学校ブログ

平和教育

▽(小)本日、読み聞かせボランティアの方々が札幌から来校され、「ダモイ」(ロシア語で「故郷へ」の意)のお話をして頂きました。大きな段ボールに描かれた大型の紙芝居を使ってのお話です。実際のシベリア抑留体験談から作成されたもので、児童たちは戦争の怖さを感じながら熱心に聞き入っていました。戦争の悲惨さを伝えることを受け継いでいくことが次代に生きる者の責任かもしれません。戦争を知る世代の方から直接お話を聞く貴重な機会となりました。

▽シベリア抑留体験を語る会:吉田欽哉様(仙法志在住)、黒沢フク様(文・画)、札幌市読み聞かせボランティアSKY野本哲也様及びスタッフの皆様に感謝申し上げます。御来校ありがとうございました。

 

1日のスタート

▽今週から秋の交通安全運動が始まっています。登校時に町内の各交差点で見守り活動が行われています。自治会の方々が朝早くから街頭に立ち、児童生徒たちに声をかけてくれています。交通量が少ない島内であっても油断は禁物ですので、交通事故にはくれぐれも注意したいものです。

▽「挨拶は元気に気持ち良く!」よく我々教師が使う言葉ですが、児童生徒によって価値観はバラバラであったり、性格の違いで期待している挨拶で無かったりすることが少なからずあります。たかが挨拶、されど挨拶でしょうか。自省も込めて、時と場所、場面に応じた挨拶ができる人って憧れです。

劇は定番?

▽(小)文化祭の劇の練習をしているところに遭遇しました。既に役になりきって大きな声を出せている児童もいますが、まだ練習のはじめといったところでしょうか。セリフを互いに言い合って、全員で出来映えを確認していました。劇は「その役になりきること」と「観客に聞こえる声を出すこと」が重要かと思いますので、みんなで良い劇をつくっていきましょう。

▽文化祭では「劇」は昔ならの定番ですが、ダンスや楽器演奏におされて「劇」をやる学校も少なくなっていると聞きます。時代の流行もあるとは思いますが、子どもの「劇をやりたい」というニーズが減少しているとのことです。やりたいこととやらせたいことを一致することが望ましいですが、いつの時代も難しいものです・・・。

たくさんの先生が来校

▽先週金曜日、宗谷管内教育研究大会利尻島大会が開催され、本校では国語(小学)と体育(中学)の授業公開を実施しました。島外から40名程の先生方が来校され、本校の授業づくりや学校研究にたくさんのご意見を頂戴しました。児童生徒は、多くの来校者に緊張することもなく、いつものように意欲的に授業に取り組んでいました。溌剌とした姿を引き出すことが良い授業かと思います。本校の先生方も緊張感の中で、これまでの準備や当日の授業を頑張りました(^o^)

▽ご多用な中、宗谷教育局義務教育指導監:千代様、幌延小学校教諭:黒川様にご助言を頂きました。遠いところ参加して頂いた全ての先生方に御礼申し上げます。ありがとうございました。

 

「鬼脇」探訪(番外編)~白い恋人パーク?をたずねて

 札幌市営地下鉄東西線・宮の沢駅から歩いてスグの場所に、某製菓店の工房やレストラン、またバラ庭園やコンサドーレ札幌の練習場などを配した「白い恋人パーク」があります。修学旅行など観光先でも有名なこの場所に、現在ひときわ目を引く物が所蔵されています。それが写真の「金の白い恋人缶(18金)」になります。パッケージ表面の山岳風景は、訪問した会社の創業者が日本のスイスと絶賛した、鬼脇地区から見た利尻富士があしらわれている事はあまりにも有名ですが…こちらの箱を購入したい場合、(金をふんだんに使用しているため…)金額が約3,000万円とかなりお高いです…。そもそも一体誰が購入するのでしょうか?金の白い恋人缶

歌声が学校に

▽昨年度までのコロナ禍の3年間ほどは、歌を歌う場面はほぼありませんでした。子どもたちの歌声が聞こえてこない学校はとても寂しいものでした。ですが今は違います。文化祭(10月)に向けた取組も始まり、子どもたちの歌声が学校に戻ってきています。

