
式辞でも述べさせていただきましたが、小学6年生は修学旅行で、道に迷った時、表示看板を見たり、人に聞いたりするたくましさがありました。大人でも人に聞くことは、躊躇していまいます。私は修学旅行で、子どもたちが人に聞く場面を見たのは、はじめ...
今日の3・4時間目に卒業を祝う会がありました。各学年で卒業生に感謝の気持ちを伝えるため、また、楽しんでもらうためにそれぞれ企画を用意していました。
小学1・2年生は、「イメージクイズ」でした。小学1・2年生が卒業生に対するイメージを言葉で話して、誰のことを話しているのかを当てるゲームでした。「かっこいい」という言葉に、会場が盛り上がりました。
3・4年生は、「マット運動」でした。最初に小学3・4年生が披露して、卒業生に技を披露してもらう企画でした。卒業生は、下級生に手を引かれて舞台に上がり、マット運動を披露しました。技のできる・できないに関わらず、舞台に上がった卒業生。さすがでした。楽しい企画でした。
小学5・6年生は、「伝心ゲーム」でした。お題が出されて、卒業生と同じ言葉であればポイントになります。児童生徒全員が、参加できる楽しい企画でした。
中学1年生は、「ジェスチャーゲーム」でした。中学1年生が、お題について演技して、卒業生が当てるゲームでした。中学1年生のお題についての動作がぎこちないところもあって、楽しむことができました。
中学2年生は、「感謝の言葉」でした。一人一...
海の向こうに礼文島を眺める「沓形岬」の岸壁に「利尻小学校・鬼脇中学校」の両校歌の作詞を作った、時雨音羽先生の歌碑(出船の港)があります!「出船の港」は正に生誕の地・沓形港の当時の風景をモチーフに作詞された代表曲ですが、他にも小学校では必ずといって良いほど音楽の授業で習う、文部省唱歌の「スキー」(山は白がねー朝日を浴びて~♫)や、フランク永井さんが唄い、第3回日本レコード大賞を受賞した「君恋し」(ちなみに翌年の大賞は「いつでも夢を」)などを手掛け、日本を代表される作詞家としてのちに紫綬褒章を受章されています。NHKの番組で伺い知るまで、当校校歌の作詞家の方がこのような利尻出身の大先生とは全く知らず…卒業式や修了式では心して拝聴したいと思います!
私事ながら、自動車免許の更新時期を迎え、免許センターのある「旭川市」を訪ねました。北海道では札幌に次ぐ人口32万人超を抱える大都会だけあって、写真のような買物公園のイルミネーションも鮮やかだったり、屋上階が2億5000万円もするタワーマンションが出来て駅前も再開発されたりと、若い人のみならず就職や進学で旭川の地を離れた方々も、老後に故郷の地へまたUターン移住してもらうべく様々な方策を行っているようです。また出来たばかりの旭川市科学館(サイパル)を訪ね、気象台の高性能な望遠鏡やプラネタリウム、また家族も楽しめる実験(体験)スペースなどバラエテイーに富んだ面白い施設が目白押しでした。(写真は旭川放送局のPR展にきていたNHKのどーも君…)パターンでは「旭山動物園」→「旭川ラーメン」→「買物公園ぶらり」でトンボ返りとなりがちな「旭川市」も、いざ視点を変えれば、様々な街の顔を伺い知ることが出来て(免許更新とはいえ…)楽しかったです!
本日は、道内公立高一般入試が行われる日です。学校から出発する生徒に、「頑張ってね。」と笑顔で送り出しました。明日は、面接試験です。子どもたちには、普段授業で解いているつもりで、頑張って欲しいです。小学生も、今日が公立高校の一般入学試験の日であることを、知っていました。小学生に「後何年後かに皆さんも経験することになります。自信をもって臨むことができるように、毎日の勉強を続けて下さい。」と話をしました。今頃最後の教科の問題を解いているところでしょうか。最後まで、頑張れ受験生!! エールをおくります。
北海道(利尻)はまだ雪深い冬のさなかですが…東京はもう南から暖気が迫ってきたり?またスギ花粉が飛んできたり?と春への歩みが着実に進んでおりました!「梅は咲いたか~サクラはまだかいな♫」との江戸花柳界の有名な小唄もありますが、受験生でにぎわう湯島天神や写真のような西新井大師でも、彩りを添えるような美しい梅や桜が早くも芽き周りの参拝客の目を楽しませていました。また都会の中心たる東京駅も辰野金吾設計の当時レンガ造りの旧駅舎を忠実に再現(リニューアル)し、周囲の高層ビルにも引けを取らぬ荘厳さとオシャレさを兼ね備えた駅舎に生まれ変わりました!そして東京へ赴任した海外の新しい全権大使が、写真の駅正門から2km先の皇居(認証式典)まで「馬車行列」にてお迎えする形となっており、タレントのゾマホンさんもベナン全権大使就任時に宮内庁の馬車行列に揺られ、天皇陛下に謁見を果たしとても感動したとの話もあり、東京駅は今も変わらず日本の「顔」であり「玄関口」でもあるんだ!と改めて実感しながら、その場でしばらくじっと東京都心の街並みを眺めていました。
真冬の凍てつくような寒さにより真(川の)水よりも塩分で凍りにくい、海水の一部が凍った「氷海」と利尻富士のコントラストが何とも言えない写真ですが…数年前には利尻(鴛泊)港付近へ「氷海」ならぬ、ロシア・アムール川から流れた「流氷」の一部が宗谷海峡を越えて接岸し、フェリーも欠航を余儀なくされました。オホーツク地域の小中学校の一部で未だに「みだりに流氷の上には乗らないこと!」との校則があるようですが、一緒に豊富な栄養分をもオホーツクの海へ運んだり、流氷砕氷船による観光はもはや冬の基幹事業なので「流氷」は厄介者であるとは思いますが、色んな恩恵をもたらす冬の風物詩になっています。ただ少なくとも宗谷の海は「氷海」で十分のようです。(もう温暖化で見なくなりそうですが・・・)
最近は、学年のまとめで、テストを機会が多くなってきました。
子どもたちに、テストは何のためにするのか聞いてみました。「わかるようになったか 確かめるため」「自分のため」と答えていました。子どもたちが答えた通りです。テストは、「わかる・できる」ようになった自分を確かめる場面です。不十分であれば、学び直しをしなければなりません。勉強は、先生が教え込むのではなく、自分から取り組んで理解してできるようにしなければ、忘れてしまったり、できなくなったりします。子どもたちにやる気を出すよう、温かい励ましの言葉やねぎらいの言葉が大切になってきます。
授業では、子どもたちのつぶやく声がよく聞こえます。疑問に思ったり、考えたりしたときに、つい口に出してつぶやいています。人が話している場面やゲームについてのつぶやきは困りますが、課題についてのつぶやきは、授業に集中している証です。教師になりたての頃は、教室がしーんとしていることが良い授業だと思っていましたが、先輩から「子どもたちの反応やつぶやきから授業を組み立てるようにするいいよ。」とアドバイスされました。つぶやきが、子どもたち同士の交流につながり、...
