2022年7月の記事一覧
「鬼脇」探訪 ~ 金刀比羅神社をたずねて
利尻小鬼脇中から近い場所に「金刀比羅(こんぴら)神社」がありますが(以前、本家本元である香川県琴平町の「こんぴら宮」を訪ねた際には、山頂にある本殿まで、階段にして”785段”もあったので、到着した頃には動悸・息切れ・目まい?と立ちくらみにしばらく襲われた記憶があります。)元々「こんぴら」の神はインドから日本へ伝来した際に、漁業や航海・廻船業の人々から「航海安全の神」として崇められており、今から140年前に兵庫県から鬼脇へ移住して、漁業と廻船業を営んでいた八代市松氏によって勧請(本家香川県への分祀の依頼)が行われ、現在の地に建立されたとのことです。本殿では今も、鯛や釣り竿を手に取る「えびす様」を拝して、鬼脇の海を見守る「漁業神」として鎮座しております…とりわけニシン景気に沸いた頃には、子ども達の相撲大会などが盛大に開催されたとの記載もあり、往時の華やかさが偲ばれます。これからも鬼脇の平穏な海へのご加護と共に(7月15日に利尻小鬼脇中へ来訪された栗山監督が率いた)北海道日本ハムファイターズの更なる飛躍を心より祈願しました!!
「鬼脇」探訪 ~ 南浜獅子神楽をたずねて
富山県から南浜へ入植された方々が、神社にて笛や太鼓の音に合わせて舞を行い、天狗と獅子を闘わせることで護身や邪気払いをすると共に、豊漁・豊穣の舞や感謝の舞を行うことで住民の安寧を祈念する伝統芸能で、以前には利尻小学校で「神楽少年団」を結成して教育活動の一環に「獅子神楽」が取り入れられておりました。(現在も公民館事業として普及) 元々「神楽」の発祥は、三種の神器でおなじみの伊勢神宮や熱田神宮で舞った「宮神楽」のようです。ただ出雲大社近くの石見神楽のように地元の文化に根差した「里神楽」(南浜も同様)へと派生し、神楽を司る「獅子頭」はまさに神の化身なので、幸の薄い?私自身も、是非ともあやかりたい限りです…。ちなみに「南浜獅子神楽」発祥の地・富山県は、都道府県別の「昆布」消費量がダントツの首位なので(江戸時代に越中の薬売りが、中国から漢方薬の原料を琉球(薩摩)経由で取り寄せる為に、交換品として大量の昆布を北海道から富山に買い付けていた名残りでトップとの事です。)富山と北海道の深い歴史の縁を感じます。
栗山監督来校!
7月15日(金)に前日本ハムファイターズ監督であり、現WBC日本代表監督である栗山英樹氏が来校しました。大変短い時間ではありましたが、子どもたちの質問に答えて下さったり、夢や希望抱かせるお話しをしていただきました。
さて、栗山監督の学生時代ですが、大学のリーグ戦において投手として25勝8敗。打者としてはリーグ史上3位のシーズン3割8分9厘という成績を残し、実は、学生時代からいち早く二刀流を実践していた!?のかもしれません。
栗山監督は児童生徒と触れ合いながら「好きであること」の大切さを力説されていました。具体的なお話の概要は、このHPの学校だよりNO,5をご覧下さい。
栗山監督には、会場の児童生徒が夢や希望を抱ける元気の出るお話をしていただきありがとうございました。WBC優勝の暁には再度訪問して頂けるとおっしゃっていたので、優勝を信じて監督と選手を後押しできるよう、鬼脇の地からみんなで応援しています。優勝した暁には是非、御来校下さい!
「鬼脇」探訪 ~ ヤムナイ沢をたずねて
利尻小鬼脇中学校の側にある林道を暫く車で駆け上がると、今はなき利尻富士の鬼脇ルートの登山口にぶつかります。その先をしばらく登っていくと、絶景の日本海を背にして、目の前にはゴツゴツとした岩壁とともに、初夏でもダイナミックな雪渓の沢が広がります。ヤムナイ沢はまさに利尻の「上高地」と言っても過言ではない!!(実際に行ったことはありませんが…)「手つかずの絶景」とはよく言いますが、身近にこんな贅沢な空間があるのに余り知られていないとは…「灯台もと暗し」とはこの事です。(私はアルピニスト野口健ではないので、流石に上級者向け?の雪渓歩きは回避したいですが…)
北海道教育委員会教育長視察及び小学校参観日
▽本日、学校視察ということで、北海道教育委員会教育長 倉本博史様に来校して頂きました。ご多用中にも関わらず、本校に足を運んで頂き、ありがとうございました。小中施設一体型の一貫教育を推進する本校へのご助言と児童生徒への激励のお言葉を頂戴し、心より感謝申し上げます。
▽管理職との懇談の後、小3・4年生と中3の授業を参観されました。児童生徒たちは、お客様を迎えて緊張感もあったかと思いますが、普段通りの頑張りを見せていました。
▽本日は、小学校では参観日でした。平日にも関わらず、今回もたくさんの保護者の皆様に来校して頂きました。保護者の温かいまなざしや応援は、児童の成長の土台となります。懇談会も開かれ、子どもたちの頑張りの交流が行われました。