学校ブログ

「鬼脇」探訪 ~ ヤムナイ沢をたずねて

 利尻小鬼脇中学校の側にある林道を暫く車で駆け上がると、今はなき利尻富士の鬼脇ルートの登山口にぶつかります。その先をしばらく登っていくと、絶景の日本海を背にして、目の前にはゴツゴツとした岩壁とともに、初夏でもダイナミックな雪渓の沢が広がります。ヤムナイ沢はまさに利尻の「上高地」と言っても過言ではない!!(実際に行ったことはありませんが…)「手つかずの絶景」とはよく言いますが、身近にこんな贅沢な空間があるのに余り知られていないとは…「灯台もと暗し」とはこの事です。(私はアルピニスト野口健ではないので、流石に上級者向け?の雪渓歩きは回避したいですが…)ヤムナイ沢

北海道教育委員会教育長視察及び小学校参観日

▽本日、学校視察ということで、北海道教育委員会教育長 倉本博史様に来校して頂きました。ご多用中にも関わらず、本校に足を運んで頂き、ありがとうございました。小中施設一体型の一貫教育を推進する本校へのご助言と児童生徒への激励のお言葉を頂戴し、心より感謝申し上げます。

▽管理職との懇談の後、小3・4年生と中3の授業を参観されました。児童生徒たちは、お客様を迎えて緊張感もあったかと思いますが、普段通りの頑張りを見せていました。

▽本日は、小学校では参観日でした。平日にも関わらず、今回もたくさんの保護者の皆様に来校して頂きました。保護者の温かいまなざしや応援は、児童の成長の土台となります。懇談会も開かれ、子どもたちの頑張りの交流が行われました。

プールが恋しい季節です

▽(小)今日も蒸し暑い天気となりました。5,6年生はプール授業があり、「これから行ってきまぁ~す!」と生徒玄関先で出会った児童たちはみんな笑顔です。道北では珍しく、連日暑い日が続いていますので、水は気持ち良いことでしょう。町の温水プールを利用しますので、さらに快適なこと間違いなしですね(^o^)

▽引率した先生に聞くと、「今日は水泳が苦手な子も楽しそうでした」とのこと。この本校の先生は、小学校6年間水泳を習っていたそうです。先生も楽しそうな顔でした。

▽全国的にコロナが増えています。島内でもいつ急増するか心配です。熱中症にも気をつけつつ、マスク無しでの会話は避けなければなりません。今後も注意喚起と予防対策の徹底を継続します。

 

 

 

心に刻んだもの

▽(中)昨日、一昨日と稚内市で地区中体連大会が開催され、本校バドミントン部12名が出場しました。

▽勝利を経験できた人もいましたが、全員が負けを経験しました。全国の選手の中で、負けないでこの大会を終えることができるのは全国優勝する1人だけです。ほぼすべての選手が負けて終わるのです。特に3年生はどんな終わり方にすることができたでしょうか。悔いることがあるのも正直なところだと思いますが、君たちの表情からは、この二日間(これまでの部活動)の経験が次をめざす力になったと確信します。

▽一心不乱にできたこと。無心になれたこと。一生懸命できたこと。仲間と励ましあったこと。親に感謝したこと。12名の選手たちに心から拍手を贈ります。

中体連大会へ出発!

▽(中)本日、バドミントン部の生徒たちが、明日、明後日の大会に向けて出発しました。皆、決意を胸に秘め、晴れやかな表情です。特に3年生にとっては、敗退すれば部活動から引退となる最後の大会です。勝っても負けても「全力を出し切れた」と思える大会にしてくれたらと願います。

▽勝負は時の運です。実力があっても負けることもあります。大切なのは、「自分のこれまでの頑張りに自信をもつこと」「仲間と健闘をたたえ合うこと」「応援してくれた保護者をはじめとした周りの方々に感謝すること」  これができれば、君たちの部活動は大成功だったと言えますね。

▽(小)小学生全員が中学生の出発を見送りました。玄関前には全員の小学生が駆けつけ、大きな声と笑顔でエールを送ります。バスを見送る元気な小学生たち。そしてバスの中から笑顔で行ってきますの手を振る中学生たち。最高の光景です(^o^)。

 

   ◆出発時の写真がなくてゴメンナサイ・・・・。

「鬼脇」探訪 ~ オタトマリ沼をたずねて

 鬼脇の数ある景勝地の中でも”真打ち”ともいえる「オタトマリ沼」ですが、アイヌ語で「砂の泊まる地」を意味しております。八甲田山同様に、火山の爆裂由来で完成した地形(沼浦湿原)でもあり、水面を湛える沼を中心にエゾアカマツをはじめリシリアザミやエゾカンゾウ、ヒメウギアヤメなどの植物が豊富に点在する「自然の標本」が29ヘクタールも広がっています。四季折々で異なる風景を見せる、実に風光明媚なスポットですが…私といえば、堂々とそびえ立つ利尻富士の山並みを眺めながら沼の向かいのレストハウスで「万年雪ソフトクリーム(400円)」と「ムラサキウニの軍艦握り(お高いので…3貫のみ)」を年に何度か食べる(給料日には奮発してバフンウニ)のが、居心地よし目によし口によしで三位一体?の楽しみです。