今日の5時間目に新入生体験入学がありました。対象は、小学6年生です。目的は、4月から中学生になるので、不安や悩みを解消し、中学生として意欲をもってもらうこと、また、中学校の生活を充実するために実施しました。最初に私から 1 勉強する 2 仲良くする 3 継続する が学校のめざす子ども像になっていることを話しました。これらの子ども像は、自律(自らの行動や考えを自分で律すること)が鍵となっているので頑張って欲しいとお願いしました。その後、中学生の授業の様子を見学しました。その後、香川先生から、学習についていて話がありました。「何のために勉強するのか」と聞くと、子どもたちは、「将来のため」「夢のため」「点数を上げるため」「頭をよくするため」など、答えていました。自発自習がキーワードです。次に浅岡先生からは、生活について話がありました。小学校と中学校で変わることについて、話がありました。そして、場面に応じて、制服やジャージを着用することを学びました。最後に、田中先生から部活動について話がありました。バトミントン部が地域クラブとなること、中体連などの大会に出るためには、学校の部活に入らなけ...
雪まつり開催中の札幌などに比べると静か?かなと思っていた函館の駅も、空港行のバスに長い行列があったり、そこかしこで外国語が聞こえるなど目に見えて観光客で大賑わいでした。夏場には名探偵コナンの映画の舞台になった影響もあって、函館山のロープウエイにもなかなか乗車できない位のオーバーツーリズムが巻き起こり、函館市の大泉市長(洋さんのお兄さん)もこの勢いを持続するため、北海道新幹線の新函館駅から函館駅まで新たなレールを敷く事により、新幹線にも函館駅へ寄ってもらうプランを国や道やJRにも提示しています。ただレール代だけでも70億円超かかり、駅舎やシステムの改造費用等を加えれば160億円もの費用が想定されるなど一筋縄ではいかないようです。よく医療介護と観光産業は、雇用が少ない地方で特に女性や若年層へ恩恵を与えるとも言われますが、道内の主要都市で一番人口減が進む函館の起爆剤になって頂ければ!と祈念する今日この頃です。
昨年末に大阪を訪ねた際に、1915年の開園からこのたび110周年を迎える「天王寺動物園」を訪れましたが…ニュージーランド生まれの「キーウイ鳥」を日本で唯一飼育するなど希少動物の繁殖に力を入れており、動物の本来の生息環境に近い状態を再現する「生態展示」にも注力するなど、ヒトと動物が同じ目線に立つサバンナや海中などの展示環境の整備にもチカラが入っておりました!私が見学した時も、入場料がワンコイン(500円)とお手頃にもかかわらず、様々な新しい厩舎の増築や改築ラッシュだったので、いかに大阪市がポスト旭山動物園とばかりに気合が十分かをヒシヒシと感じます。ご近所には通天閣でお馴染みの「新世界」やかつて日本一の高さを誇った「あべのハルカス」などもある、なにわの一大観光拠点なので「大阪万博」などで立ち寄る際にお勧めしたいスポットです。(仙法志でも夏にアザラシが稚内から助っ人?でやって来て、負けじと頑張っております!)
「カントリーサイン」は国道や道道において、市町村の境界に設置される看板になりますが(大泉洋さん出演番組で、カントリーサインを見て北海道のどの市町村か?を当てるクイズ番組もありましたが…)以下は利尻・礼文のカントリーサインですが利尻山と共に利尻富士町(エゾシマリスのりっぷくんとりっぷちゃん)や利尻町(利尻昆布の妖精・りしりん)には地元のゆるキャラが存在する一方で、互いの親友でもある礼文町(レブンアツモリ草の妖精・アツモン)は名勝・地蔵岩の中に見つけられませんでした…。(変わっていたらすいません)ただ一つの看板の中に、その街の魅力をすべててんこ盛りにすることは、なかなか至難の業ですが。これが北海道の各179市町村にあるとなると「道の駅」(125ヶ所)巡りのように、それぞれ境界を訪ねてみるのも面白いかも知れません。
27日に、全校集会を開きました。私から子どもたちにお知らせしたことは、3・4年生の担任である門馬悦子先生が、病気のため、ご退職することでした。門馬先生からは、「短い期間でしたが、素直な子どもたちと楽しく過ごせたことがとてもうれしかった。」と話されていました。今後、3・4年生学級は、教頭を含め、他の先生方が授業をすることになります。3・4年生の保護者の皆様には、このような体制で取り組んでいくことを、教頭からお知らせして、ご了承いただきました。ありがとうございます。ただ、何か気になることがありましたら、ご遠慮なく学校まで連絡いただきますようお願いいたします。私も3年生の算数を受けもたせていただいています。「できる」「わかる」笑顔のために、日々教材研究をしています。
今日の3・4時間目、小学生全員でスノーキャンドル作成のため、鬼脇公民館に出かけました。保護者の皆様にも、炭酸飲料の丸い1.5Lペットボトルがご家庭にあればということで、お願いしていたところです。(いくつかあるので用意できなくても丈夫です。)天候も晴れたので、子どもたちは、作るのが楽しかったようです。作業内容は、①バケツの中心にペットボトルを固定する。②ペットボトルの回りにシャーベット詰めていく。③バケツをひっくり返して中身を出す。でした。作業を進めると、バケツの雪をしっかり固めておかないと、バケツをひっくり返したときに、形が崩れてしまうことがわかりました。それでも、子どもたちは、一人2個以上を作っていました。地域の今さんや須間さん、畠山さん、酒井さんにお手伝いいただきながら、作成しました。ありがとうございました。
年始の東京「豊洲市場」でお馴染み?の青森県大間沖「本マグロ」の初物が、2億700万円で競り落とされましたが…同時に函館沖からの「生ウニ(ムラサキウニ)」1折400gがなんと700万円で落札され、日本中の話題を呼びました!「生ウニ」は全国の津々浦々あるものの、食べるエサや周囲の水質環境に大きく影響される海産物なので、京都の料亭御用達の「利尻昆布」と利尻富士からコンコンと湧き出る「甘露泉水」で育った利尻ウニが、函館や本州産のウニに比べ負ける訳がない!とは思いつつ…大間マグロではないですが「ブランディング(箔をつける)」の大切さを改めて痛感します。結論からいえば、市場関係者や消費者へどのように美味しさを伝えるか?という話になりますが(私が個人的にウニを発送した親戚や知り合いからは、利尻ウニを絶賛する声が多々寄せられましたが…)ちなみに「夕張メロン」は、昔に札幌円山球場の巨人戦でホームランを打った選手に贈られ、その美味しさが「口コミ」となって広まったらしい?ですが…SNS隆盛のこのご時世なのでどんなキッカケでいつ口コミが広まるのかも分かりません!(私にできる事は「ウマい!」「日本一!」とただ叫ぶ位しか...
