2023年6月の記事一覧
「鬼脇」探訪 ~ 利尻富士町役場(町民ホール)をたずねて
利尻富士町役場は1999年の竣工でコンクリート打ちっぱなしの「白亜の庁舎」ですが、入口すぐの町民ホールは広場的空間を演出すべく開かれた場として外部空間との一体感を持たせ、海側・山側双方からの光を取り入れる事で来訪者に快適で明るく、暖かい空間を感じてもらえるよう心掛けたとのことです。
先日も町民ホールを通りかかると図書スペースで「戦中戦後の教科書展」が開かれており、写真のように兵隊さんらを応援する曲(国威発揚?)が載った音楽教科書や、一方で戦後GHQや文部省指示で問題部分に紙が貼られたり黒く塗られた「墨ぬり教科書」が展示されており、その教科書を直接手に取ることも出来たので、初等教育の歴史の流れを痛感しました…。
以前、橋田寿賀子さんの生涯を描いた朝ドラマ「春よ来い」で、戦時中にはバリバリの軍国少女だった橋田さんが終戦を迎え、教科書同様に人生の価値観が180度ガラリと変わってしまう激動の時代が描かれていましたが、隣りに展示された現代の教科書を見てみるとやはりカラフルに変貌したり、デジタル版の教科書も出現するなど…典型的アナログ人間の私には、橋田さんならずとも目まぐるしいスピードでの社会の変化にとても付いて行けません?!
防災意識
▽火災を想定して防災訓練を実施しました。避難経路と避難場所は常に頭の中に入れておくことが大切になります。校舎には非常口が複数ありますので、こうした訓練を機会に確認することも必要です。意識していなければ、意外と消化器の設置場所を知らない児童生徒も多いかもしれません(教師も含めて)。
▽地震や津波、不審者の侵入など、安全管理は教職員全員の必修課題です。児童生徒ともに、学校全体で防災意識を高め、実際の場面での冷静な判断と行動に繋がるようにしていければと思います。 協力して頂いた消防署職員の皆様に感謝いたします。
教育実習
▽教育実習生(本校出身)の授業を教職員で参観しました。5月末から今週末までの4週間の実習です。この期間、運動会もあり、児童たちの頑張り見て、自分の小中学生時代のことを懐かしんでいた様子でした。
▽実習生とは思えないほど、落ち着いて授業を進めていました。複式授業も初めてとのことでしたが、教材研究や準備をしっかりしていたことが分かる授業内容でした。我々もそうですが、「初心」を忘れないことが何事にも大切ですね。児童たちとの関係も良好で、実習最終日には寂しさでいっぱいかもしれません。
できた、育った喜び
▽現在、授業交流週間と性教育週間を実施中です。先生方も互いに授業を見せ合うことで、より良い授業づくりにつなげます。学びの楽しさが伝わるように先生方も日々研鑽です。「できた、できるようになった」という実感が児童生徒も教師も大切になります。
▽(小)校舎前の畑では、野菜などの育ちが例年より良いようです。今日も青空の下、児童たちが作業をしていました。朝は、水やり当番の児童も責任をもって取り組んでいました。「実り(成果)」がはっきりと見える作業は、充実感ややりがいに繋がっているのでしょうね。
休み時間
▽休み時間は次の授業準備やトイレ休憩、遊びなど、おのおのが時間を有効に使っている様子が見えます。交流スペースではゴムボールを使ってミニドッジ、教室では車やバイクの絵を描いて楽しんでいる児童がいました。音楽室では、次の授業準備のため、早めに楽器を用意しています。中学生は、教室でゆっくり談笑していました。
▽本校はノーチャイムの学校ですので、児童生徒が自分で時間を意識して生活しなければなりません。それに伴う教師の働きかけが重要となります。時間への意識は生活していく上で、学校内外を問わずとても大切なことです。これからも「時間を守る、有効に使う」意識の継続を期待したいですね。