時間を有効に

▽本日は、島一斉の教科部会サークルの日のため繰り上げ日課となり、児童生徒は14時に一斉下校です。中学生は部活動も無いため、いつもよりもかなり早めの下校となります。時間を上手に使えば、いろいろなことができそうです。自主トレで汗を流すか、休養に充てるか、家庭の役割をこなすか、それとも勉強でしょうか。時間は万人に平等に与えられていますが、充実するかしないかは個人の使い方次第です。上手な使い方ができるといいですね。

▽先生方は貴重な研修の機会です。他校(他町)の先生方と学び合い、日々の授業の質の向上に努めます。児童生徒と同じように、「主体的・対話的で深い学び」を心がけたいですね(^^)/

オタマジャクシがほとんどカエルに!

扇風機の季節です 

▽今日も暖かな一日です。日差しが強く、青空が広がりました。温度計も22℃をさしていました。教室では扇風機が稼働し、少し涼しげです。扇風機が普通教室に設置されている学校は管内的にも珍しいのではと思います。教育環境整備が進んでいる町に感謝です。

▽(小)晴れの日は太陽の下で活動したいものです。小学校では、写生(図工)や自然観察(せいかつ)を屋外で実施していました。道北と言えども熱中症には注意しなければなりませんので、水分補給のためのボトルをそれぞれ持参しての活動です。「暑かったけど、楽しかった!」とは小1女子。汗を額に光らせ、満面の笑みで教えてくれました(^o^)

▽(中)積極的に発言する1年生の教室(数学)。自分の意見をのびのび発表できるってとても良いことです。学級の仲間づくりが進んでいる証拠です。全員が主体的に関わることで、学習の定着も何倍にもなります。

   

やるべきことの見極め

▽(中)中間テストは先月に終了し、週末には中体連大会、そして夏休みまであと3週間足らずとなりました。学習に向かう気持ちが疎かになりがちな時期ではありますが、そんな様子を見せない落ち着いた風景が続いています。やるべきことを理解して生活する力がありますね。とても素晴らしいことです。

▽(小)薄曇りの天気ですが、風も穏やかで気温も20℃くらいありそうな暖かい一日です。1,2年生は今年初めてのプール授業に出かけました。今日は気持ち良く泳ぐことができることでしょう。 水が嫌いな子はいるのかな(^_^;)

▽「やるべきこと」が「やりたいこと」や「やれること」だったら幸せなことです。時には「やるべきこと」が負担になることもありますが、それもまた学びの瞬間ですね。

(中)社会科小テスト

(中)書写

(小)算数タブレット活用

(小)理科

心を動かす大会となることを願う

▽先週、今週末の地区中体連に向けて壮行会を開催しました。中学生の選手たちを激励するのは小学生29名の児童たちです。他の中学校とは違い、小中施設一体型の本校だからこその特色ある風景です。

▽羽球部部長から力強い決意発表がありました。そして、ステージにユニフォーム姿で並んだ選手たちに、小学生代表の児童が激励の言葉を述べ、一人ひとりが心を込めて書いたメッセージを記した横断幕を手渡しました。

▽試合が終わってしまえば「一瞬の出来事」であったかのような感覚になるものですが、それが「一生の思い出」になることもあります。心(感情)が動く(動かされる)ような体験がそうさせることでしょう。  全力で頑張ってください。応援しています!

「鬼脇」探訪(番外編) ~ ”礼文まんじゅう”をたずねて

利尻・礼文を代表するお菓子といえば「利尻プリン」と1・2を争うのが、他ならぬこの「礼文まんじゅう」と個人的には思っておりますが…売れ行き的にも礼文町民よりは利尻富士・利尻両町民が訪れた際に大量購入する頻度が高いとのことで、まさに利尻のアイドル?和菓子と言えます…。ではどうしてこれだけハマるのか?と言えば、田舎饅頭特有の素朴な味わいと、何といっても「沖縄の黒糖」をふんだんに使用した自然な甘みにあります。ただ「沖縄の黒糖」と地元「利尻(蝦夷)昆布」という日本の南北で真逆な名物について、全く接点がない!と思って調べましたら…江戸時代中期に蝦夷地から来た北前船と(薩摩藩の影響下にあった)琉球からの船が「天下の台所」大阪港で合流して「黒糖」と「昆布」を互いに交易(交換)していたらしく、当時寒い北海道で「お砂糖」はとても貴重で手に入りずらく、ぜいたく品であった一方で「蝦夷昆布」は、琉球王国が中国(清朝)との貿易では欠かすことの出来ない高級品であり、輸出品以外の残り?の端先の部分や根昆布などが、昔から沖縄の庶民の食卓に出回り利用されていたとの事です。ある意味、長寿県沖縄の一端を「蝦夷昆布」が担っていたと言っても過言では無いかも知れません!!話が長くなりましたが、北端の礼文にて味わうまんじゅうで、南国沖縄の風味に舌鼓を打つ今日この頃でした…。礼文饅頭

