学校ブログ
「鬼脇」探訪(番外編)~博多をたずねて
海の日の三連休に懲りずに福岡市を訪ねました。目的は長崎県で開通した「西九州新幹線」や、博多の夏を代表する祭り「博多祇園山笠」また日本の国宝の横綱格でもある「漢委奴国王の金印」(市博物館)を各々拝見するのが目的でしたが…新幹線は長崎・佐賀の集中豪雨で結局諦めましたが「金印」については、ガラスの中にある本物を十数分もの間、誰にも邪魔されることなく凝視してみる事が出来ました!(写真がピンぼけしてすいません…)他にも戦国マニアにはたまらない、福島正則が見事満杯の酒を飲み干した黒田家臣の母里太兵衛へ譲った「日本槍」(黒田節の由来)の本物があったり、個人的には大満足でホテルに帰りました…。 博多祇園山笠は15日即日で利尻(鬼脇)に帰る飛行機の直前、見学をしに櫛田神社へと参りましたが、最初の掛け声とともに勇壮な博多の方々が街を掛け走る姿は正に圧巻しましたが地元の方に伺うと、コレがないと博多の夏は始まらない!との話でしたので…私のような暑がりどさん子にはツラい?真夏の九州から逃げるように、半月前迄ストーブ使用の涼しい利尻へと戻ってきました。
防犯教室
小学生を対象に防犯教室を行いました。「いかのおすし」を合い言葉に、実践を交え不審者対策について学びました。「いかのおすし」とは、「いか」・知らない人について「いか」ない。の・声をかけられても、車には「の」らない。お・知らない人に連れて行かれそうになったら、「お」おきな声をだす。す・声をかけられたり、追いかけられたら「す」ぐ逃げる。し・こわいことにあったり見たりしたら、すぐに大人に「し」らせる。の語呂合わせの防犯標語です。担任の先生方が、不審者役になって、あの手この手で、子供たち近づきます。子供たちは、不審者を近づかせないように、距離感を保ち、言いくるめられないようにはっきりと断ったり、親を呼んできますと答えたりしました。友達がとった行動をどう思うか。など子供同士で交流する場面もあり、防犯について深く学ぶいい機会になりました。私からは、残念ながら、世の中は、いい大人だけでないので、このような訓練をしなければならないこと。利尻でもあるかもしれないこと、防犯を意識して生活して欲しいことなど話しました。警察の小田島さんには、大変お世話になりました。ありがとうございました。
人権教室
7月12日に鴛泊中学校で人権教室がありました。鬼脇中学校の生徒は、鴛泊中学校へ移動して、稚内人権擁護委員協議会(江川善次会長)の授業を受けてきました。目的は、いじめについて理解を深め、いじめは絶対に許されない行為であることを再認識する機会とすることでした。ビデオでは、いじめを見ている傍観者の立場で、話が展開していきました。いじめをやめさせようと思うけど、声や態度に出すと、今度は自分がいじめの標的になるかもしれないと、葛藤しながら物語が進んでいきます。最終的には、クラスの男子にも協力してもらい、いじめられている子に代わる代わる、声を掛け合い、いじめている子(4人グループ)にも、注意をしていきます。みんなで注意をすれば、標的になることはないと考えたアイディアでした。いじめを見ている傍観者の立場で、自分だったらどうするかを考えたり、話し合ったりする貴重な機会となりました。
学んでいく過程について④
新学習指導要領では、「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」の実現を目指しています。「個別最適な学び」は、「指導の個別化」と「学習の個性化」に分けることができます。「指導の個別化」とは、学習進度や学習内容を、子供一人一人のニーズに合わせて学びを設定します。写真は、Qubenaで、学んだ内容の振り返りをしているところです。子供が自分のペースで自己調整しながら学習を進めているところです。一方、「学習の個性化」とは、子供生徒の興味・関心に応じた異なる目標に向けて、学習を深めたり、広げたりする学習です。自ら適切に学習課題を設定し、課題解決に向けて取り組む力を育みます。利小・鬼中では、子供が自力解決に向けて、タブレットを効果的に活用しながら授業を進めて参ります。
「鬼脇」探訪 ~ 仙法志のアップルパイ店(季節限定)をたずねて