いよいよ年の瀬が近づいてきました。子どもたちの休みも4日目を迎え、計画的な冬休みを過ごしていることと思います。冬休みに入る前の集会で、私は子どもたちに次の話をしました。「や」「す」「み」の頭の文字をとって、1つ目、「やすみ」のやは、やっぱり勉強です。毎年、宿題を早く終わらせて喜んでいる人がいますが、勉強は、何のために、誰のためにするのかわかっていれば、早く終わったからといって喜ぶのはおかしなことです。(勉強は、将来のためにするもの)(勉強は、自分のためにするもの)こつことと計画的に、将来を見据えて自分のためにこつこつ続けてください。2つ目、「やすみ」のすは、すっきり起きようです。夜遅くまで起きていると、朝に起きれなくなります。次の日の午前中が台無しになるので、規則正しい生活を送ってください。3つ目、「やすみ」のみは、みっちりお手伝いをしようです。日頃お世話になっている保護者の方に感謝する気持ちで、毎日続けてください。1日だけではだめですよ。という話をしました。しっかり守れていることと思いますが、万が一の時には、「休みの前の日に、校長先生は、どんな話をしていた?」と確かめてください...
今日で、冬休み3日目となりました。子どもたちの様子はいかがでしょうか。今日は中学3年生を中心に中学生の学習会を行いました。子どもたちからは、「家より集中して勉強ができた」「こんなに集中して勉強したことはない。」など、とても高評価でした。昨日鴛泊中学校で、全町の教職員を対象としたGoogle(グーグル)研修会がありました。学校ではタブレットが、鉛筆やノート等の文房具と同様に不可欠なものになっています。タブレットは、子どもたち一人一人に個別最適化した学びを提供し、個人の考えを共有することで、学び合うことができます。今回は、Google(グーグル)の基本操作、Googleアプリ、授業でより効果的に活用できる実践例の紹介など、専門家の方からたくさんのことを学びました。利小鬼中の教職員もたくさん参加しました。今回の研修でレベルアップした技や知識を、子どもたちの学びのために生かしていきたいと思います。子どもたちだけではなく、教職員も常に学んでいかなければなりません。
冬休み1日目です。子どもたちは、いかがお過ごしでしょうか。今の時間帯は、しっかりと勉強しているところでしょうか。学校では先程、先生方が子どもたちの宿題・家庭学習について校内研修を行いました。内容は、「どうしたら子どもが家庭で学習に取り組むようになるのか。」についてでした。学校で学んだことは、その授業で「わかる」「できる」ようになって、ずっと覚えていればいいのですが、人間は忘れてしまうので、繰り返し思い出して、学んだことの定着を図らなければなりません。そのために、ご家庭での家庭学習が大切になります。宿題は、先生方が、これは大切だ。これだけは覚えておいて欲しいとの意図で出します。また、ノートを使って、自分で勉強した内容を書き記す方法もありますが、先生の指示がないと、自分の得意な教科に偏ってしまいがちです。ご家庭においては、テレビやスマホがある環境で、子どもたちが、机に向かって学ぶことは大変なことです。子どもが勉強しなければならないと思うこと。「できてうれしい」「わかって楽しい」体験からもっと、やってみたいと思うこと。家庭学習が習慣化されていること。など、学校としても子どもたちの宿題・...
ここ数日の間、少雪だった利尻に天から帳尻を合わせるように降り積もった「ドカ雪」は、白い恋人のパッケージでもおなじみ「利尻富士」の頂きを、お色直しをしたかの如く純白のキレイなおしろい姿を見せて、その雄姿は下界から見ても青い空になお一層映えています!その利尻山のテッペンには、島全体を見守る「山の神」として写真のような祠(ほこら)が建立されています!24時間365日雨や雪や突風にもマケズ…ではありませんが、どれだけの疲労困憊した登山者や維持作業などに従事されている方々を癒してきたか?実に頼もしくも見えますが、私自身は実際の登山というより、頭の中でのバーチャル登山?でご加護を求め何度も合掌したり敬礼を行っています。(かなり寒そうですが…)
英語の時間に、浅岡先生から、「たまねぎについて、人に説明できる英文を作りなさい。」という課題がありました。子どもたちは、パソコンで、たまねぎについて調べ始めました。写真は、必死になってパソコンで検索している場面です。また、不確かな情報源ではなく、出典を明らかにすることも課題の1つとなっています。これは、まさに情報活用能力を育む授業です。情報活用能力とは、情報を効果的に活用して、問題を発見・解決したり、自分の考えを形成したりしていくために必要な資質・能力です。授業の流れは、まず、インターネットから、たまねぎについて説明している文や言葉を調べます。出典も考慮して、情報を得ます。次に、その情報の中から、相手に説明する必要な文や言葉を選択して、文を整えます。その文が相手が納得できる文になっているかも考えます。最後に日本語の文を英文に直します。論理的思考力が身に付く授業の一つだと思いました。
ちなみに無料の日本語の生成AIでは、2秒くらいで次のような文が出てきました。「たまねぎは、球状の形をした野菜で、白から黄色、赤に変わる紙のような皮で覆われています。生の状態では、刺激臭が強いですが、調...
