学校ブログ
「鬼脇」探訪 ~ 冬のペシ岬をたずねて
「 ペシ岬 」は鴛泊フェリーターミナルから程近い、標高93mの通称・ゴリラ岩(形が似ているから)と言われておりますが…鴛泊灯台が光る頂上からは稚内や礼文島も一望に出来て、夏場は道端の高山植物もキレイでかつ日本海の向こう側から登る朝日のご来光はまさに圧巻です!個人的には、フェリーやプロペラ機の車窓からペシ岬が見えると、利尻島へ戻ってきた事を実感させる「 目印 」でもありますが(視力だけには自信があるので)頂上付近でたまに二人が立っているのを見ると、ワケありの傷心旅行か船越英一郎さんのロケ?と何故か勘違いした事がありました…。ただ写真のようにかたわらで見ても、とても絵になる光景です。
師走
▽(小)年の瀬も押し迫ってきました。冬休みまであと2週間あまりです。1,2年生の教室を覗くと、今年の頑張りを讃え合う機会としての「お楽しみ会」について話し合っていました。レクの内容や時間をどうするかなど、楽しい議題は活発な意見が自然と出てきます。「サッカーはいくらやっても飽きない!」とスポーツ押しの児童もいました。どんな会になるのか楽しみです。
▽今年を振り返る時期になりました。どの児童生徒も“できるようになったこと”はたくさんあるはずです。そして、“自分はまだまだできる”と前向きに考えることが大切です。いつでも通過点。目標は達成するたびに更新することが求められますね。
多くのお客さんに感謝です
▽過日、稚内市で開催された「手をつなぐ子らの作品展」に本校の生徒が参加してきました。コロナ禍で中止が続きましたので数年ぶりの開催です。会場には朝早くから多くのお客さんが列をなしていました。
▽本校の商品は、ライトセーバーや飾り凧、箸、マグネットなど、児童生徒が数週間かけて製作した力作ばかりです。1時間ほどで商品は完売され、目標を上回る盛況ぶりでした。特にライトセーバーは人気で数分で売り切れ、感謝や喜び、充実感や達成感などで心が満たされたのは言うまでもありません(^o^) 楽しい良い1日となりました。
利尻富士町の中学生が一堂に
▽(中)過日、町内の中学生主張大会が本校を会場に開催されました。各校の校内予選大会を突破した6名の生徒が、家族や夢、日々感じている課題などをテーマに、精一杯自分の考えを発表しました。緊張感もあったかと思いますが、しっかりと観客へ視線を向け、堂々と語る姿は大変見事でした。富士町の中学生が全員集まる年1度の貴重な機会でもあります。6名の主張から、参観した全生徒も自分の「学び」につなげてくれたことと思います。
高齢者の皆さんと
▽(中)先週末、1,3年生が「福祉」を学ぶ総合的な学習の一環で、町内の老人ホーム「秀峰園」にお邪魔させて頂き、おはじきや福笑いなど、高齢者と昔懐かしい“遊び”を行ってきました。大大大先輩の方々に楽しんでもらうために、生徒たちはいろいろな知恵を出したり、準備をしていましたが、基本は「孫」に徹することが一番かもしれませんね(^o^) けん玉を披露したり、お手玉では、「あんた方どこさぁ~」と大きな声で歌う中学生の姿に、温かい拍手を頂いたようです。
▽校外の体験活動は、生徒にとって大きな学びの場となります。「秀峰園」のスタッフの皆様に心より感謝いたします。今後とも学校へのご支援よろしくお願いいたします。
「鬼脇」探訪 ~ 続・旬の「エゾアワビ」をたずねて
先月に、これからがピークとなる「エゾアワビ」漁について紹介しましたが…先日ある道内のスーパーで、利尻富士町・鬼脇の海で獲れた旬のアワビを一大キャンペーンとして、北海道中の店頭で販売するイベントがまさに実施されていました!(CM等もかなり流れていましたが…)私もたまたま実家に立ち寄っており、これは売り場へ行かない手はない!とばかりに鮮魚コーナーを訪ねたら、写真のように取れたての「鬼脇アワビ」が1個づつ敷き詰められておりました。いざどれを買おうかと悩んでいたら、横にいたご婦人が「貝から飛び出ている位の方が、鮮度が高いと思うわよ!」とアドバイスがあったので「お詳しいですね…」と返事をしたら「ワタシは利尻出身だから懐かしくなって来たの!」と言われました。スーパーの店頭のアワビがとりなす出会い?というか、ご婦人のふるさと「利尻」への望郷の念の強い想いとその心の温かさに、私も少しホッコリ?した気分になりました。
「食」
▽(小)調理実習をしている児童たちは実に楽しそうです。なかなかの手さばきで上手に厚焼きたまごを作っていました。家庭でも料理のお手伝いをしている様子が感じ取れます。前回の調理実習でおすそ分けしてもらった「さつま汁」も本当に美味しかったです。(今回は食にありつけませんでしたが(^^;) )
▽(中)栄養教諭による食育の授業を通して、地元の昆布を題材に「うまみ」について学びました。出汁を飲み比べたりして故郷の本物の味に触れ、新発見もあったことでしょう。「食」は心身共に健康な体をつくる重要な柱です。心豊かな生活にも繋がるものですね。
予行演習から楽しそうです
▽暴風雪の予報(フェリーは欠航)ではありましたが、鬼脇地区は意外に穏やかな天候で、時折晴れ間も見えています。今のところ児童の登下校に影響はなさそうなので安心です。このまま天候が回復してくれることを望みます。
▽(小)週末に稚内市で開催される「手をつなぐ子らの交流会」に本校も参加する予定ですが、教室を覗くと、その本番に向けて販売の予行演習をやっていました。お客さんと販売する児童に分かれて商品のやりとりです。「いらっしゃいませ~」「オススメのものは何ですか?」など、お互いに楽しそうです。商品には、児童が作製した“光るライトセーバー”があり、販売当日には幼児に人気が出そうです。きっと完売間違いないですね(^o^)
後期中間テストです
▽(中)本日は後期中間テストです。週末には12月に入り、気が付けば今年もあと1ヶ月余りです。3年生は志望校もほぼ決定し、これから入学願書の記入なども始まります。緊張感が漂う季節になりましたね。日々の積み重ねに勝る受験対策はありませんので、テスト結果に一喜一憂せず、今の頑張りを続けて下さい。
▽先週あたりからインフルエンザが流行りそうな気配がありましたが、今のところ大丈夫なようです。生徒自身で日々の予防ができている証拠ですね。栄養と睡眠、うがいや手洗いなどの基本的な生活習慣が大切です。
地元の誇り、故郷を愛する心
▽先日、鬼脇地区の「ファミリーマートはたけやま様」から、1冊の本の寄贈がありました。作者は工藤志昇(くどうしのぶ)さんという方で、なんと本校の卒業生とのことです(驚!)。生まれ故郷の利尻島での少年時代のできごとをいろいろな情感や情景を交えて書かれたエッセイ集です。とっても魅力的な内容で、一気に読み終えてしまうこと間違いなしです。愛すべき故郷や家族、将来の生き方のヒントになることがたくさんちりばめられています。中学生には是非読んでもらいたいオススメの内容です。
▽先日、地元の各新聞に記事が掲載されていましたので、もう購入した生徒もいるかもしれませんね。図書スペースに置きますので、興味のある生徒は読んでみてください。