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「鬼脇」探訪 ~ 4月からの朝ドラ主人公「牧野富太郎」と鬼脇 (利尻山)

週明け4月3日よりNHK朝の連続テレビ小説「らんまん」にて、土佐(高知)出身で日本の植物学の父でもある牧野富太郎博士の役を俳優の神木隆之介さんが演じます…一見何の接点もないようですが、牧野博士は一度、高山植物の採集のために1903年の夏に、ここ鬼脇港から上陸した後に(上陸の際「この鬼脇港は利尻の内で第一の都会といってもよろしい!」と発言)鴛泊の「熊谷」という宿へ移動して(宿では「この島が思ったより開けているので、格別不自由に感じるほどの事は無かった」と発言)大泊村でのチシマフウロなどの採集の後日に、仲の良かった加藤泰秋子爵(伊予大洲藩の最後のお殿様)らと共に利尻富士の登山にチャレンジしています!!途中でミズゴケやザゼンソウなどを採取しながら頂上を目指しましたが、加藤子爵は盆栽用のエゾ松の小木を採取した後に、疲れた影響か?そのまま下山してしまいました…一方の牧野博士らは頂上を目指すも夜となってしまい、途中で焚き木を集めて木陰で野宿した翌日に、応援で登ってきた仲間からやっと朝食を提供され、遂に午後に頂上へ達します。その時には「宗谷湾や天塩、礼文島を鮮やかに望みさえぎる物も何もなく、夕陽が西に来ると海に影をなす「影富士」を北海の地で拝めた!」と感動しきりだった様です。130年前の登山はさぞかし足場も悪く大変だったと思いますが、昔も今も利尻富士の頂上で拝める「御来光」への感動は変わらないのかな?と感じ入りました…。利尻山の頂上