理科の授業の基本的な指導の流れは、「問題の把握→予想や仮説の設定→検証計画の立案→観察・実験→結果の整理→考察」という形で進むのが一般的です。教師が何を子どもたちに学ばせたいのか、子どもが疑問をもてるように指導を工夫します。子どもが、なぜそう思うのか、話合いをして、予想を立てます。実験の結果から、考察してまとめます。実験による体験活動と、言語活動(根拠を基にして予想を立てる。結果を基にまとめる。)を踏まえた問題解決の過程が重要です。写真は、4年生の理科の授業風景です。唐井先生が、子どもたちに発問をして、予想を立てさせながら子どもたち同士で、交流をしているところです。実験による体験活動は、子どもたちの記憶に鮮明に残ります。論理的思考力の育成のためには、語彙力や国語力も必要です。学校として、子どもたちが、科学的な見方や考え方を学び、根拠を基に言葉で説明できる力を身に付けさせていきます。
元々は総務省による地方活性化策の目玉政策の一つとして始まった「ふるさと納税」ですが…今や日本全国で実に寄付総額が「1兆円」を超える立派な一大産業と化しています。ちなみに全国一の寄付額を集める「紋別市」では昨年度192億円もの寄付を集め、道内の町村においても「白糠町」の168億円や「別海町」の139億円など、実に本予算並みの金額となっています。この3つのマチの共通点を分析した結果、お礼品に海の宝石こと「イクラ」を前面に押し出しつつ最大限の「お得感」に訴える、まさに王道の手法で寄付額を増やしているようです…。一方で様々なおススメ品が目白押しの「利尻富士町」も、ふるさと納税のお礼品では、例えば全国に誇る「利尻昆布」の中で形に多少ムラがあるものの、ダシの味は全くそん色のないうま味で、しかも「お得感」満載で大量に袋に入った、その名もリンゴならぬ「ふぞろいの利尻昆布たち」があったりと多様な魅力商品があるのでインターネットで「ふるさと納税(利尻富士町)」を検索してみると実に面白いです!
本日、利小・鬼中では、4時間目に小学生、昼休みに保護者を対象として、ネット安全教室を行いました。6時間目は、中学生を対象に実施する予定です。児童生徒が適切にスマートフォンや携帯電話を安全に使用できるよう、事例をもとに、トラブルに巻き込まれない知識を身に付けさせることが目的です。小学生対象には、3本の動画がありました。1本目は、友達のラインで「曲のセンス良くない」と書き込んだため(曲のセンスが良いことを伝えたかったのに悪いとかんちがいした)、みんなから仲間はずれにされるという話でした。2本目は、親とゲームの課金はしない。と約束していたのに、ゲームにのめり込んでしまい、課金を繰り返し、20万円の請求をされ、好きなサッカーもやめなければならなくなった話でした。3本目は、いつのまにかスマホ依存になっていて、やめられず、勉強もおろそかになり、昼夜が逆転して、日常生活が難しくなるという内容でした。これらの事例は、大人でもあることです。利小では、スマホや携帯電話の約束事をお子さんと決めているご家庭が、半数くらいです。決めていないご家庭は、今回の機会を利用して、使用についてご家庭で話し合ったり、...
教頭先生が国語の授業をしていました。3年生は、もちもちの木の単元で、めあては、豆田がどれだけ頑張ったか考えようでした。4年生は、ウミガメの命をつなぐの単元で、めあては、4段落を要約しようでした。教頭先生が、2学年の学習を主で進め、坂本先生にはその都度、支援に入ってもらっています。写真は、教科書から読み取ったことを、意見の交流をしている場面です。子どもたちは、自分の意見を堂々と発表していました。また、他の人の意見を聞いて、うなずいたり、「私も同じ」とつぶやいたりもしていました。授業中の子どもたちのつぶやきは、とても重要です。つぶやきがでるということは、学習に集中していることでもありますし、もっと知りたい、わかりたいと思っているということです。家庭学習で、こどものつぶやきがでたら、「〇〇のことをがんばっているんだ。」と優しい言葉をかけてあげてください。
私の地元から程近い場所(札幌市東区)に写真のようなたい焼き店があります。先代の店主の頃(35年前)に中学生だった私は、帰りの道すがら当時1個70円(今150円)の焼きたての「たい焼き」を買うことが、唯一無二の楽しみでしたが…オール手作業で「あんこ」も早朝に起きてこしらえる等全てがハンドメイドのこだわりの逸品で、マツコ・デラックスさんの番組で紹介されたのをキッカケに長蛇の列となり、某最大手グルメサイトでスイーツ部門2連覇に輝くなど、今や北海道を誇るたい焼き店になりつつあります。先日久方ぶりに営業再開を果たしたとの事で、2時間待ちでやっとたい焼きを購入できたものの(あんこの味は一緒でしたが)長年世話になった先代のご主人と女将さんに会えなかった事が唯一の心残りでした。
授業中に学校をまわっていますと、春よりも廊下がしーんとなっていて、子どもたちは落ち着いて授業に取り組んでいます。教室に入ると、課題を解くために頭を悩ませている子、課題が解き終わって、自分で課題を見つけて取り組んでいる子、問題を何度も読み直している子、自分の考えを相手に説明している子、先生の板書をノートに書いている子など、どの場面も頑張っている子どもたちの姿があります。思わず、「がんばってね」「がんばるんだよ」と心の中でつぶやいて、教室を出ます。学校では、子どもたちに「わかって楽しい」「できてうれしい」授業を目指して取り組みます。家庭においても、(やるきになる)声かけを今まで通りお願いいたします。決まった時間に机に向かう習慣を21日間過ごせば、習慣化されるそうです。今後ともよろしくお願いいたします。
27日に、島内の5・6年生がりぷらに集まり、漁業士会の方から「ヒラメ」についてお話をお聞きしました。お話の中で、漁業士会の方が、ヒラメの稚魚を放流していることや利尻の環境のことを考えての漁など、大変な努力をされていることを知りました。その後、子どもたちは、「ミサンガづくり」や「ロープワーク」などに挑戦しました。私も挑戦したのですがなかなかできませんでした。鬼脇の川村さんに手ほどきをいただきながら、教えていただきました。ありがとうございました。子どもたちも、結べるようになって、笑顔になりました。そして、なかなか結べない子に教えてあげていました。利尻島漁業士の皆様には、感謝申し上げます。ありがとうございました。もう一つ、うれしいことがありました。吉田教育長も参加されていました。「鬼脇の子が、しっかりあいさつをしてくれたよ」と話してくださいました。とてもうれしくなりました。
