学校ブログ

出発進行!

▽昨日、後期児童生徒会の任命式が行われました。夏休みも終了したところで新たなリーダー達が改めて決意を述べ、児童生徒会が再スタートです。新役員たちは、安心して学ぶことができる学校づくりに向けて決意がみなぎっています。全校生徒が力と心を合わせ、互いに協力してもらうことを願います。

▽本日、小5,6年生がフェリー最終便で修学旅行に出発します。児童の表情は、グループでの自主研修やガラス工芸体験などに胸躍らせ、楽しみいっぱいの様子です。貴重な体験をみんなでたくさん共有し、学びの多い旅行としたいですね。

明日、波浪による欠航が予想されるため半日早めの出発となります。保護者の皆様にはご負担をおかけしますが、ご理解・ご協力に厚くお礼を申し上げます。コロナ感染防止を徹底し、児童にとって思い出深い旅行となるよう努めて参ります。

任命式

「鬼脇」探訪 ~ 鬼脇海岸をたずねてきたヒグマ?!続報

7月25日夕方に鬼脇の南浜の道道でクマのような動物が目撃され、近くの海岸でも10cm位の「足跡」が発見されました!!専門家によれば、必ずしもクマとは断定できず、仮にヒグマとしても生後1年に満たない子熊の可能性があるとの事でしたが…。4年前には1912年にヒグマを駆除して以来、実に1世紀ぶりにヒグマが海を渡り鬼脇の沼浦海岸で「足跡」が見つかったり、無人カメラにもその姿が撮影される等の騒動となりました。(しばらくしてからパタッと姿を見かけなくなってしまいましたが…)では何故、クマが海を渡って来るかと言えば「エサ」や「メス」や「新天地」を求めて?との話もありますが、キタキツネも絶滅するなど島の厳しい環境下で、結局は撤退を余儀なくされるようです…。私も登別のクマ牧場を訪ねた際に、鉄柵の下からギブ・ミー・チョコレート(えさ)?!とばかりに手を挙げるヒグマを見ていると、どんどん生息域を追われ食糧を求めて止むにやまれず人里や新天地を求めるのか?ヒグマと(凶暴とはいえ)若干複雑な心境になってしまいます。

新チームへ

▽(中)放課後、教室を覗くとバドミントン部がミーティングをしていました。3年生が7月の大会をもって引退し、1,2年生による練習は既に始まっていましたが、改めて新たな目標づくりや今後の確認をしていたようです。

▽チームとして目標の共有はとても重要です。一見、シングルスなどは個人競技に見えますが、部員たちが互いに切磋琢磨し支え合うことで、技術と精神の向上につながることは明白です。みんな、真剣に論議している姿に、「強くなる」と確信しました(^o^)

▽先輩から後輩へ、こうしてチームの伝統や魂が受け継がれていきます。バドミントン部も安泰ですね。

バドミントン部ミーティング

校舎に活気が戻りました

▽利尻富士町は抜けるような青空と大きな白い雲が対比され、綺麗な空が広がっています。夏季休業が終了し、本日から日常の風景が学校に戻ってきました。児童生徒たちは、皆元気な様子で登校してきました。

▽「背がママの首のところまで伸びたよ!」「キャンプしてきた!」「サッカーの試合に出た」等々、笑顔で話してくれた児童たち。体中に『楽しかった』という感情が溢れ出ています。

▽人は決めた時点からいつでもスタートできます。自分の意志で何度でも始められます。できなかったことができるようになるために、利小鬼中の児童生徒たちは、再び、新たな目標をもって走り出しました。好きなことや頑張りたいことを自分で見つけ、取り組んでいけることを願います(^^)/

▽全国と同じく管内もコロナ感染者数の高止まりが続いています。学校も気を緩めず、感染防止対策(マスク、手洗い)をしなければと肝に銘じる今日この頃です。

 

「鬼脇」探訪 (番外編) ~ 礼文小学校をたずねて

先日の「礼文まんじゅう」紹介以来、再び礼文町香深の地を訪れましたが…海抜50mの高台の地にそびえ立つ「礼文小学校」は、大日本帝国憲法が発布された1889年に開校し、創立134年を迎えました。(利尻小にも引けを取らぬ「白亜の新校舎」でしたが)並立する香深中学校の生徒と共に、215段の「学校坂道」を毎日児童が登っている事だけでも(貴校の教育目標である「体を鍛える子」に合致して)メタボ状態?の私から見れば感服してしまいます…。ただ、登りきって振り返ると、目前に広がる香深港ごしの利尻富士が、あたかも鹿児島(錦江湾)に鎮座する桜島が如く、とても壮観な佇まいに改めてビックリ致しました!!映画「北のカナリアたち」で教鞭をとられ、変わらぬ美しさの吉永小百合先生と共にこの風景をポスターに収めれば「JR東日本」の広告とも遜色のない位で、絶景に胸いっぱい?になった私は、再び礼文まんじゅうを手に携え、利尻への帰礼文小途に付きました…。礼文小2

