2022年8月の記事一覧

「鬼脇」探訪 ~ 鬼脇海岸をたずねてきたヒグマ?!続報

7月25日夕方に鬼脇の南浜の道道でクマのような動物が目撃され、近くの海岸でも10cm位の「足跡」が発見されました!!専門家によれば、必ずしもクマとは断定できず、仮にヒグマとしても生後1年に満たない子熊の可能性があるとの事でしたが…。4年前には1912年にヒグマを駆除して以来、実に1世紀ぶりにヒグマが海を渡り鬼脇の沼浦海岸で「足跡」が見つかったり、無人カメラにもその姿が撮影される等の騒動となりました。(しばらくしてからパタッと姿を見かけなくなってしまいましたが…)では何故、クマが海を渡って来るかと言えば「エサ」や「メス」や「新天地」を求めて?との話もありますが、キタキツネも絶滅するなど島の厳しい環境下で、結局は撤退を余儀なくされるようです…。私も登別のクマ牧場を訪ねた際に、鉄柵の下からギブ・ミー・チョコレート(えさ)?!とばかりに手を挙げるヒグマを見ていると、どんどん生息域を追われ食糧を求めて止むにやまれず人里や新天地を求めるのか?ヒグマと(凶暴とはいえ)若干複雑な心境になってしまいます。

新チームへ

▽(中)放課後、教室を覗くとバドミントン部がミーティングをしていました。3年生が7月の大会をもって引退し、1,2年生による練習は既に始まっていましたが、改めて新たな目標づくりや今後の確認をしていたようです。

▽チームとして目標の共有はとても重要です。一見、シングルスなどは個人競技に見えますが、部員たちが互いに切磋琢磨し支え合うことで、技術と精神の向上につながることは明白です。みんな、真剣に論議している姿に、「強くなる」と確信しました(^o^)

▽先輩から後輩へ、こうしてチームの伝統や魂が受け継がれていきます。バドミントン部も安泰ですね。

バドミントン部ミーティング

校舎に活気が戻りました

▽利尻富士町は抜けるような青空と大きな白い雲が対比され、綺麗な空が広がっています。夏季休業が終了し、本日から日常の風景が学校に戻ってきました。児童生徒たちは、皆元気な様子で登校してきました。

▽「背がママの首のところまで伸びたよ!」「キャンプしてきた!」「サッカーの試合に出た」等々、笑顔で話してくれた児童たち。体中に『楽しかった』という感情が溢れ出ています。

▽人は決めた時点からいつでもスタートできます。自分の意志で何度でも始められます。できなかったことができるようになるために、利小鬼中の児童生徒たちは、再び、新たな目標をもって走り出しました。好きなことや頑張りたいことを自分で見つけ、取り組んでいけることを願います(^^)/

▽全国と同じく管内もコロナ感染者数の高止まりが続いています。学校も気を緩めず、感染防止対策(マスク、手洗い)をしなければと肝に銘じる今日この頃です。

 

「鬼脇」探訪 (番外編) ~ 礼文小学校をたずねて

先日の「礼文まんじゅう」紹介以来、再び礼文町香深の地を訪れましたが…海抜50mの高台の地にそびえ立つ「礼文小学校」は、大日本帝国憲法が発布された1889年に開校し、創立134年を迎えました。(利尻小にも引けを取らぬ「白亜の新校舎」でしたが)並立する香深中学校の生徒と共に、215段の「学校坂道」を毎日児童が登っている事だけでも(貴校の教育目標である「体を鍛える子」に合致して)メタボ状態?の私から見れば感服してしまいます…。ただ、登りきって振り返ると、目前に広がる香深港ごしの利尻富士が、あたかも鹿児島(錦江湾)に鎮座する桜島が如く、とても壮観な佇まいに改めてビックリ致しました!!映画「北のカナリアたち」で教鞭をとられ、変わらぬ美しさの吉永小百合先生と共にこの風景をポスターに収めれば「JR東日本」の広告とも遜色のない位で、絶景に胸いっぱい?になった私は、再び礼文まんじゅうを手に携え、利尻への帰礼文小途に付きました…。礼文小2

「鬼脇」探訪 ~ 石埼灯台をたずねて

私が以前、夜中にサロベツから抜海に向け直線道路を北上した際、海の先にぼんやりと見える利尻富士のふもとで、鬼脇への帰りを待つホタル?が如く「ピカッ!」「ピカッ!」と光る灯台の光に、何故か自身の心が洗われる想いがしたことを覚えています。この「石埼灯台」の紅白のコントラストは、古めかしさを全く感じさせませんが、最初に出来たのは戦前で、当時のニシン漁など水産資源の宝庫であった利尻水道を通る漁船や商船にとっては欠かすことの出来ない灯台でもあり、30メートル級は無人灯台としても全国有数とのことです。昔に「喜びも悲しみも幾歳月」という映画(中井貴一さんの父・佐田啓二さん主演で、石狩浜など厳しい土地で灯台守を勤める内容)がありましたが、この「石埼灯台」も佐田啓二さん同様に、体を張って海石埼灯台を守って来たのか!と思うと感慨に浸ってしまいます…。