写真は、中学2・3年生を対象に保健体育の時間を使って、AED講習会を行っているところです。利尻富士町の消防の方にお願いして実施しました。教職員も年に1回、研修会を行っています。日本では、心臓突然死は年間7万人に及ぶといわれています。心臓突然死の多くは、心室細動という不整脈によるものです。突然の心臓のけいれんによって、心臓が震えて血液を送るポンプとしての機能を果たさなくなります。時間とともに振れ幅が徐々に小さくなり、何もしなければ完全に止まってしまいます。1分対応が遅れるごとに、救命率は7~10%低下するといわれています。毎分救命率が10%低下するとして計算すると、5分で救命率は50%、10分で0%となります。心臓突然死が起こったときは、1分1秒が生死を分ける状況といえます。いざという時のために、正しい使い方を学んでおくことが大切だと思います。利尻富士町の消防の方には、大変感謝申し上げます。ありがとうございました。
北海道新聞社から取材を受けました。11月16日の朝刊に載っていたので、ご覧になった方もいらしたかと思います。内容は、宗谷管内で実施しているSサポート問題でした。Sサポート問題とは、宗谷教育局が作成した国語と算数の問題です。特に児童生徒の苦手分野の問題が出題されます。学んだことが、理解できているのかを子供は、すぐに確認できますし、先生方にとっては、教え方の授業改革に役立てることができます。他に全道で、チャレンジテストも実施をしています。5教科によるテストです。このテストも自分が理解しているのかを確かめられますし、全道の学校とも比較できます。最近問題を見て思うことは、特に算数の問題です。計算問題などの出題が減り、昔でいう応用問題(文章題)がほとんどをしめるようになりました。長い長文をしっかり読まないと解けなかったり、式を説明させたりする問題です。なんだか国語の問題を解いているように思ってしまいます。国語ができないと他の教科も解けなくなります。やはり、子供たちの学力向上は、論理的思考力の育成が鍵となります。
よく「隣りの芝生は青い」などど言いますが、遠くの景色を距離を置いて見た方が、とりわけ美しく見える事も多々あります。その典型例が「利尻富士」なのかも知れません。写真のような「礼文」から見た利尻富士もあれば、飛行機上から見た利尻富士、また私のような温泉好きには、隣町の「稚内童夢温泉」や「礼文うすゆきの湯」の露天風呂から拝む、利尻富士も実に最高の景色です!ただ富士山や桜島などと同様に、地元の人間にとってあまりにありふれた景色で、特段の新鮮さも無いかもしれませんが…自然と一体となってそびえ立ち、利尻山神社のように山岳信仰としても定着する、まさに「霊峰」たる利尻富士は、移住者の私にとっても気高い存在として、美味しい水等の恵みを与えてくれる山岳として、今後も畏敬の念を持って拝ませて頂くつもりです。
私自身、沓形(利尻町)方面へ所用で出かけた帰り際ふと一人で感傷にふける?時は、こちらの沼を眺めながらボーっとしていることが多く(夏場は高山植物等も散見して緑があふれ、散歩をするにもって来いの観光スポットですが…)観光客もいなくなって、冬支度を整える今にあっては静寂が逆に心を落ち着かせてくれる貴重な場所といえます。また近くには、赴任した時にはなかった「バイオトイレ」なるものが完成し、利用するとトイレットペーパーごと肥料(たい肥)に生まれ変わるのでゴミが全く発生しない優れもの?で観光客に優しい施設といえます。私は勝手にココは「利尻の尾瀬」だと思っておりますが…そんな自然の秘密基地?がそこかしこに点在している事自体が、50周年の利尻礼文サロベツ国立公園特有の奥ゆかしさというか素晴らしさと言えます!
5時間目に利尻富士町の国語部会の先生方が来校して、中3の国語科の授業を参観しました。島では、先生方が島研サークルに所属して、学び合いの研修をしています。つまり、先生方の教え方の勉強会です。学習指導要領をもとに、各教科では、1時間1時間子どもたちに教える内容を教育課程として細かく作成しています。ただ、同じ内容をどのように教えるかによって、子どもたちの理解力がかわります。先生方は、子どもたちに「できる」「わかる」授業を目指し、自力解決できるように教え方を学んだり、教材を工夫したりします。今日の授業は、「人工知能との未来」「人間と人工知能と創造性」を読んで、これからの時代に大切な事について、自分の考えをもって討論し、見方を広げようという内容でした。子どもたちは、自分の意見を相手の意見と比べながら考え、合意形成に向けて学びを進めていました。論理的思考力の育成には、効果的な教材だと思いました。また、話合いを聞いていて、「さすが3年生だな」と思う意見が出て、みんなで吟味しながら取組を進めていました。
本日の5校時、中一クラスに入っていくと、数学の勉強をしていました。比例、反比例の単元の中の比例を学んでいました。下の写真の通り、子どもたちは、問題の紙を切り取って、ノートに糊で貼りました。このあと、「1500mを走ったグラフを完成させなさい。」「かずまさんとゆきさんの距離と時間を式(比例)で表しなさい。」などの問題を解くことになります。一番大切なのは、グラフから、横と縦のメモリをしっかり読み取ることです。x座標とy座標を、y=axの式に代入してa(比例定数)をだすことになります。aの値が確定すれば、比例の式となります。
比例は、xが2倍・3倍…すると、それに対応するyの値も2倍・3倍…となります。
ですから、グラフや表から、xとyの仕組みの関係を理解して、比例関係に気づき、式を組み立てることができるようなってほしいです。
グラフを書くと、xとyがどのような関係になっているのかが簡単にかわります。
この学習では、比例の関係をしっかり学んで欲しいです。