▽(小)「5,6年生の合唱がイイですよ」と、ある先生が教えてくれました。のびのび歌えるということは、自分たちに自信があり、そして、周りを気にせずに力を発揮できる良い関係があるということに他なりません。1,2年生も劇中歌の練習をしていました。学校中で誰もが元気に歌える人間関係をつくっていきたいですね(^^)/

小5,6、中学生が合同で劇中の歌練習

秋晴れ

▽お彼岸ということで給食に「おはぎ(ぼた餅)」が出ていました。ご先祖様も今日の秋晴れには喜んでいることでしょう。昨晩はかなりの豪雨の時間帯もありましたが、気持ちの良い青空が広がり、ここち良い風も吹いています。

▽(中)体育の時間では、中学生全員がグランドで活動です。何やらチーム毎にミーティングしていました。明後日の宗谷管内教育研究大会利尻島大会では、中学生「体育」授業を公開します。島外からたくさんの先生方が来校する予定ですので、生徒たちもやる気満々といったところでしょうか(^o^)

グランド上空

体育(中)

落ち葉がたくさん

秋めいて

▽まだまだ日中は例年よりも気温が高い日が続いていますが、日暮れの早さと朝晩の空気に秋の気配が感じられるようになってきました。季節の変わり目と共に町では少し風邪や胃腸炎も流行っているようです。気を付けたいところです。

▽(中)ダンスの授業も数回目となり、初回時よりも軽快にステップを刻んでいる様子です。伸び伸びと踊る姿が良いですね。文化祭(10/14)でもダンスを披露するそうなので、授業での学びを生かしたダンスが完成するのが楽しみです。

▽(小)2年生が筆算の足し算の練習をしていました。今日の算数は1年生と場所を分けての取組です。「周りの声が無いのでやり易いです」と集中できることを楽しんでいました。担任は大変ですが、複式クラスも場面に応じて分かれて活動することも必要です。児童にとって良い学習環境を提供できるように先生方も工夫しています。

「鬼脇」探訪 ~ 明日9月16日放送「ブラタモリ」でタモリさんが訪れそうな?利尻富士町内のスポットをたずねて

 NHK「ブラタモリ」では明日から宗谷編として稚内市(16日)と利尻島(30日)編が放送されますが、以前紹介した利尻富士町内のスポットのうち、実際にタモリさんが訪問(放送)しそうな場所を勝手に予想します!

 まず本命は「オタトマリ沼」です。その風光明媚さや知名度(「白い恋人」包装紙)から訪れることは必至です。ただタモリさんが多忙を極める場合は、利尻空港付近から利尻富士をバックに撮影する可能性もありますが…。次の対抗馬は「夕日が丘展望台」です。予告編にも「島の成り立ちが分かる展望台」とありましたので、登る際の手軽さや周囲を見渡せる景色の良さも手伝って、こちらが濃厚ではないか?と思います。最後の穴場が「ラナルド・マクドナルド上陸碑(野塚展望台)」です。こちらも以前に紹介しましたが、江戸時代にアメリカから来た捕鯨船の乗員ラナルド・マクドナルドが日本への興味から船から降りて上陸し、鎖国下でビックリした地元住民に海外文化や英語などを教えたエピソードがありますが、彼の足跡を紹介するにはうってつけ?なので、実際に足を運んでいる可能性が高いです…。

私もNHKの取材クルーと言えば、大晦日に個人的に訪ねた岩手県の世界遺産・中尊寺(金色堂)で「ゆく年くる年」の生中継の撮影準備をしていた姿を見て、軽い興奮を覚えた記憶がありますが…いづれにしても、来たる9月30日(土)の放送が楽しみです!鬼脇・オタトマリ沼鴛泊・夕日が丘展望台野塚・マクドナルド上陸碑

生活体験から

▽(小)6年生は「てこの原理」(理科)を学んでいました。支点の位置によって力点にかかる重さの違いを実際に体験しながら理解を深めています。「予想した通りだった」という児童たちもいました。日常の生活で身についていることを理論的に学びます。昔は、ビンの「栓抜き」で理解していた記憶がありますが、今の児童は「栓抜き」を見たことがない時代かもしれませんね(^^;)

▽(小)別の学年では、タブレットを使って昆虫や植物について調べていました。声をかけると「昆虫はムネから6本の足が生えているんだよ!」「島にはクワガタも住んでるよ!」等、笑顔で教えてくれました。日常の経験や体験から身についているものが子どもたちにはたくさんありますね。とっても大切なことです。