青空の一日です

▽昨日、児童会生徒会立会演説会があり、新しく6名の役員が当選しました。候補者たちは、「学校をもっと良くしたい」「みんなの役に立ちたい」「挨拶ができる学校にしたい」「小中生が仲良くなる活動をしたい」など、しっかりとした公約を掲げ、堂々とした立派な態度で演説を行いました。責任とやる気に満ちた新役員を全校で応援する雰囲気が既に生まれています。校内の天気は快晴です。

▽町内のゴミ拾いボランティアも行いました。朝20分程度の活動でしたが、小中合わせて3㎏にもなるゴミを回収しました。「うちの生徒は全く嫌がらずにゴミを拾うんですよ」と先生方が教えてくれました。家庭や地域の教育力がこうしたところで見えてきます。学校だけではつけられない力が身についています。タバコの吸い殻が多かったようですが、町内の天気も曇りのち晴れとなりました(^o^)

立会演説会

授業風景(音楽)

授業風景(理科)

羽球部

 

あっという間に蛙に

▽(小)低学年がオタマジャクシを大切に育てています。1週間ほど前に、自然や環境について考える生活科の体験活動で捕まえてきたものです。水槽の中には数えられないくらいいます(50匹はいるかも?酸欠が心配・・・)。エサをやりながら、「もう足が生えてるのもいるよ!」と教えてくれます。その表情はとても生き生きしています。自然や生き物に触れる活動って大切ですね(^o^)

▽一昨日には、ついに蛙となって飛び跳ねる強者も現れました。その成長の早さに驚きです。そして、児童たちはそれ以上にどんどん学びのスピードを上げています。日々の成長はあっという間ですね。

▽(中)国語の時間、自分の好きなこと、興味のあること等について、決められた時間内に分かり易く説明するという設定でスピーチを行っていました。要点をしぼって他者に分かりやすく話す力は、どんな場面でも必要です。二人ほど拝聴しましたが、どちらも甲乙つけがたく、個性を発揮した良いスピーチでした(^^)

 

国語(スピーチ)

 

地域からの激励

▽本町では昨日から北見神社祭が開催されています。3年ぶりの開催とあって露店も並び、街が活気に満ちています。コロナ対策は必須ですが、児童生徒たちも心ウキウキ、嬉しそうな表情でいっぱいです。

▽(小)本校の児童も3年ぶりに鼓笛パレードを実施しました。福祉施設や街角で器楽演奏を行い、多くの町民の皆様から温かい拍手や声援を頂きました。予想以上に?たくさんの地域や保護者の方々に見て頂き、ちょっぴり緊張感が高まった様子でしたが、充実感を味わったことは言うまでもありませんね。「ちょっと失敗しちゃったぁ~ by 4年女子」という言葉にも笑顔たっぷりでした(^o^)

▽過去に、『教育とは子どもを大人にするための大人からの激励である』と教えられました。今日は、たくさんの激励を頂き、児童はちょっぴり大人になったと確信できました。 地域、保護者の皆様に心より感謝申し上げます。

 

 

「鬼脇」探訪 ~ ライドマリ海岸をたずねて

鬼脇のセイコーマートから下っていくと、澄み渡る青空と崖(ガケ)が織りなす壮大な景色に当たる事が出来ます。言わずと知れた「ライドマリ海岸」ですが、私も海岸や崖を眺めながらボーっとしているのが大好きで、かつて福井県にある「東尋坊」や函館にある「立待岬」を訪ねた際には、(波が高く荒れていたこともあって…)2時間サスペンスドラマで私自身が崖に犯人を追い詰める船越英一郎になったかのような勘違い?をしました。               ただ利尻の穏やかなこの時期にあっては、宝の海にどれだけのウニが敷き詰められているのか?…との方向にどうしても想いが走ってしまいます。明峰利尻富士からの伏流水が注がれ、日本一の昆布を食べたウニが美味しくない訳がない!とは思いつつ、鮮魚店での生ウニの値札をみると思わず閉口?する今日この頃でライドマリ海岸す。(価格も昨年よりお高いようですが…)

