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「鬼脇」探訪(番外編)~利尻の「マッサン(カムイウィスキー)」をたずねて
朝の連続テレビ小説でスコットランド留学後に日本初のウィスキー造りを目指し、京都山崎や余市町にウィスキー工場を建設する竹鶴政孝夫妻の物語「マッサン」が放送されましたが、ここ利尻島にもウィスキー造りを目指してニューヨーク出身のケイシー・ウオールさんが、神威海岸パークの近くにメイド・イン利尻の「カムイウィスキー」の蒸留所が稼働となりました。ケイシーさんが言うには、親友と会うべく訪ねたウイスキーの聖地・スコットランドのアイラ島と利尻島の冷涼で寒暖差の激しい気候や雰囲気が似ており、しかもミネラルが豊富でまろやかな「甘露泉水」も数十トン単位で供給が可能なので、ウイスキー造りには格好の地との事で設立を決意されたようです。ゆくゆくは、世界五大ウィスキー産地である「ジャパンウイスキー」の一角として、山崎や余市と共に「利尻」の名を世界に知らしめたいとの目標があるようです。戦前には小樽が空襲を受けた際には主要地として当初、余市も空襲のターゲットとなりましたが、余市には(空襲する側の進駐軍もこよなく愛する)ウィスキー樽が大量に寝むる為、結局ニッカウヰスキー社屋への空襲が「中止」となった経緯もありますが…「カムイウィスキー」もこれから何年、何十年と樽の中で寝かせていく事で芳醇な味わいと共に、ジャパンウィスキーの代表格として「利尻の宝」になる事を祈念せずにはいられません。