学校ブログ

半導体って

 先端半導体製造工場(ラピダス)が、千歳に建設されます。2025年に試作ライン、2027年に量産ラインを立ち上げます。しかし、道では、半導体に関わる企業が27社にとどまっていることから、たくさんの企業に関わってもらうように、子どもたちの理系分野への関心向上を目的として体験教室を開催しています。本日、旭川工業高等専門学校の松原准教授が、鬼脇中学校の2・3年生に半導体に関する授業を行いました。半導体についてのお話を聞いた後、実際に、ウェハ(薄い基板の上に数多くの同一回路を作った半導体の集積回路)の抵抗を測ったり、ソフトをインストールして、プログラミングによる機械の制御を行ったりしました。

 講師の 松原 英一 様 です。

千歳工場ラピダス工場完成予定図(ソニー、トヨタ自動車、デンソー、キオクシア、NTT、NEC、ソフトバンク、三菱UFJ銀行など、日本国内大手企業8社が出資し、半導体の専門家集団が設立した半導体新会社。日本政府も600億拠出)。

 抵抗値を測っているところ

 

ウェハ(薄い基板の上に数多くの同一回路を作った半導体の集積回路)になる前

集積回路は、人の目では見えず、電子顕微鏡で見ることになります。

 

 

 

プログラムを用いて、光らせたり、音を鳴らせたりして基板を制御しているところ

 

 子どもたちは、音色を制御して曲にしたり、光る順序や長さを制御して(シーケンシャルウィンカ-)みたいにしていました。私も一緒に取り組んだのですが、子どもたちに教えてもらいながら音を鳴らすことや光らせるだけで精一杯でした。子どもたちの考えるプログラムに脱帽しました。そして、子どもたちの底知れない能力に驚かされました。