熱気に包まれていた横浜スタジアムを跡にして、そのまま「みなとみらい」方面へと歩いて行きましたが…赤レンガ倉庫前では全国物産展が一堂に開かれており、静岡(掛川)茶の詰め放題や福島のくだものなどを堪能した後に、桜木町方面へと向かっていきました。写真のような近未来的でオシャレな景色が、街中を流れるジャズや横山剣さんの曲に見事マッチしており、街頭ではギターを弾きながら唄っている少年もいました。そういえば、「ゆず」も同郷でした。その後、電車で「新横浜」へ立ち寄りましたが、近くの「ラーメン博物館」では利尻が誇る、とあるラーメン店も出店しており、必ず立ち寄ろうと思っておりました。が…写真のラーメン待ち時間ボードを見て、沓形の本店ですら店の前に立って待つことに耐えられない私は、後ろ髪を引かれる想い?で入館するのを諦めてしまいました。「横浜」は一つのマチの中で、実に色んな顔を持つ実にオシャレな場所だなと改めて納得させられた珍道中でした。
昨日、中学生を対象にテーブルマナー給食がありました。前日に食育の授業で学んだ食事のマナーを実践する場でした。私も招待されて参加しました。交流スペースに入っていくと、テーブルの上におしながきがあって、なんだかホテルみたいだと感じました。メニューは、主食「白飯」、主菜「鮭の吹き寄せ煮」副菜「白菜の海苔和え汁物」、汁物「山の恵 きのこ汁」、甘味「生どら焼き」、飲み物「煎茶」でした。子どもたちに、食事のマナーを教わって食べました。割り箸の折り方やお椀の開け方、明けたお椀の蓋を置く場所などです。ご家庭でも、子どもに聞いて実践してみてください。私はいつも、校長室で一人で給食を食べていますが、子どもたちと一緒に食べると、いつの間にか笑顔になっている自分に気が付きました。また、子どもたちは、自分のために食事を運んでいる教職員の姿を見て、いつもとは違う様子から自然と笑みがあふれていました。ただ、子どもたちが一つだけ困っていたことがあります。それは、正座ができないことです。最初から最後まで正座をしていた子は一人でした。テーブルマナーをみんなで実践するいい機会となりました。
3校時に児童生徒総会がありました。児童生徒会は、よりよい学校生活を送ることができるように、委員長を中心に計画・立案をして、活動するための組織です。利尻小学校・鬼脇中学校は、児童生徒会、文化委員会、生活委員会があり、それぞれの委員会で、内容に応じて活動しています。今回は、児童生徒総会なので、前期の反省をして、達成できたこと、できなかったこと、次に向けての反省をしました。どの委員会も分かりやすくまとめて書いてあって、とてもよいと思いました。その後は、後期の計画について、各委員会から提案があり、質問や意見、要望がありました。後期の委員会の人は、自分の役割や責任を果たして欲しいということ。それ以外の人は、今回の総会で了承したのですから、協力してほしいこと。など、自分たちの学校をよりよくするための活動にしてくださいと話をしました。(要望に出ていたこと→廊下を走らないで欲しい。←委員会に任せるだけでなく自分たちも守る)(要望に出ていたこと→給食の出し入れがスムーズでないので考えて欲しい←アンケートをとることになったので、自分たちでもアイディアを考える)など
文化の日の三連休にまた懲りず?に格安航空券を手にし、トンボ返りの旅へと出ましたが…真田幸村でお馴染みの信州上田城はあいにくの雨模様でしたが城門を眺めていたら、関ヶ原の合戦に向かう38,000の徳川軍を相手にたった3,000の真田軍がこの上田城に籠城し、勇敢に闘い抜いて徳川軍をしばらく足止めにさせた上に敗走させた「奇跡」のお城たる風格をひしひしと感じました!ちなみに一番の激戦スポットだった三の丸周辺は現在、商工会議所がひっそりと建っていて「兵どもの夢の跡」とはまさにこの事を言うのかと痛感しながら街歩きを楽しみました。翌日の朝には澄み渡る秋晴れの空の下真田幸村に負けず劣らず、貯金42でパリーグ優勝を果たしたホークスを相手に「下剋上」を果たそうとしている、ベイスターズの本拠地・横浜スタジアムを訪ねましたが…日本一を決める日本シリーズの直前とあって、球場の外も熱気に包まれていました!(翌日トンボ返りの飛行機の日程の都合で、横浜市内での日本一優勝記念セールには行けず、実に後ろ髪を引かれる想い?で利尻へと帰途につきました…)
2日(土)の午後6時から、りぷらで利尻富士町文化祭がありました。最初に吉田教育長から、読書感想文コンクールの表彰がありました。利尻小学校からは、小学校2学年の部で、土上ひかりさんが優秀作、小学校3学年の部で、飯田惟華さんが佳作、小学校4学年の部で、土上凌央さんが優秀作、小学校5学年の部で、牧野泰希さんが優秀作、小学校6年生の部で、山谷詩葉さんが奨励賞、中学校の部で、佐々木日馬さんと井田心優さんが優秀作、飯田乃唯さんが佳作で表彰されました。アトラクションで、レッツダンスチームから、8チームのダンスの披露がありました。利小・鬼中の子どもも参加していて、ノリノリのリズムで、とてもカッコ良かったです。その後、鴛泊中学校の井上教諭のピアノや吹奏楽の演奏、タヒチアンダンス、日本舞踊、秀峰翔太鼓がありました。どの演目も素晴らしくて、利尻富士町の文化として貢献されていることがよくわかりました。
昨日、宗谷教育局の千代隆志指導監が来校しました。私からは、学校の取組や子どもたちの頑張っている様子、今年取り組んだ神社祭(鼓笛・鬼中ソーラン)などをお伝えしました。その後、子どもたちの授業を参観しました。1・2年生は、子供に解くための見通しを考えさせてから、解決に向かわせていたのがよかった。3・4年生は、命の大切さを実体験をもとに養護教諭とも連携しながら取り組んでいるのがよかった。5・6年は、個々で課題を解決した後の待っている間にも、個に応じた取組をしているのがよかった。中学生は、身振り手振りも交えながら、一人一人堂々と自分の意見を述べていたのがよかった。などお褒めの言葉をいただきました。また、7月に実施した保護者アンケート「家庭で学習する習慣が身に付いている」項目が、(令和5年度)42%→(令和6年度)77%、「地域行事を楽しみにしている」項目が、(令和5年度)55%→(令和6年度)91%、と高くなったことも褒めてくださいました。ただ、メディアに触れる時間(テレビ・ゲーム時間は平日2時間以内:道教委推奨)が長く、勉強時間が短い(小学生:学年×10+10分:小学生)という結果について...