お隣り仙法志の街中を車で走っていたら…自治会館の側に「アップルパイ営業中」と書かれたみなれぬ旗がたなびいていたのでブレーキを掛けたところ、中では手作りのアップルパイが並べて販売されておりました!どれも美味しそうで目移りしましたが…看板商品のアップルパイを食べたところシナモンが効いており、林檎のサクサク感を残したまま芳醇で食べ応えあるアップルパイで大変満足できる味でした…。ちなみに元々埼玉県の米軍狭山基地の近くで営業しているらしく、利尻で漁をしている常連客から利尻の素晴らしさを折に触れて聞くうちに、灼熱の埼玉を逃れて利尻にて季節営業をしたい!と一心決意して、今年は6~9月の間に営業をしているようです。7月末の鬼脇でのお祭りにも出店されるようですが、お近くを通る際には是非ともお立ち寄り頂ければと思います。
小学校の参観日ありがとうございました
7月10日に小学校の参観日がありました。お忙しい中にもかかわらず、参観された保護者の皆様、ありがとうございました。保護者の皆様には、お子さんの頑張りを見ていただけたでしょうか。先生方は、解決の見通しをもたせながら授業を進めて、その授業で子供が「わかる」「できる」ようになったでしょうか。学校では、子供が自力解決できる力を付けさせたいです。子供の「見方・考え方」を豊かにして、論理的思考力の育成を目指します。
中学校3年生の授業について
中学3年生を対象に、帯広泌尿器科の小谷 典之(おたに のりゆき)医院長による性感染症の授業がありました。利尻富士町ロータリークラブとのつながりで、小谷医師の授業が実現しました。ロータリークラブとは、ボランティア活動を目的とした国際的な社会奉仕団体で、持続可能な良い変化を生むために、人びとが手を取り合って行動する世界を目指す活動している団体です。利尻富士町のロータリークラブの方もたくさん来校しました。
性感染症は、中学校の保健体育の授業で学びますが、小谷医師が、現役で現場を知っている方なので、説得力がありました。小谷医師から「思春期は誰もが性について、悩むものなんだよ。」という一言が印象的でした。子供たちは、性感染症の実態やこれから大人に向けて、性に対する考えを学びました。
中体連について
7月6日、7日、稚内市で宗谷管内中体連大会がありました。日頃の練習を糧として、自分の実力を試す場となりました。鬼脇中学校からは、3町合同サッカークラブとバトミントンで出場しました。サッカーは、若葉台球技場で稚内南中学校との試合でした。豪雨で前が見えない状況での試合となりました。声を出して、チームや自分を奮い立たせて頑張りましたが、1-3で惜しくも負けてしまいました。ただ、1点をとって相手を追い詰める、素晴らしい展開の試合でした。バトミントンは、総合体育館でありました。2日間に渡って熱戦が繰り広げられました。子供たちは、勝ったり負けたりを経験しました。ただ、どの子も最後まであきらめない鬼脇魂で戦ってくれました。保護者のみなさま、熱い応援ありがとうございました。3年生は、これで引退になります。お疲れ様でした。今日は、登校日なので子供たちは授業を頑張っています。
「鬼脇」探訪(番外編)~カムイウヰスキーの「ひむバス」をたずねて
私がドラックストアから帰途に付く途中で、金沢ナンバーの派手なバスとすれ違ったので非常に気になり、そのまま跡をつけて行ったら…利尻富士からの美味しい湧水を用いた唯一のウイスキー工場である「カムイウヰスキー」に停まり、NHK「ひむバス」の取材が始まったのでつい写真を撮ってしまいました。(申し訳ありません…後でNHKのスタッフさんに頭を下げて帰りましたが)「ひむバス」は「鶴瓶の家族に乾杯」や「ブラタモリ」などと共に、個人的には一番大好きな紀行(旅)番組で、いざ自分の身近なところで取材撮影が行われているとなると、非常に興奮を隠せませんでした。近い時期に沖縄の離島などと共に放送されるとの事で、早くも楽しみではあります。(昨年の夏休みにも私が学校に働いていた間、校舎向かいの郷土資料館で「ブラタモリ」の撮影が行われていた事も露も知らず、もしも知っていればサインの一つも貰っておけば!と後になって後悔したのを想い出します…)
畑について
