学校ブログ
「鬼脇」探訪 ~ 利尻島郷土資料館をたずねて
いつも学校へ出勤する際に、坂を上る時には必ず視界に入ってくる建物ですが、旧鬼脇村庁舎として(札幌市の市制移行時と同じ)100年前に建てられ、昭和44年に鴛泊に移行するまで何度か改修しつつ現役庁舎として活躍していたというのが驚きでした!建物は木造平屋の寄棟屋根形式で、屋根の両端には矛状の棟飾りと玄関の上には鬼板が施されるなど和洋折衷のモダンな建造物で古さを全く感じさせないものです。向かいに駐車場もあるので、昼時には観光バスやレンタカーなど観光客で賑わっていますが、時を100年前に遡れば、利尻富士を背景にこのようなオシャレな庁舎が完成した際の住民の高揚感が伝わって来るようです…。
静かな午後
▽(中)今朝、1年生は宿泊研修に出発し、2,3年生は職場体験学習でそれぞれ5つの体験場所へ出かけました。(小)3,4年生は午後からプール授業です。1年生も先ほど下校の時間でした。午後の校舎には(小)5,6年生と2年生しかおらず、いつもよりひっそりとした感じです。時折、通り雨が静かに降り、それが校舎内の静けさを一層助長させているようです。
▽(小)6年生は体育館でボールを使った球技に取り組み、和気藹々で楽しそうな空気感でした。修学旅行を通して、グッと絆も深まった様子です。2年生は算数の時間、計算問題に取り組んでいました。二桁の足し算を上手にこなしています。どの児童も「できた」ことに満足そうな表情です。 今日から9月長月。日の暮れるのも早まってきたと感じる今日この頃です。
自分の手で
▽(小)習字の時間に遭遇しました。「字は体を表す」がごとく、力強い筆遣いで堂々とした書を描いていました。字が綺麗な人って羨ましいですね。背筋をピンと張り、姿勢も良く、意欲的に書を学んでいる姿がありました。とても良い雰囲気です。「左右」という字に挑戦していました。 自分は「右」の漢字の1画目は縦からだと分かっていても、未だに横から書いてしまいがちです・・・。習字は書き順を特に意識することが必要ですね。
▽(小)(中)校舎前の畑では、雑草取りや収穫を行っている児童生徒たちが目に入りました。低学年は外の活動が楽しそうです。中学生は見事に育った大根を手に、「育てた甲斐があった」という表情で満足げです。自分で育てたものは、喜びの実感が格別です。実体験に勝るものはないですね。
疲れを見せず
▽日曜日には島内一周ふれあいサイクリングの催しが町でありました。土日はバドミントン大会(中)が稚内市で行われました(初心者の部で1年生女子2人が見事優勝、準優勝でした!)。参加した中学生や小学生は、忙しい週末だったに違いありません。2週間後には期末テスト(中)もありますので、家庭学習量も増えているはずです。
▽「一日寝れば次の日はスッキリ」とは、なかなか難しいかと思いますが、児童生徒たちは疲れた様子も見せず、いつもと変わらない様子です。休息や栄養をバランスよくとれていると信じます(^^)/
▽心も体も健康でなければ、頑張ることはできません。利小鬼中の児童生徒たちを見習わなければと思う次第です・・・・。私は修学旅行の疲れがまだ抜けていないようです(^_^;) 若いっていいですね。
素敵な時間、思い出
▽(小)5,6年生が修学旅行へ行ってきました。フェリーの欠航が予想されたため前日に稚内入りした関係で三泊四日という長旅になりました。体力的に少し心配しましたが、一泊増えたことを喜んでいたようです。みんな元気に過ごすことができた四日間でした。
▽「トイレ我慢できない!(バスを止めてもらいました)」「切符がない!(ソックスに入れてました)」「カバンがない!(拾った方が届けてくれました)」「財布がない!(カバンに入れてありました)」など、全て大事に至りませんでしたが、ハプニング感も結構ありました(笑) そんな中、互いに声をかけ、気配りしながら、「楽しい時間」を創れるようにみんなで協力していたことは大変立派でした。流石、利尻小の児童たちです。
▽切符を自分で買ってJRに乗ったこと、小樽の水族館や運河等での散策、グラスへの絵付け体験、札幌の温泉施設での入浴、商業施設での夕食や買い物、ゲーム場など、みんなで時間を共有したことはかけがえのないものになりました。
▽「自立」「自律」が子どもたちの成長の柱であることは間違いありません。今できないことも、いずれできるようになっていくことが目標です。自分で考え、他者との協力により課題を解決し、より良い生活につなげていく。そんな力をつけるヒントが修学旅行の中にたくさんありました。