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「鬼脇」探訪(番外編)~高野山金剛峰寺と出雲大社をたずねて

 9月の3連休にまた懲りることなく格安航空券を手に関西方面へ行きましたが、日頃の煩悩や我欲から断ち切るべく?高野山と出雲大社を訪ねました…。高野山金剛峰寺は遣唐使から日本へ戻ってきた空海(弘法大師)が、真言密教を広めて修行に励むために平安時代の初めに標高800mの地に建設したものですが、様々な動乱を経た後に豊臣秀吉などからの庇護を受け、現在に至っております。他にも武田信玄や伊達政宗など有名武将の供養塔も軒並み建っており、時の権力者からいかに信奉されていたかを痛感しました。(欧米からの観光客の多さにも改めてビックリしましたが…)

 一方の出雲大社は大国主大神(だいこくさま)を祭る神社として建立されましたが、現在の本殿などは1744年(8代将軍徳川吉宗公の晩年)に完成しました。「因幡の白うさぎ」の逸話でも有名ですが、いわゆる「縁結び」の御利益がある場所と言われております。(私自身はもうあきらめ?の境地ですが…)また10月には日本中の神様がここ出雲大社に集合するため、神社がもぬけの殻となり「神無月」と言いますが、集合先の島根県(出雲国)では逆に「神有月」と言うらしく、再び訪れるならば神様が集まり一番御利益がある十月に伺おう!と思いました。日本にもまだ色んな場所や風景があり、またそこに住む人々の営みがあるので、出来うる限りこの目にしたいと改めて痛感しました今日この頃です…。高野山出雲大社