PTA環境整備で、保護者の方に畑を耕してもらいました。ありがとうございました。畑には、ピーマンやじゃがいも、枝豆やタマネギ、スイカなどを植えています。写真は、子供たちが草取りをしているところです。これからも、水やりや草取りをしっかり行って、作物が大きく育つよう頑張って欲しいと思っています。
学んでいく過程について③
学校では、タブレットを活用して、学ぶ機会が多くなってきました。写真は、社会の授業の一コマです。様々な情報から、問われていることを答えるのではなく、「説明してください。」というように、情報から根拠を見つけて、自分の考えを答える問題です。一問一答だけだと、知識は得ることができますが、学びが広がったり、深めたりすることはできません。利尻小学校・鬼脇中学校では、「論理的思考力」の育成を目指して、全力で取組を進めてまいります。
着衣水泳について
中学生が着衣水泳をしました。将来、子どもたちが津波にでくわしたり、河川に落ちたりすることが無いとは、限りません。このような災害時に、どのように対処するのかによって、生存率が変わります。今回は、服を着たまま溺れない、対処の仕方を考える機会になりました。服やズボンをはいて、水につかると、生地が水を吸って重くなります。一般的には、体の浮力がなくなるので、パニックになって、手足をバタバタして溺れてしまうようです。今回、子どもたちが学んだのは、慌てずに、ゆっくり、手足を広げることで、顔が浮き、浮力を得ることができることです。このような機会を設けたことで、災害時にも役立つ実践的な体験をすることができました。
北見神社例大祭について
北見神社例大祭で、小学生は鼓笛。今年から中学生は南中ソーランを鬼脇の各地域で披露しました。老健では、小学生の演奏に涙し、中学生の踊りに涙する方がいました。首を長くして、小・中学生が訪ねてくることを楽しみにしていたそうです。保護者や地域の方には、温かい拍手やご芳志をいただき、ありがとうございました。
学校教育目標の中に「郷土愛を育み」というフレーズがあります。地域愛を育てるためには、その地域の風習や慣習をリスペクトしながら、教育活動を進めて行かなければなりません。教育課程の時数の関係で、子供たちは、夏休みが1日少なくなりますが、学校だけでは教えることのできない、地域の方との交流ができたと自負しております。
子供たちが、鬼脇をもっと好きになって欲しいし、もし、鬼脇から離れることがあったとしても、獅子神楽を含めた故郷を思い出し、鬼脇を誇りにして欲しいと思います。
「鬼脇」探訪 ~ 夏の始まりの「ペシ岬」をたずねて
フェリーや飛行機で利尻へ訪れる際に、いつもお出迎えをしてくれるのがこの標高93mの「ペシ岬(通称ゴリラ岩)」ですが、フェリーの上からぼんやり眺めていたら…港に大漁旗を振った地元の方が、またいらっしゃい!とばかりにフェリーに向け全力で旗をたなびかせていました。(写真では小さくて見えない?)ただ今まで私が訪ねた福井県の「東尋坊」や青森県の「竜飛岬」など2時間サスペンスドラマや演歌好きの影響でいわゆる「崖(ガケ)」については、個人的にも大好きな方ですが、この「ペシ岬」に限ってはいつも見ていたり登ったりしても、何故か人の心をホッとさせてくれるような母なるパワースポット?かも知れません。
「鬼脇」探訪 (番外編)~ 利尻富士町のALTの先生と稚内をたずねて
(リコールなどで修繕を行った)マイカーを取りにフェリーで稚内を訪ねた際に、ALTのウッド先生と鉢あったので、地元グルメと宗谷岬などの景勝地をご案内すべく?小旅行を行いました…。最初にハンバーグで有名な「ボリューム亭」を開店時に訪ねると既に満員で大盛況でしたが、手のひら大のハンバーグランチをウッド先生とぺろりと完食し、その足で先生が行ったことのない「宗谷岬」までクルマで訪ねました。(写真では岬の塔にちなんで、とんがりポーズをお願いしましたが…)その後先日紹介した「白い道」を経由して、最後はデザート?として日本最北端にある某ファーストフード店を訪れましたが、とても2時間前に巨大ハンバーグを食べたとは思えない位、大量のハンバーガーやスイーツを互いに注文してしまって…食べ過ぎた後で強い後悔の念に襲われる、いつものパターンと化してしまいました。ウッド先生曰く、ハンバーガーはアメリカの文化そのものなのでしばらく食べないと禁断症状が襲うとの事ですが、私はハンバーガーならずとも普段食べ物を口にしないだけで禁断症状?となりますが…。