昨日の夕方、第2回目の学校運営協議会がありました。今回は、利尻富士町3校から、学校の様子や取組を説明した後、鴛泊と鬼脇の委員さんと交流しました。鬼脇地区からは、今昭さん、酒井淳さん、澤田学さん、工藤潤生さん、川村さゆりさんが出席されました。鬼脇地区の委員さんからは、「毎日学校は、夜遅くまで電気が付いていて、先生方一生懸命だね。」「今年は、先生方がお祭りなどのイベントに参加してくれたり、顔を出してくれたりしてありがたい。」など、褒めてくださいました。全体では、「体験的な学習を取り入れることで深い学びに結びつくので、支援頂いている方に感謝しています。」「先生方の負担にならないよう、地域行事に参加してくれると、顔を覚えられるので、学校からのお願い事もスムーズになるのではないだろうか。」「子どもが参加している行事に先生方が見に来てくれるとうれしい。」など、地域と共にある学校について交流しました。この会議では、学校を地域で支えていただいていることをあらためて、実感しました。ありがとうございます。
鬼脇にある「長生堂寺嶋菓子舗」は、創業が明治11(1878)年の菓子店で(本州最古の洋菓子店と言われる村上開進堂が、創業1874年である事を考えても)全く引けを取らぬ老舗中の老舗ですが…ショーケースの中でひと際目を引く商品が他ならぬ「利尻プリン」です!種類は写真のメープル味・ゴマ味・くま笹味(期間限定)の3種類がありますが、メープル味はトロっとした濃厚なもので、ゴマ味は甘さ控えめ、くま笹味はほんのりビターとそれぞれテイストが違いますが、最近ではバスツアーで訪れた観光客も購入するほどの人気商品となっています!日本全国で高級プリンの販売合戦にも近い?過当競争にある中「利尻プリン」は私も訪れては手に取る(個人的にはゴマ味が好きですが…)老舗故に食べるとホッとする安定の美味といえます。是非とも利尻島にお越し頂き、鬼脇発の絶品スイーツを手に取りお試し下さい。
今日は、1・2年生のクラスで、算数の研究授業を実施しました。課題は、1年生「10より大きい数になる足し算を説明しよう。(9+4)」、2年生「7の段の九九について仕組みを説明しよう」でした。1年生は、9に1を足すと10になって、残った数が3なので、13になることを勉強しました。10というまとまりを作ると、数えやすかったり、計算しやすくなることがわかりました。2年生は、3の段と4の段に分けて計算した数を足すと、7の段になることを説明していました。担任の相澤教諭は、子どもの思考する時間を確保して、算数的活動を取り入れながら、授業を進めていました。最後に宗谷教育教の山﨑晃指導主事から、ご助言をいただきました。(フェリーの関係でZoomになりましたが)。今後とも子供たちのために、校内研修を活性化して、教師の資質・能力を高め、子どもが「できる」「わかる」場面を増やし、自力解決できるようにしていきたいと考えています。
利尻富士町学校薬剤師の吉野邦夫氏を講師に迎え、中学生を対象に薬物乱用教室を実施しました。目的は、子どもたちが、薬物についての正しい知識を身に付け、「絶対に薬物に手を出さない」という自分を守る判断や行動ができるようするためです。厚生労働省の啓発事業ということもあり、最新の教材を使っての授業でした。薬物を使い続けると「幻覚を見てしまう」「誰かに脅迫されている妄想をしてしまう」「薬の耐性ができてしまい、量が増え、もっと刺激を求めてしまう」「薬物の快感を忘れられなくなり、フラッシュバックして何としても薬を手に入れようとする」などの症状が出てしまうそうです。子どもたちは、最後まで真剣に授業を受けていました。一番大切なことは、友達から誘われたら、断る勇気です。高校や大学を卒業して、社会人になった時に、都会で友達の友達に誘われないとも限りません。断りずらかったら、その場から逃げる勇気も大切です。自分を守るために、「絶対薬物に手を出さない」を意識して生きていって欲しいと思います。
先端半導体製造工場(ラピダス)が、千歳に建設されます。2025年に試作ライン、2027年に量産ラインを立ち上げます。しかし、道では、半導体に関わる企業が27社にとどまっていることから、たくさんの企業に関わってもらうように、子どもたちの理系分野への関心向上を目的として体験教室を開催しています。本日、旭川工業高等専門学校の松原准教授が、鬼脇中学校の2・3年生に半導体に関する授業を行いました。半導体についてのお話を聞いた後、実際に、ウェハ(薄い基板の上に数多くの同一回路を作った半導体の集積回路)の抵抗を測ったり、ソフトをインストールして、プログラミングによる機械の制御を行ったりしました。
講師の 松原 英一 様 です。
千歳工場ラピダス工場完成予定図(ソニー、トヨタ自動車、デンソー、キオクシア、NTT、NEC、ソフトバンク、三菱UFJ銀行など、日本国内大手企業8社が出資し、半導体の専門家集団が設立した半導体新会社。日本政府も600億拠出)。
抵抗値を測っているところ
ウェハ(薄い基板の上に数多くの同一回路を作った半導体の集積回路)になる前
集積回路は、人の目では見えず、電子顕微鏡で見ることになります。
...
体育の日改めスポーツの日の連休に再び、懲りず?に丘珠空港経由で信州まつもと空港を訪ねましたが…周りの色どりも季節が深まり、トンボやススキも多く見かける里山の秋を堪能することが出来ました。中でも写真の市美術館ような芸術家・草間彌生を生んだ芸術の地でもあるので、街並み自体が他の城下町では見かけない洗練されたオシャレさがそこかしこに見受けられました。翌日の飛騨高山では写真のような、日本古来の歴史的景観の街ブラを体験しようと多くのインバウンド客がいらしていましたが…私といえば、先生方に配る為に何故か大量購入したお土産の「漬物」が予想外に重たく、季節外れの扇子で涼みながらテコテコと町中を徘徊しておりました。最後に名古屋へ伺いましたが…中日ドラゴンズのマスコットことドアラのモチーフにもなった、東山動物園のコアラなどを見に行きましたが、やはり気温が30度近くと本当に秋か?を思うくらいの天気で、トンボ返りで利尻へ帰った際のあまりの気温差にビックリ。日本列島の距離の長さを改めて痛感しました。
小学5・6年生が体育の授業で、走り高跳びをしました。宗谷教育局から池田指導主事と稚内市立潮見が丘小学校の体育専科の澤先生が来校して、よりよい指導法について教えていただきました。今日は挟み跳びでの練習でした。子どもたちは、タブレットで自分の動きを確認しながら、取り組んでいました。お二人から、子どもたちが、話し合ったり、教え合ったりしながらより高く跳ぼうとしていたのが素晴らしいとのお褒めの言葉もいただきました。タブレットを使っているのなら、タブレットの中にタイムシフトカメラのアプリをダウンロードしておいて、8秒後に設定し、テレビを置くと、跳んだ後すぐに自分の動きを確認して、次のジャンプに生かすことができるとの話がありました。また、ジャンプ力を付けるため、体育館の壁に、スズランテープを垂らしておくと、いいですよ。などのアドバイスをいただきました。子どもたちの体力向上に向けて、普段の授業から授業改革に取り組みたいと考えています。