避難訓練

▽生憎の雨のため、避難場所を外から体育館へ変更して避難訓練を実施しました。ご多用にも関わらず、消防署職員の皆様にご支援頂きました。心より感謝申し上げます。

▽災害から命を守るためには日頃からの心構えと準備が大切です。緩んだ気持ちで訓練に取り組む児童生徒がいないことが利小鬼中の良さですね。「備えあれば憂い無し」 どんな場面に遭遇しても、訓練の経験があれば的確な判断と冷静な行動につながることでしょう。時には臨機応変な行動も必要ですが、それができるのも準備や訓練をしているからこそです。

▽煙体験では、児童生徒たちは視界がなくなる怖さも体験しました。これが訓練用の煙ではなく、火災時の高温で有毒な煙だと考えると、改めて訓練の必要性を感じたはずです。みんなで、確かな知識と体験活動の重要性を確認できました。

煙体験

 

主体的な学びをつくる

▽タブレットPCが生徒一人1台の時代になりました。本校でも個に応じた指導や基礎定着に向けた取組に活用されています。小規模校の良さはみんなで共同できる機会に恵まれていることです。タブレットを使いながら、主体的・対話的で深い学びにつなげています。児童たちはタブレットを違和感なく使いこなしているようです。流石、令和で学ぶ子どもたち。昭和は昔となりました(^^;)

▽(小)過日、クラブ活動では、運動系はドッチボール系競技、文化系はお菓子作りに取り組んでいました。自分の興味のある活動に取り組んでいる児童たちは生き生きとしています。まずは興味関心から始まり、体験を通してその楽しさや苦労を知って学びを広げていきますね。

▽(中)本日、中間テストです。これまでの成果を発揮する時です。集中してプリントに向かう生徒たちは頼もしく感じます。学力は未来を拓くための基礎となりますので努力を積み重ねていきましょう。

 

 

「鬼脇」探訪 ~ 南浜湿原をたずねて

鬼脇から仙法志方面に向かう途中で見過ごしそうになったところに看板を見つけ、急ブレーキ?の後に右折すると、名峰利尻山を水面に映し一面を湛えるメヌウショロ沼を中心として、知床五湖や尾瀬にもひけを取らぬ美しい光景が広がっていました…この「南浜湿原」は、ミズゴケが繁茂している日本の高層湿原の中でも珍しく、これだけ低地かつ海の近くにある湿原はまれで、またこれだけ駐車場に近くお手軽?な形で高山植物などを楽しめる自然の湿原公園は大変貴重との事です!バスや観光客もほとんど来ない穴場中の穴場なので、夜は月明かりだけで全く遮るものがない絶景の星空を拝むことが出来ました!!ふらっと行くだけで、手付かずの自然とぜいたくな景色が広がる…これぞ「花鳥風月」かも知れません。(以上「風流」が未だ理解出来ない私でした…)南浜湿原

挨拶で迎える朝

▽毎週木曜日の登校時、児童生徒会の中学生役員が玄関前で挨拶運動を実施しています。登校してくる一人ひとりに挨拶をすると、特に小学生の男子は大きな声で挨拶を返してきます。取り組んでいる中学生もニンマリです。そして、最後に下駄箱をみて、全員が登校したと確認したら終了です。やりきるその責任感に心から拍手です(^^)/。

▽太古の昔、挨拶は自分が敵ではないことを相手に知らせる手段だったとか。現代では、礼儀や慣習の意味合いが強いですが、挨拶をする方もされる方も気分が良くなるようにしたいものです。時と場面に応じて、声の大きさ、言い方、表情、目線など、配慮することは多くありますね。一人ひとり、相手を思いやり、考えを巡らせながら挨拶できる大人になってほしいと願います。 

▽おはよう、さようなら、ありがとう、いただきます、ごちそうさま、ごめんなさい・・・・。どれも大切な言葉ですね。

挨拶運動

授業風景(書写)

授業風景(算数)

授業風景(数学)

 

創る

▽(小)籠を作成している工作の時間をちょっとのぞきました。思い思いに設計図を見ながら、工夫しながら編んでいます。「ホチキスで留める時が難しい・・・」とはある男子の感想です。同じ長さになるようにしなければならない様子。要領よくこなすにはどうすべきか。知恵が必要です。友達の力も借りることも大切な学びですね。 頑張って!

▽(小)外をみると、過日、野菜の苗や種を植えた畑に水やりをしていました。今日は気温も高く、水やりには最高の天気です。自分たちの成長と野菜の生長がリンクしているように見えました(^o^)

▽(小)鼓笛の練習にも力が入っています。地元の神社祭で披露する予定ですので、高いレベルの演奏を目指している様子が感じられます。真剣な姿はみんなカッコイイ。