「鬼脇」探訪(番外編)~北海道の昆布をたずねて
先日に、函館の海から天然物「がごめ昆布」が海水温上昇に伴って消え、市内の売り場でも全く見当たらない(全て養殖ものへ)との話をしましたが…今度は釧路から根室にかけ獲れる「竿前昆布」(富山のコブ〆め料理などに用いられる)も同様に、資源量の減少によって今年度は「禁漁」となったとのニュースがありました。やはり海水温の上昇で海の生態系が変わったりウニやアワビも食欲旺盛?となって多くの昆布を食べてしまうなど影響は計り知れないです。一方で、利尻の気候(海水温)は比較的低いので、函館方面から「イカ」が大移動してきたり、逆に暖かくなった函館の海では「フグ」が獲れ始めるなど、日本の海自体が明らかにおかしくなっています。漁師さんにとっては生活に直結するのでまさに死活問題ですが、温暖化が北海道の農業(多種栽培へ)や観光業(避暑地振興)にとって、逆にビジネスチャンス?となりえる部分もあるので「もろ刃の剣」で実に複雑な話ではあります…。
チュプオハウ
本日、吉田教育長が来校しました。今日は、給食で「チェプオハウ」というアイヌ料理が提供されました。「チェプオハウ」とは、アイヌの言葉で、「チェプ」は魚、「オハウ」は汁物のことを意味します。鮭が入った汁物にだしをとった利尻昆布が刻んで入っていました。3・4年生教室で熱烈歓迎を受けた吉田教育長は、「おいしいわ」と終始笑顔でした。給食センターの方々には、子どもたちのために、いつも安全で安心な、おいしい、楽しい給食を提供していただき、ありがとうございます。来月も企画を考えているそうです。
「鬼脇」探訪(番外編)~宗谷岬をたずねて
週末に校舎畑の実習作業に用いる野菜などの種苗の入手なども兼ね、稚内へフェリー渡航をした際に久方ぶりに宗谷岬方面を訪ねました。写真の有名なモニュメントやサハリンの探索で有名な間宮林蔵先生の銅像をみて、近くて遠い国ロシアの方角を眺めながら、何故かしばらく感傷?に浸っておりました…。また近くの宗谷丘陵ではホタテの殻で舗装された「白い道」があるとの事で山道を登ってみたら、実にキレイな景色が広がっており快晴の日に家族やカップルで一緒に疾走したら楽しんだろうな!と思わせてくれる、海と山と白い道が織りなすあたかも絵画のような道路を堪能させて頂きました…。
「鬼脇」探訪 ~ 鴛泊フェリー港「ポルトコーヒー」をたずねて
稚内からのフェリーを降り、鴛泊ターミナル向かいのレンタカー会社の店舗に挟まれた一角に「ポルトコーヒー」があります。一見、オシャレそうな佇まいで入る際には軽く緊張をしましたが、いざ入店すると気さくなご主人と奥様からの暖かな対応をして頂いて何だかホッとしました。私はほとんどコーヒーを飲まない人間なので(某有名コーヒー店でも、堂々とカフェラテを注文…)結局「いちごミルク」を注文をしましたが…これがとても上品かつ美味しく、またホッと一息つけました。「ポルト」はポルトガル語で港を意味するそうですが、写真のようにコーヒーにも相当なこだわりを持っており、パンについても事前にオーダーして頂ければ、来訪時に出来立てのものを用意してもらえるそうです。港は島の玄関口なので、来訪時も退去時もそんなオアシスのような空間で、利尻の想い出づくりが出来れば良いかと思います。
学んでいく過程について②
子供たちは、運動会に向けて、取組を進めているところですが、普段の授業も頑張っています。あるクラスでは、算数で、自分の立てた式の説明を、ノートに書いていました。「長い文で書けないから困っている。」との声が聞こえたので、「短くても、順序立てて書くといいよ。」とアドバイスしました。その後、試行錯誤しながらも頑張っている姿が見られ、とても立派でした。また、あるクラスでは、授業のまとめを声に出しながら、プリントに書いていました。「頭の中に入れよう」「絶対覚えよう」と意欲が伝わってきて、応援したくなりました。また、あるクラスでは、教卓の上に授業のめあてやまとめ、授業過程が書いてあるノートが置いてありました。教師は、授業が命です。子供たちの資質・能力向上のために、毎時間の授業準備や改革に取り組んでいる先生方に頭がさがります。利尻小・鬼脇中の子供たちや先生方の素晴らしさを再認識した一日となりました。