先日ブログの中で、函館の専門店を訪ねた際に天然物の「がこめ昆布」がほぼ壊滅状態となって、店頭には養殖の昆布のみ販売されていた話をしましたが…海水温上昇(地球温暖化)の影響が、遂には知床の海にまで至り過度に高い海水温によって羅臼昆布の根付きの悪化や成長の阻害、また異常繁殖したウニ等による食害も相まって天然物の漁獲量は昨年の「約半分」と非常に厳しい結果となりました。一方で宗谷海峡付近の海水温は、太平洋まで上昇ピッチは高くないもののとても他人事とは言えない状況で、(現在の函館近海に至っては、夏にカツオで冬にはフグがよく獲れるらしく本当に北海道か?と思ってしまいますが…)これからは「獲る漁業」ではなく「育てる漁業」がトレンド?との事です。(積丹でも昆布等の資源保護のため、農家が廃棄する予定の「廃キャベツ」などを有効活用してエサに用いるウニの試験養殖が計画されていますが…)私も今後利尻の海産物を味わう際は、心して食したいと痛感致しました…。
10月8日に、利尻高校の2年生 牧野泰夏さん(鬼脇中学校卒業)と八木優翔さん(利尻中学校卒業)がインターシップで来校しました。一日中、どこかの教室の授業を見学しながら、先生方の仕事について学びました。帰り際に、「子供がわかるように勉強を教えることは、大変だと思いました。」「子供に頑張らせている先生って、すごいと思いました。」という話をしていました。私は先生方に、普段から子供が自力解決できる「わかる」「できる」授業をお願いしています。子供たちが「わかる」「できる」ようになれば、自分の夢の実現に少しでも近づけるからです。保護者や地域の方と連携・協働しながら問題や課題を自力解決できる子を育てていきます。
東京に飽き足らず、また週末のトンボ返り?の行程で関西を訪れました。食欲の秋とは言いますが、滋賀県の甲賀の飲食店では(伊賀と同じく忍者ゆかりの里として有名)「近江牛」と「マツタケ」のすき焼きが食べ放題!との夢のようなプランがあったので早速バスツアーで伺いました。…ただお客さん全員が灼熱の中で、すき焼き鍋をグツグツと煮えたぎらせながら、何度もマツタケを店員さんに足してもらって元を取ろう?と皆が必死だったので、私も負けじ?と扇子であおぎながら汗をぬぐいつつ、一生分のマツタケを食べました!(途中でマイタケと味の区別が全くつきませんでしたが…) 翌日は読売巨人軍の優勝で、阪神ファンの私も含め意気消沈する甲子園球場を訪れましたが…今年で甲子園球場が創立100周年との事で、歴代のマウンドを賑わせた甲子園球児やアニメのキャラクターのモニュメントが並んだり、タイガースの歴代の名選手の写真が飾られたりと、夢舞台にふさわしい粋な演出がなされていました。ただ関西は9月の末にも関わらず真夏日が続いたので…利尻のように心地よく、ただ厳しくもある季節の機微や移ろいや風景を肌で感じることが、もはや本州では地球温暖化が進...
本日、文化祭の総練習を行いました。
子どもたちは、本番と同じように演じていました。
「すばらしい」「いいな」と思ったところをお知らせいたします。
1 開会式・初めの言葉 ~ 堂々としている 声が大きくてよい
2 小3・4 演劇 ~ セリフがききやすい かさの演出がよい
英語のセリフを覚えていて、頑張りがよくわかる
3 小5・6中 合唱 ~ きれいなハーモニー 男子低音の声が出てきた
4 小1・2 演劇 ~ 大きな声が出ている 小道具もよい 踊りもすばらしい
セリフの忘れを、困っている人に教えてあげているのがいい
ダンスで、そろっているところがあってかっこよかった
6 中学生 発表 ~ さすが中学生、演出がすばらい 見ていて引きこまれる
プリジェクターよかったクターよかった
7 小1・2 ダンス ~ 全体的にはそろっている 楽しく踊っていた
8 小3・4 器楽 ~ 一人一人の演出があってがんばっていた
ハンドベル...
私は日本全国津々浦々の、有名温泉地を訪ねるのが大好きですが…日本を代表する温泉である「草津温泉」へ行ったことが無く今まで心にポッカリとすき間?としてあったので、今回せっかくなので日帰りで訪れました。よく本州の避暑地の代名詞といえば「軽井沢」が挙げられますが、その北部にある群馬県の草津や嬬恋といった地域も案外涼しくて、私が訪ねた日も気温が24度位と、利尻とさして変わらない気候で正直助かりました。結局、時間的な都合で温泉巡りで帰りのバス時間を迎えてしまいましたが、北海道には浴衣でテクテク歩くような風情ある湯治場は非常に限られているのでインバウンド客のリピーター獲得のためにも「温泉風情」がグルメに加えてキーワードとなりそうです。(個人的には、利尻富士温泉の露天風呂も十分風情を味わえますが…)
「あつさ寒さも彼岸まで」という言葉もありますが、9月中旬の東京はうだるような暑さで、地球温暖化はもう手遅れなのではと痛感してしまうような灼熱ぶりでしたが…そんな猛暑に追い打ちをかけるように、来月中国に急遽、返還されることが決定したパンダのリーリーとシンシンを観覧しに、上野動物園の正門で開館30分前から並んでいました。そうすれば何とパンダ展覧しているエリアの目の前(上野広小路付近)に、もう1か所出入口があることを初めて知って…いざその場に着いた時にはすでに2時間待ちの長蛇の列でした!待っている間はハスの葉で敷きつめられた不忍池から時より吹く心地よい風がせめてもの救い?でしたが、そんな東京の猛暑を身をもって体感し(3分足らずの間ではありましたが)別れを惜しむように可愛らしいパンダの姿を何とか拝むことができました。翌日羽田から帰還して、タラップを降りた後の利尻の風の気持ちよさと言ったら本当に格別でしたが…。
今日は、3時間目からそれぞれの学年で防災に関わる取組をしました。小学1・2年生は防災カルタ。3・4年生はハザードマップ作り、5・6年生は、段ボールベット作り、中学生はDOはぐで避難所運営について学びました。5時間目は、全校児童生徒による地震から津波を想定しての避難訓練を行いました。教頭先生が、「みなさん屋上に避難してください。」と放送で指示を出しました。屋上まで避難して、全員を確認するまで、1分46秒しかかかりませんでした。素早く避難できてすばらしかったです。子供たちは、毎年のことなので、素早く対応できたのだと思います。私は、津波を想定しての訓練は、初めての体験でした。火災を想定しての訓練しか経験したことがなかったので、途中でハンカチを出して鼻に当てた時、「あれっ、火災が起きていないからハンカチは必要ないか。」とハンカチをしまいました。私の中で、避難訓練にハンカチは習慣になっていたのです。中学生が学んだ避難訓練所の運営では、リーダーを中心に避難に来た人を、どの教室にいれるのか。小さい子がいるときは、お年寄りの場合など、さまざまなことを想定してカードをめくって進めました。リーダーとな...
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