「鬼脇」探訪 ~ 石埼灯台をたずねて

私が以前、夜中にサロベツから抜海に向け直線道路を北上した際、海の先にぼんやりと見える利尻富士のふもとで、鬼脇への帰りを待つホタル?が如く「ピカッ!」「ピカッ!」と光る灯台の光に、何故か自身の心が洗われる想いがしたことを覚えています。この「石埼灯台」の紅白のコントラストは、古めかしさを全く感じさせませんが、最初に出来たのは戦前で、当時のニシン漁など水産資源の宝庫であった利尻水道を通る漁船や商船にとっては欠かすことの出来ない灯台でもあり、30メートル級は無人灯台としても全国有数とのことです。昔に「喜びも悲しみも幾歳月」という映画(中井貴一さんの父・佐田啓二さん主演で、石狩浜など厳しい土地で灯台守を勤める内容)がありましたが、この「石埼灯台」も佐田啓二さん同様に、体を張って海石埼灯台を守って来たのか!と思うと感慨に浸ってしまいます…。

「鬼脇」探訪 ~ 金刀比羅神社をたずねて

利尻小鬼脇中から近い場所に「金刀比羅(こんぴら)神社」がありますが(以前、本家本元である香川県琴平町の「こんぴら宮」を訪ねた際には、山頂にある本殿まで、階段にして”785段”もあったので、到着した頃には動悸・息切れ・目まい?と立ちくらみにしばらく襲われた記憶があります。)元々「こんぴら」の神はインドから日本へ伝来した際に、漁業や航海・廻船業の人々から「航海安全の神」として崇められており、今から140年前に兵庫県から鬼脇へ移住して、漁業と廻船業を営んでいた八代市松氏によって勧請(本家香川県への分祀の依頼)が行われ、現在の地に建立されたとのことです。本殿では今も、鯛や釣り竿を手に取る「えびす様」を拝して、鬼脇の海を見守る「漁業神」として鎮座しております…とりわけニシン景気に沸いた頃には、子ども達の相撲大会などが盛大に開催されたとの記載もあり、往時の華やかさが偲ばれます。これからも鬼脇の平穏な海へのご加護と共に(7月15日に利尻小鬼脇中へ来訪された栗山監督が率いた)北海道日本ハムファイターズの更なる飛躍を心より祈願しました!!金刀比羅神社

「鬼脇」探訪 ~ 南浜獅子神楽をたずねて

 富山県から南浜へ入植された方々が、神社にて笛や太鼓の音に合わせて舞を行い、天狗と獅子を闘わせることで護身や邪気払いをすると共に、豊漁・豊穣の舞や感謝の舞を行うことで住民の安寧を祈念する伝統芸能で、以前には利尻小学校で「神楽少年団」を結成して教育活動の一環に「獅子神楽」が取り入れられておりました。(現在も公民館事業として普及) 元々「神楽」の発祥は、三種の神器でおなじみの伊勢神宮や熱田神宮で舞った「宮神楽」のようです。ただ出雲大社近くの石見神楽のように地元の文化に根差した「里神楽」(南浜も同様)へと派生し、神楽を司る「獅子頭」はまさに神の化身なので、幸の薄い?私自身も、是非ともあやかりたい限りです…。ちなみに「南浜獅子神楽」発祥の地・富山県は、都道府県別の「昆布」消費量がダントツの首位なので(江戸時代に越中の薬売りが、中国から漢方薬の原料を琉球(薩摩)経由で取り寄せる為に、交換品として大量の昆布を北海道から富山に買い付けていた名残りでトップとの事です。)富山と北海道の深い歴史の神楽縁を感じます。

栗山監督来校!

 7月15日(金)に前日本ハムファイターズ監督であり、現WBC日本代表監督である栗山英樹氏が来校しました。大変短い時間ではありましたが、子どもたちの質問に答えて下さったり、夢や希望抱かせるお話しをしていただきました。
 さて、栗山監督の学生時代ですが、大学のリーグ戦において投手として25勝8敗。打者としてはリーグ史上3位のシーズン3割8分9厘という成績を残し、実は、学生時代からいち早く二刀流を実践していた!?のかもしれません。
 栗山監督は児童生徒と触れ合いながら「好きであること」の大切さを力説されていました。具体的なお話の概要は、このHPの学校だよりNO,5をご覧下さい。
 栗山監督には、会場の児童生徒が夢や希望を抱ける元気の出るお話をしていただきありがとうございました。WBC優勝の暁には再度訪問して頂けるとおっしゃっていたので、優勝を信じて監督と選手を後押しできるよう、鬼脇の地からみんなで応援しています。優勝した暁には是非、御来校下さい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「鬼脇」探訪 ~ ヤムナイ沢をたずねて

 利尻小鬼脇中学校の側にある林道を暫く車で駆け上がると、今はなき利尻富士の鬼脇ルートの登山口にぶつかります。その先をしばらく登っていくと、絶景の日本海を背にして、目の前にはゴツゴツとした岩壁とともに、初夏でもダイナミックな雪渓の沢が広がります。ヤムナイ沢はまさに利尻の「上高地」と言っても過言ではない!!(実際に行ったことはありませんが…)「手つかずの絶景」とはよく言いますが、身近にこんな贅沢な空間があるのに余り知られていないとは…「灯台もと暗し」とはこの事です。(私はアルピニスト野口健ではないので、流石に上級者向け?の雪渓歩きは回避したいですが…)ヤムナイ沢